任期満了に伴う山形県尾花沢市長選挙(2022年7月17日告示、7月24日投開票)に現職の菅根光雄氏が再選を目指して立候補する意向を表明されていますので菅根氏に関する情報をまとめています。
菅根光雄氏の
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・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
菅根光雄/尾花沢市長選挙の経歴や家族は?
名前 | 菅根光雄(すがねみつお) |
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生年月日 | 1951年6月1日 |
出身地 | 山形県新庄市 |
最終学歴 | 法政大学法学部法律学科卒業 |
職業(前職) | 尾花沢市議会議員(前職)→尾花沢市長(現職) |
趣味 | そば打ち(おばね蕎麦打ち愛好会会長) |
菅根光雄氏は山形県新庄市生まれで、お父様の仕事の関係で中学2年の時に尾花沢市に移住しました。
山形県立楯岡高等学校卒業、東京の法政大学法学部法律学科に進学して卒業しました。
高校卒業と大学進学が1971年です。高校卒業までに2年間の留年期間があった模様です。
東京の大学卒業と同時に地元尾花沢市内の星川保松司法書士事務所に就職し、ほぼ同時期に学習塾経営を開始しました。
司法書士事務所は4年目に退職しましたが、学習塾は少なくとも15~20年近く経営を続けています。現在も同塾は存続している模様です。
政界進出は、大学を卒業して学習塾経営約20年の後に、44歳で初めて尾花沢市議会議員に就任しました。
市議会議員在職中は議長を務められたこともあります。
また、50歳頃になって有限会社中央興産も設立されています。同社は現在も福島県で存続している模様です。
市議会議員6期目途中で尾花沢市長に当選しました。市長に立候補するまで市議会議員を四半世紀近く務めたことになります。
経歴を時系列にした表が公開されています。
1975年 5月 菅根學燈塾創立
1978年11月 上記事務所退職
1989年 8月 菅根學燈塾東根教室開校
1995年 7月 尾花沢市議会議員就任
2001年 4月 有限会社中央興産設立
2018年 4月 尾花沢市議会議員辞職
2018年 8月 尾花沢市長就任
また、他にも次のとおりの経歴をお持ちです。
・村山北部土地改良区理事長
・尾花沢市福祉協議会会長
・北村山公立病院副管理者
・北村山広域事務組合副管理者
・山形県食肉公社取締役
菅根光雄/尾花沢市長選挙の学歴は?
菅根光雄氏の学歴は、山形県立楯岡高等学校卒業、法政大学法学部法律学科卒業です。
出身高校は?
山形県立楯岡高等学校は、山形県村山市に所在していましたが、2016年を以て閉校しました。
同校は、1904年に楯岡町有志婦人が創設した「私立楯岡女学会」を淵源とし、1921年に山形県に移管されて「山形県立楯岡実科高等女学校」として創立されました。
1949年に男女共学となり、翌1950年に菅根氏在校中の名称であり最後の名称でもある「山形県立楯岡高等学校」に改称されています。
閉校当時(2016年)の在校生は、同校閉校の同年に開校した山形県立東桜学館中学校・高等学校に転学しました。
出身大学は?
法政大学は、東京都内の大学で、市ケ谷、多摩、小金井にキャンパスがあります。
その歴史は1880年、在野の法律家、金丸鉄、伊藤修、薩埵(さった)正邦らが東京法学社を設立した時に始まります。
1918年の大学令により、私立大学の設置が認可され、1920年に財団法人法政大学が発足します。今日の名称と形を持った法政大学の誕生です。
当初設置されたのは法学部と経済学部であり、これに予科と専門部が加わる構成でした。
現在は学部、大学院、専門職大学院、通信教育部、付属校を擁しています。
学部は法学部、文学部、経営学部、国際文化学部、人間環境学部、キャリアデザイン学部、デザイン工学部、GIS(グローバル教養学部)、経済学部、社会学部、現代福祉学部、スポーツ健康学部、情報科学部、理工学部、生命科学部を擁しています。
大学院は人文科学研究科、国際文化研究科、経済学研究科、法学研究科、政治学研究科、社会学研究科、経営学研究科、キャリアデザイン学研究科、公共政策研究科、政治学/公共政策研究科、政策創造研究科、人間社会研究科、スポーツ健康学研究科、理工学研究科、情報科学研究科、デザイン工学研究科、情報科学/理工学研究科があります。
菅根光雄/尾花沢市長選挙の家族は?
菅根光雄氏の現在の家族は、奥様、ご長男、そして、愛犬の空ちゃん(13歳)です。
菅根光雄/尾花沢市長選挙の年収は?
菅根光雄氏の設立された学習塾と有限会社中央興産は、現在も存続している模様です。
ただ、有限会社中央興産の代表取締役は現在は別の人がされています。
学習塾の経営も市長自らができるものとも思えませんので、こちらも現在は引退されているものと思われます。
菅根氏の収入は市長職のみと推定するのが妥当と考えます。
尾花沢市のホームページ上に「尾花沢市の給与・定員管理等の状況」が公開されています。
最新データは2022年度分であり、13ページ目を見ると、下表の計算により、菅根光雄氏の市長としての年収は基本的には12,048,400円と推定できます。(通勤手当等を除く)
期末手当:( 728,000円/月 × 1.4 ) × 3.25か月 = 3,312,400円
ただ、今回は任期満了で更に退職金24,767千円が支給されます。
合計すると直近の市長としての年収の推定額は約36,815千円となります。
菅根光雄/尾花沢市長選挙の実績や評判は?
「みんなでつくる尾花沢の会」という後援会の存在が目を惹きます。そういった草の根の支持を集められる人柄ということなのでしょう。
そのサイトの「政策」ページに1期目の実績が掲載されています。
➁病児・病後児の保育対策、子育て支援の拡充
➂若い世代の定住・移住を促進する私有地活用の安価な宅地供給推進
➃流水溝の整備。間口除雪、積極的は克雪対策の推進
➄周年農業による所得向上・6次産業の推進と後継者の育成
➅R347号線通年通行を生かし、交流人口・農畜産販路拡大
➆企業支援、起業支援、地場産業の育成と雇用の創出
➇居場所作りや公共交通の改善で高齢者の元気づくり
➈新庁舎での笑顔あふれる窓口業務とあったかい行政の推進
➉空き公共施設の解体等を含む中長期財政計画の策定
また、新型コロナワクチン接種の早期実施も実績として訴えられていました。
菅根光雄/尾花沢市長選挙の公約は?
菅根光雄氏の公約は実績として「政策」ページに掲載されていることの継続といえそうです。
子育て支援、若者の定住促進等に力点が置かれている模様です。
人口減少・流出対策として掲げる政策の一つが、格安の宅地供給による若者の定住・移住支援促進です。
目線は高齢者にも向け、「いつでも集まれる居場所づくり」を盛り込みました。
雪対策などにも積極的に取り組む考えが示されています。
菅根光雄/尾花沢市長選挙の立候補した理由は?
菅根光雄氏は、今回が市長2期目への挑戦です。
地方公共団体の長が自ら仕事を成し遂げたと言い切れるには、2~3期を要するケースが多い模様で、菅根氏も例外ではないと思われます。
菅根光雄/尾花沢市長選挙の選挙結果は?
菅根光雄氏は1995年から6期連続で尾花沢市議会議員を務めた後、2018年に同市長に立候補して初当選しました。
詳しくは以下のとおりです。高投票率が印象的です。
【尾花沢市議会議員選挙】
2011年7月10日 684票(無所属) -11位<当選>(定数:16 候補者:17 投票率:81.96%)
2015年7月12日 731票(無所属) – 5位<当選>(定数:16 候補者:17 投票率:78.31%)
※1995年以来6期連続当選。2003年以前のデータは見付からず。
【尾花沢市長選挙】
投票日2018年7月15日 | 菅根 光雄(新人)(無所属) 5,414票 結城 裕(新人)(無所属) 8,899票 |
投票率 76.08% |
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今回の選挙は前回と同じく元防衛省職員の結城裕氏(65)との一騎打ちとなります。今回も共に無所属での立候補です。
菅根光雄/尾花沢市長選挙の引退の可能性は?
菅根光雄氏には現在、引退を示唆する情報はございませんが、筆者には今回の選挙は激戦が予想されます。
71歳という年齢は決して若いとはいえず、今回の選挙は今後の政治家生命を左右するかも知れません。
今回当選すれば、あと1期ぐらいの挑戦は可能かと感じられます。
まとめ
菅根光雄氏は、東京の大学卒業と同時に地元尾花沢市内の司法書士事務所に就職し、学習塾経営を開始しました。
学習塾の方は少なくとも15~20年近く経営を続け、現在も同塾は存続している模様です。
学習塾は基礎学力を身につけることを重視し、「子どもたちに希望を持ってもらう」ことを目的とするとのことでした。(毎日新聞)
学習塾経営の先に市議会議員があったところに弱者への優しさ・共感が窺えます。
「みんなでつくる尾花沢の会」という後援会の存在が目を惹きます。そういった草の根の支持を集められる人柄ということなのでしょう。また、その公式サイトには「信頼と共感の市政」「『市民がファースト』をもとに協同のまちづくり」とあるのが印象的でした。
今回の選挙は前回と同じく元防衛省職員の結城裕氏(65)との一騎打ちとなる公算です。
菅根氏と結城氏とは共に無所属での立候補で、政策面で一致するところはありますが、学習塾経営出身の菅根氏に対して防衛省職員の結城氏という経歴の違いが、有権者にとっては大きな判断材料と思われます。
また、菅根氏は政党からの推薦を受けない「市民党」を掲げているのに対し、結城氏は自由民主党県連や公明党県本部からの推薦を受けていることも違いといえます。
結城氏の陣営に対し、菅根氏が1期4年間の実績を訴え切って勝ち抜けるかも今回の選挙のポイントと思われます。