任期満了に伴う新宿区長選(2022年11月6日告示、11月13日投開票)で、よだかれん氏が出馬の意向を表明しました。
こちらのページでは、よだかれん氏の
・経歴
・家族
・年収
・選挙結果
などについて記事を書いていきます。
よだかれん/新宿区長選挙の経歴は?
よだかれん氏のプロフィールを簡単にまとめてみました。
名前 | 依田花蓮(よだかれん) |
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生年月日 | 1972年1月27日 |
出身地 | 愛知県豊橋市 |
最終学歴 | 青山学院大学法学部私法学科卒業 |
職業(前職) | 行政書士 |
趣味 | 非公表 |
よだかれん氏は1972年に愛知県豊橋市で生まれ、高校卒業後、青山学院大学法学部私法学科に入学しています。
大学を卒業したのちは、芸能界を目指し、ショーパブなどで働き、その後2018年8月から政治活動を開始し、福島瑞穂氏が主催する道場「みずほ塾」に参加しました。
そして、2019年4月21日に行われた新宿区議会議員選挙に無所属で立候補し、得票数4位を獲得し初当選し新宿区議会議員となりました。
父の仕事の関係で小学6年生ら高校1年生の間は沖縄県で過ごしており、そこでの生活はその後の政治家としての土台となっているとのことです。
トランスジェンダーを公表しており、元々の出生名は「依田秀亮(しゅうすけ)」で男性でした。
2008年に性別適合手術を受けており、その当時から「花蓮」の名前を名乗りはじめ、2009年7月に家庭裁判所にて女性への性別変更を行っています。
よだかれん/新宿区長選挙の学歴は?
よだかれん氏が卒業した高校は愛知県立日進西高等学校、卒業した大学は青山学院大学法学部私法学科と記載がありました。
出身高校は?
愛知県立日進西高等学校は愛知県日進市浅田町に所在する公立の高等学校であり、卒業生にはロックバンド・フラワーカンパニーズの鈴木圭介さん、ミスター小西さんなどがいらっしゃいます。
開校39年目を迎える比較的歴史の浅い学校であり、2022年度版の高校偏差値ランキングでは愛知県103位 (415件中)、愛知県公立57位 (253件中)の実績を持っています。
出身大学は?
よだかれん氏が入学した青山学院大学は、1949年に設置された私立大学です。
キリスト教を教育の基本に置いた大学であり、特に「キリスト教概論」の講義は、建学理念のバックボーンを理解するために必修科目として位置づけられています。
また、英語教育に熱心な大学としても知られており、「英語の青山」と称されることもあります。
よだかれん/新宿区長選挙の家族は?
家族構成についてですが、よだ氏はトランスジェンダーでありますが、よだかれん氏のブログ上では、パートナーの存在を示している記述がありました。
パートナー・及びご家族それぞれのお名前等の詳細の情報は見当たりませんでした。
よだかれん/新宿区長選挙の年収は?
今現在のよだかれん氏の収入に関する情報は得られませんでしたが、よだかれん氏はこれまで新宿区議会議員を1期務めています。
参考として、新宿区議会議員の給与月額は613,000円との記載がありました。
(参照:新宿区:よくある質問と回答:詳細)
このことから、新宿区議会議員の給与を年収に換算すると、
期末手当が年間で2,754,620円支給されますので、おおむねの年収は合計で10,110,620円の計算となります。
よだかれん/新宿区長選挙の実績や評判は?
よだかれん氏は先述の通り、直近では新宿区議会議員を務めています。
よだかれん氏の評判についての詳しい情報は得られませんでしたが、自身がトランスジェンダーであるという立場から、性的マイノリティー(LGBTQ)に関する活動に講演者として多く参加しています。
2020年1月に開かれた「第1回新宿区LGBTのミーティング」に講演者として参加し、新宿区における同性パートナーシップ制度の導入を訴えているほか、LGBT当事者らでつくる市民団体「新宿LGBT区民の会」の提案を受け、「新宿区パートナーシップ及びファミリーシップ届出制度」の条例案を立案し、2021年3月に区議会本会議に同条例案を提出しています。
結果は賛成少数で否決されていますが、よだ氏は過去札幌地裁にて同性婚を認めないことを違憲と判断する判決が出たことに触れ、
「法制化の後押しをすべく、区でも制度を誕生させる必要性が高まったといえるのではないか」
と強調しています。
(参照:LGBT当事者が求めた「パートナー制」条例案 新宿区議会が否決:東京新聞 TOKYO Web)
こうした立案実績があることからも、性的マイノリティの支持者を中心とした区民からの期待も厚いものであると思われます。
よだかれん/新宿区長選挙の公約は?
よだかれん氏のホームページには「基本政策」が掲げられています。
よだかれん氏は以下のように理念を掲げています。
「憲法愛するトランスジェンダー」を自称するよだかれんは、日本のど真ん中の新宿区から、憲法の理念が実現された街づくりを目指します。
すべての人の基本的人権が守られ、主権は区民がしっかり握って権力の暴走を許さず、絶対に戦争をさせない。
それでこそ、誰もがのびのびと人生を謳歌し、悔いのない人生を送ることが出来るのです。
人生最期の瞬間に、「最高の人生だった!みんなありがとう、バイバ―イ‼」と叫びたくなるような人生を送るために必要な施策を、皆さんとともに生み出したいと思います。
10月11日時点で、ホームページには今回の区長選における公約等は公表していませんでしたが、出馬会見では区独自に同性カップルや事実婚を公的に認める「パートナーシップ制度」の導入や、徹底した公文書管理による情報公開などに取り組むとしています。
(参照:新宿区長選候補によだかれん氏/「子どもに誇れる新宿に」よだ氏会見 | 日本共産党 東京都委員会)
よだかれん/新宿区長選挙の立候補した理由は?
よだかれん氏は新宿区長選出馬において、以下のように語っています。
と語っており、新宿区長選に向けては、主に性的少数者やひとり親家庭、DV被害者や子どもとった弱い立場にある人を支援し、区民の声を反映する区政の実現を会見やその他SNSでも強調しています。
自身が性的少数者の代表としても、区政からこうした現状を変えたいという思いを持って出馬に至ったものと考えられます。
よだかれん/新宿区長選挙の選挙結果は?
過去、よだかれん氏は新宿区議選に1回、参議院議員選挙に全国比例代表として1回出馬しています。
過去出馬した選挙の結果は以下の通りです。
新宿区議会議員選挙 (2019年04月21日投票) |
投票率37.93% 2,983票(当選) |
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第26回参議院議員選挙比例代表 (2022年07月10日投票) |
れいわ新撰組:得票率4.37% 14,821票(落選) |
よだかれん/新宿区長選挙の引退の可能性は?
よだかれん氏の引退の可能性について調べてみましたが、引退についての情報は得られませんでした。
長年トランスジェンダーとして講演も含めて多くの活動を続けており、今回の区政への強い思いを考慮すると、現時点で引退を考えている可能性はないと思います。
まとめ
自身の経験をもとに、少数意見の意見を汲み上げることに取り組み続け、活動基盤を築き上げてきたよだかれん氏。
現段階で新宿区長選挙にはよだかれん氏のほかに、現職の吉住健一氏が立候補を表明しています。
対抗相手となる吉住健一氏は、2014年から新宿区長として活動しており、自民、公明両党が推薦を決めていることも強みです。
それに対してよだかれん氏が、どこまで支持を拡大できるかが鍵であると思われます。
最後までお読みいただきありがとうございました。