今回の記事では2025年1月19日告示、1月26日投開票予定の唐津市長選挙に出馬した浦田ゆきひこ氏について記事をまとめていきます。
浦田ゆきひこ氏の
- 経歴
- 家族
- 年収
- 選挙結果
などについて記事を書いていきます。
浦田ゆきひこ/唐津市長選挙の経歴は?
【新時代の唐津へ、明日一歩踏み出します!】
1月13日の唐津市長選候補者による公開討論会にお越しいただいた皆様、そしてテレビでご覧いただいた皆様、心より感謝申し上げます。… pic.twitter.com/BuUNFjR5Ux— 浦田ゆきひこ (@yukihikourata) January 18, 2025
名前 | 浦田征彦(うらたゆきひこ) |
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生年月日 | 1968年4月5日 |
出身地 | 佐賀県唐津市 |
最終学歴 | 唐津商業高等学校卒業 山口大学経済学部卒業 カリフォルニア州立大学サンバーナーディーノ校MBA(経営学修士)大学院卒業 |
職業(前職) | Globalbyte Inc. 代表 (公財)石井育英会 事務局長 (一社)ビジットサガ 専務理事 |
趣味 | 映画鑑賞、DIY、家庭菜園、旅行、グルメ、歴史 |
浦田ゆきひこ氏は、佐賀県唐津市で生まれ、司法書士を営む両親のもとで育てられましたが、この唐津で過ごした日々が、ご自身の人格形成に大きな影響を与えていると振り返っておられます。
唐津商業高校では生徒会長を務め、推薦で国立山口大学に進まれています。
大学在学中に1年休学し、アメリカへ短期留学をされ、その際に大学院を見学されたことがその後の進路選択につながったようです。
大学卒業後渡米し、カリフォルニア州立大学の大学院でMBA(経営学修士)を取得され、その後に現地で半導体関連の事業を起業していらっしゃいます。
15年で年商30億円を達成するなどの実績も含め、30年以上にわたりグローバルビジネスの最前線で経験を積んでこられました。
8年前に帰国してからは、モンテッソーリ教育を取り入れた保育事業の起ち上げ、さらに公益財団法人の事務局長として、返済不要の奨学金事業を運営し、教育分野に尽力しておられます。
また、地元である唐津市で経営コンサルティング会社のGlobalbyte Inc.代表としても活動していらっしゃいます。
浦田ゆきひこ氏は、日本を長く離れていたからこそ日本に戻ってからの8年間、故郷の唐津を冷静に見ておられたようです。
過去8年間にわたる唐津の停滞の最大の要因を、浦田ゆきひこ氏は、資源や社会環境の変化以上に明確なビジョンを持つリーダーシップの不在、と指摘しています。
そして、今回、浦田ゆきひこ氏を市長選へ向かわせたのは、「今、唐津を変えなかったら、子どもたちの時代に間に合わない!」という危機感だったようです。
浦田ゆきひこ氏にとって『特別な街』である唐津には、ポテンシャルがあると信じ、市民が誇りを持てる唐津を再構築するべく市長選への出馬を決意されています。
浦田ゆきひこ/唐津市長選挙の学歴は?
浦田ゆきひこ氏の学歴は、佐賀県立唐津商業高等学校卒業、国立山口大学経済学部卒業、カリフォルニア州立大学サンバーナーディーノ校MBA大学院卒業です。
出身高校は?
佐賀県立唐津商業高等学校は、1917年開校した「私立唐津商業補習学校」を前身としていますが、数回の移管・改称を経て、1962年に現校名となり2017年に創立100周年を迎えました。
唐津商業高校は、佐賀県唐津市にある県立の商業高校で、商業科・会計科を設置しています。
ただし、入学時はくくり募集で、1年のうちに適性を見極めたうえで自分に合った学科・コースに進みます。
商業科は、2年次よりOAビジネスコース、情報処理コースのいずれかを選択し、会計科は2年次より国公立大学への進学を目指すための学習を行います。
商業の専門高校として優れた人材が輩出されており、難関の税理士試験合格者も出るなど、地元唐津はもとより、全国各地の様々な業界においてリーダー的役割を担われ活躍されている方が多数います。
卒業後の進路決定率100%で、四年制大学や専門学校等の進学者と地元企業をはじめとする就職者の比率は65%、35%となっています。
浦田ゆきひこ氏は在学当時、生徒会長を務め、成績優秀なこともあり、学校推薦を受け大学進学を果たしています。
出身大学は?
山口大学は、山口県山口市に本部を置く国立大学で、長州藩士の儒学者上田鳳陽によって1815年に創設された私塾山口講堂を淵源としており、1949年に学制改革の統合を経て大学設置されています。
人文学部、教育学部、経済学部、理学部、農学部、工学部、医学部、共同獣医学部、国際総合科学部の9学部9研究科を有し、学生数は学部生約8,500名、大学院生約1,500名です。
学内に大原学園グループとの連携による就職支援施設「O-HARA山口大学就職支援施設」が置かれ、キャンパス内に民間の就職支援施設を設置する唯一の国立大学です。
とくに、経済学部には経済学科職業会計人コースが設置され別途88万円程度の負担で大原簿記専門学校と連携する1年生後期から4年生8月までのカリキュラムで公認会計士試験、税理士試験に挑戦することもできます。
また、カリフォルニア州立大学サンバーナーディーノ校は、47の学士課程、28の修士課程、1つの博士課程を提供し、6つの学部で構成され、約1万7000人の学生が100以上の専門分野を学んでいる州立総合大学です。
毎年40カ国以上から800名程度の留学生を受け入れていますが、ロサンゼルスの周辺としては、比較的日本人留学生の数が少ないのも特徴のようです。
Princeton Review誌では西部の『最も優れている大学』に8年連続で選ばれ、全米で上位25%のトップ大学にランクインしている難関校です。
また、2012年には同大学のビジネス・アドミニストレーション学部はヨーロッパCEOマガジンより、「Most Innovative Business College(最も革新的なビジネス・カレッジ)」として評価されました。
これは世界の大学の中から18大学のみ(アメリカ国内では4大学のみ)が選ばれるという、名誉のある評価となっています。
浦田ゆきひこ氏は同校MBA大学院で学び経営学修士を取得されています。
浦田ゆきひこ/唐津市長選挙の家族は?
浦田ゆきひこ氏のご家族は、米国在学中に出会った台湾出身の奥様がいらっしゃいます。
浦田ゆきひこ氏は、米国で経営学修士(MBA)を取得後、現地企業勤務などを経て台湾などと取引する会社を創業されたのですが、その時から奥様と一緒に力を合わせて経営されたそうです。
浦田ゆきひこ氏の父親は今は亡くなっていますが、浦田ゆきひこ氏が小さい頃からご両親は唐津市で司法書士を営んでおられ、浦田ゆきひこ氏の人格形成に大きく影響されたようです。
浦田ゆきひこ/唐津市長選挙の年収は?
浦田ゆきひこ氏は、Globalbyte Inc. 代表、(公財)石井育英会事務局長、(一社)ビジットサガ専務理事などの役職についておられますが、年収については確認できませんでした。
浦田ゆきひこ/唐津市長選挙の実績や評判は?
浦田ゆきひこ氏は、政治家としてのご経験はないようです。
山口大学を卒業後、米国カリフォルニア州立大学サンバーナーディーノ校にて経済学部修士号を取得されました。
その後、BRANDIMPORT社を設立し、創業から15年で年商30億円を達成されるなど、グローバルビジネスの最前線で経験を積んでこられました。
2018年に帰国後は、返済の必要のない給付型奨学金を提供する公益財団法人石井育英会で事務局長を務める一方、福岡県にモンテッソーリ教育を取り入れた企業主導型保育所を開園し、幼児教育からアカデミック教育まで、日本の未来を担う人材の育成に力を注いでいらっしゃいます。
また、独自の顧客目線手法とデジタルトランスフォーメーションを活用した持続型経営モデルの専門家として、リーダー育成、事業戦略・成長戦略カウンセリング、さらには観光や地方創生の支援も行っておられます。
政治家としては異色の経歴といえそうですが、行政や政治の経験がないからこそ市民感覚に近く、さらには国際的なビジネス感覚を持っておられるという強みは市民の方から大きな期待が寄せられています。
浦田ゆきひこ/唐津市長選挙の公約は?
浦田ゆきひこ氏は、ご自身のホームページ、リーフレット等で、「経済」「観光」「教育」「健康」「環境」の5つを基本政策の柱として、下記のような5つの公約を掲載しています。
1 中小企業の稼ぐ力強化 佐賀県No.1の所得アップへ!
平均所得300万円を目指します。(現在の佐賀県8位から、4年間でトップ3位へ!)
2 滞在型リゾート地 唐津 〜魅力と人が繋がる合併全ての街へ〜
唐津本来の「海・山・里・歴史」を人・魅力・情報で繋げ、「観光・暮らし・働く」が循環する街
3 子育て世代が選ぶ豊かな街づくり 未来を育む唐津へ
女性と若者の視点をもっと活かす!全ての年代に優しい、地域相互支え合いのコミュニティーづくり
4 シニアが輝く街プロジェクト 快適でいきいきシニアライフ!
高齢者の生きがい創出と社会参加の場。地域の子供と触れ合え、地域に支えられる安心の日々と環境
5 教育と人材育成の強化 地域力とグローバルに挑む人材を育てる
大人・地域人材の学び直し支援。佐賀県で一番幸せなこどもが育つ環境は親も一緒に支える街から!
浦田ゆきひこ氏は、ご自身で起業や経営の経験があるだけでなく、経営学の専門家として経営コンサルタントもされておられるので、ビジネス感覚に長けた数字が説得力を強くしている印象です。
むしろ、浦田ゆきひこ氏の政策提示は、現在の唐津市が抱える問題を市民が具体的に理解できるように見える化しており、例えば、観光政策にしても市民は自分たちのやり方が旧態依然の方法であり、インバウンド誘致において出遅れていることに気づいてさえいないことを知ることに役立っていると思われます。
公約は、具体的にするほどのちの実績評価につながり易いのですが、浦田ゆきひこ氏の公約はまさに、のちの評価がしやすい指標がふんだんに盛り込まれている内容になっているようです。
おそらく、浦田ゆきひこ氏自身が、結果を出す覚悟で公約を提示している、ということであろうと推察します。
浦田ゆきひこ/唐津市長選挙の立候補した理由は?
浦田ゆきひこ氏が立候補した明確な理由は確認できませんでしたが、出馬会見の折には、「唐津市のポテンシャルを活かしておらず、豊かで魅力あるまちづくりの方向性が分かりにくい」と現市政を批判する姿勢を見せていました。
それに合わせて浦田ゆきひこ氏は、選挙以前の問題として、民主主義を支える市民の1人としての危機感を訴えていらっしゃいます。
つまり、唐津市長選挙が特別ではないが、選挙の投票率が低下傾向にあることを指摘し、行政に対する市民のあきらめに近い「他人事感」の蔓延を深刻に受け止めておられます。
そのうえで浦田ゆきひこ氏は、「自分たちが暮らす町の行政について、日常的に話題にできるような雰囲気をつくることがとても大切だ」と語り、「主役は市民、新時代の唐津へ、共に歩もう!」と決意表明しておられます。
浦田ゆきひこ/唐津市長選挙の選挙結果は?
浦田ゆきひこ氏は、これまで選挙への立候補の経験はないと思われます。
浦田ゆきひこ/唐津市長選挙の引退の可能性は?
浦田ゆきひこ氏引退についての情報は確認できませんでした。
浦田ゆきひこ氏は今回が選挙への初挑戦です。
浦田ゆきひこ氏自身は、市民の「他人事感」の危機感を強く感じて今回立候補しておられ、故郷唐津市への熱い思いがあります。
今回落選となっても、浦田ゆきひこ氏はこの危機感を自分事と捉え、市政への挑戦は続けていかれるのではないかと思われます。
まとめ
今回の唐津市長選挙、新人の浦田ゆきひこ氏以外の立候補者は、3期目を目指す現職の峰たつろう氏で、現職と新人の一騎打ちの構図となりました。
現市政への是非を問うとともに、進む人口減少と高齢化で、地域を支える世代の負担が重くなる中、地域振興や活性化を具体的にどうするのかがポイントとなりそうです。
また、唐津市議会議員選挙が同日にあり、定数28に対し現職16人、新人19人が立候補しています。
過去の選挙と比べても新人の割合が突出して高く注目される選挙となりそうですから、近年低下傾向であった市長選の投票率も上がるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。