任期満了に伴う岩手県大船渡市長選挙(2022年11月20日告示、11月27日投開票)に新人の鵜浦真紗子氏が当選を目指して立候補する意向を表明されていますので鵜浦氏に関する情報をまとめています。
鵜浦真紗子氏の
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・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
鵜浦真紗子/大船渡市長選挙の経歴や家族は?
名前 | 鵜浦真紗子(うのうらまさこ) ※本名:昌子 |
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生年月日 | 1955年 |
出身地 | 東京都生まれ岩手県大船渡市育ち |
最終学歴 | 国際基督教大学教養学部卒業 |
職業(前職) | 米NPO団体代表…大震災復興支援プロジェクト「LOVE TO NIPPON PROJECT」 |
趣味 | (不詳) |
鵜浦氏は東京都生まれで、大船渡小学校、大船渡中学校などを経て国際基督教大学を卒業後されました。
国際連合大学ゼロエミッション研究構想の設立メンバーとなったほか、愛知県で2005年に開催された「愛・地球博」では環境プロデューサーにも就任されています。
震災後は日米の復興支援の橋渡しを見据え、米国ロサンゼルスで大震災復興支援プロジェクト「LOVE TO NIPPON PROJECT」を設立し、今も代表として活動。南カリフォルニア岩手県人会長や、さんりく・大船渡ふるさと大使なども務められています。
愛・地球博 環境マネジメントプロデューサー 鵜浦真紗子氏 プロフィール
書籍『地球大交流 愛・地球博 -つながりのプラットフォームへの挑戦』 鵜浦真紗子氏は著者の一人
テッド・トキオ・タナカ氏、鵜浦真紗子氏御夫妻に対する総領事表彰 在ロサンゼルス日本国領事館
南岩手県人会ホームページ
…鵜浦真紗子氏が2017年1月に会長に就任
鵜浦真紗子/大船渡市長選挙の学歴は?
鵜浦真紗子氏の学歴は、国際基督教大学教養学部卒業です。
出身高校の情報は見付かりませんでした。
出身大学は?
国際基督教大学(ICU:International Christian University)は、東京都三鷹市に所在する私立大学です。
キリスト教長老派による創設で、米国型リベラル・アーツ・カレッジの形式を踏襲しています。
1949年、御殿場にあるYMCA東山荘で催された日米のキリスト教指導者による会議において、国際基督教大学の創設が正式に決定されました。
学部・学科は教養学部アーツ・サイエンス学科のみですが、大学院になると次のとおり専攻が分かれ、修士号や博士号を取得可能です。
博士前期課程:心理・教育学専攻、公共政策・社会研究専攻、比較文化専攻、理学専攻
博士後期課程:アーツ・サイエンス専攻
修士号:教育学、行政学、国際関係学、メディアと言語、社会文化分析、公共経済学、平和研究、比較文化、理学
博士号:学術
鵜浦真紗子/大船渡市長選挙の家族は?
在ロサンゼルス日本国領事館のホームページに、鵜浦真紗子氏が御夫君と共に総領事表彰され、ご家族の方も出席されていた記事が掲載されていました。
ここから、ご子息かご息女がおられるものと考えられます。
鵜浦真紗子/大船渡市長選挙の年収は?
NGO職員の平均年収は250万円以下との情報もあり、341万円との情報もあります。
鵜浦真紗子氏は代表なので、年収は350万円~400万円ぐらいと推測できるかも知れません。
ただ、鵜浦氏の現在の活動は全て無償で、無収入かも知れないとも思いました。
鵜浦真紗子/大船渡市長選挙の実績や評判は?
在ロサンゼルス日本国領事館のホームページに、鵜浦真紗子氏が御夫君と共に総領事表彰され、ご家族の方も出席されていた記事が掲載されていたことが象徴的と思われます。
鵜浦真紗子/大船渡市長選挙の公約は?
今回の選挙立候補者の公開討論会が11月14日に開催され、立候補者全員(新人5名)が「1)産業振興」「2)過疎化対策」「3)環境問題」「4)10年後の大船渡市ビジョン」のテーマについて意見を述べました。
鵜浦真紗子氏は次のとおり語られていました。
「大船渡市総合計画2021」を3つのキーワード「産官学協力」「産業クラスター取込」「ゼロ・エミッション(ゴミを宝に)」で検証する。
2)過疎化対策
大船渡市で大学生活を送れるようにサテライトキャンパス等を設置する。
持続可能性確保のために地場基幹産業を興す。当市はリサーチ力が弱いので強化する。
3)環境問題
産業の振興による給料アップ、学費確保。一次産業に注力する。
国際港湾都市計画を継続する。
環境問題への女性の関与を明確化する。例えば広島県では廃棄物の出し方の細分化により「ゴミが宝の山」になっている。
4)10年後の大船渡市ビジョン
現市長のプランを精査の上、是々非々でまちづくりをする。
この10年で大船渡市のハードウェアは充実した。今後は優しい街づくりや緑の豊かさを大切にする。
鵜浦真紗子/大船渡市長選挙の立候補した理由は?
10月23日夜、複数の市議会議長経験者を含む市民有志が鵜浦真紗子氏の自宅を訪れ、女性目線や国際経験を生かした市政運営に期待を込めながら出馬を要請。その場で鵜浦氏が起意を示したとのことです。
東海新報社の取材に対し、鵜浦氏は「子どもたちが大人になった時、古里に対して誇りを持てると同時に、地球目線で物事を考え、足元から行動して地域に貢献できるようなまちづくりを進めたい」と話されました。
鵜浦真紗子/大船渡市長選挙の選挙結果は?
鵜浦真紗子氏の国・地方公共団体への立候補は今回が初めてです。
鵜浦真紗子/大船渡市長選挙の引退の可能性は?
鵜浦真紗子氏は現在67歳なので、今後の確実と言えそうな活動期間は5~10年間でしょうか。
ただ、市長選挙の結果が振るわなかったとしても今までの活動は精力的に続けられると思われます。
まとめ
今回の選挙立候補者の公開討論会が11月14日に開催されていて、「1)産業振興」「2)過疎化対策」「3)環境問題」「4)10年後の大船渡市ビジョン」のテーマについて立候補者全員の考えを聞くことができました。
立候補者は鵜浦真紗子氏(イベント企画業)(53歳)、村上守弘氏(元会社役員)(63歳)、渕上清氏(前市議会議長・会社役員)(64歳)、佐藤寧氏(元市議会議員・会社員)(55歳)、鵜浦真紗子氏(米NPO団体代表)(67歳)の新人5名です。
鵜浦氏と村上氏は現市政の変革の立場、渕上氏と佐藤氏は現市政の継続の立場、鵜浦氏は基本的な政治との向き合い方や女性問題を取り上げられる部分が多かったと思われます。
率直に申し上げて、鵜浦氏から政策の具体性は今一つ感じ取れませんでした。
立候補した時期が公開討論会の僅か3週間ほど前で、それも要請を受けてだったので十分な準備期間が無かったことがあると思われます。
また、公開討論会の場で実に4テーマ中3テーマで最初に発言を求められていたことも、踏み込んだ発言をする上では不利に働いたのかも知れません。
過去の活動内容の濃さから、準備が十分ならば誰よりも具体的で斬新な政策を打ち出せたのではと予想され、筆者としては惜しいと感じた次第です。