任期満了に伴う埼玉県久喜市長選挙(2022年4月10日告示、4月17日投開票)に現職の梅田修一氏が再選を目指して立候補する意向を表明されていますので梅田氏に関する情報をまとめています。
梅田修一氏の
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・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
梅田修一/久喜市長選挙の経歴や家族は?
名前 | 梅田修一(うめだしゅういち) |
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生年月日 | 1974年4月23日 |
出身地 | 久喜市 |
最終学歴 | 慶應義塾大学法学部政治学科卒業 |
職業(前職) | 久喜市長 |
趣味 | マラソン、スポーツ観戦、ラーメン・蕎麦食べ歩き、温泉巡り、乗り鉄 |
梅田修一氏は地元久喜市の生まれです。鷲宮町立鷲宮小学校、鷲宮町立西中学校から慶応義塾志木高等学校、慶應義塾大学法学部政治学科へと進み、1997年卒業時に銀行に就職します。
3年後の2000年に外資系保険会社に転職して営業職を務めます。
更に3年後の2003年、鷲宮町議会議員に挑戦し初当選しました。
鷲宮町は2010年に久喜市に合併されますが、梅田氏は合併後も併せて4期連続で町議会議員・市議会議員に当選しました。
鷲宮町議会議員と久喜市議会議員の各々の時期に1回ずつ副議長を務めています。
通算4期目途中の2015年に埼玉県議会議員に立候補しますが落選。
2018年、久喜市長に初当選しました。
以下の役職も歴任しています。
・鷲宮町合併後の新・久喜市商工会の初代青年部長
・公益社団法人春日部法人会青年部会長
・久喜宮代衛生組合管理者
・利根川栗橋流域水防事務組合管理者
・埼玉東部消防組合副管理者
・久喜市社会福祉協議会会長
・久喜市民大学・久喜市高齢者大学学長
・久喜マラソン大会実行委員会大会会長
・見沼代用水土地改良区理事 など
梅田修一/久喜市長選挙の学歴は?
梅田修一氏の学歴は、慶応義塾志木高等学校卒業、慶應義塾大学法学部政治学科卒業です。
出身高校は?
慶応義塾志木高等学校は、埼玉県志木市にある慶應義塾の一貫教育校です。
1947年9月、慶應義塾の塾員で、日本の電力開発に最も大きな功績を残した松永安左ヱ門氏(1875-1971)から、財団法人東邦産業研究所の土地と建物が慶應義塾に寄贈されました。
それを受けて志木の地に移転してきた慶應義塾獣医畜産専門学校を基礎として、翌1948年5月に開校したのが、本校の前身である慶應義塾農業高等学校です。
その後、同校は1957年4月に普通高校に転換、同時に慶應義塾志木高等学校と改称され、学校長の推薦によって卒業生のほぼ全員が慶應義塾大学に進学する全日制普通科の男子校として今日に至っています。
偏差値が極めて高く、埼玉県内1位、全国でも10位です。
出身大学は?
慶應義塾大学は、1858年に潘命により、中津藩中屋敷内(現在の東京都中央区明石町)に福澤諭吉が開いた蘭学塾が起源です。
1863年に英学塾に転向します。
そして、1868年、時の年号をとって塾名を「慶應義塾」と定め、家塾から脱して近代私学として発足しました。
早稲田大学と共に「私学の雄」と称され、日本の私立大学の最高峰とされることが多い大学です。
現在、東京都港区三田に本部を置き、東京都と神奈川県に跨って、三田、芝共立、信濃町、矢上、日吉、湘南藤沢の6カ所に主なキャンパスを有しています。
以下10学部の他、大学院、小・中・高等学校、幼稚舎等を擁しています。
史学系<専攻:日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学>、
文学系<専攻:国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学>、
図書館・情報学系<専攻:図書館・情報学>、
人間関係学系<専攻:社会学、心理学、教育学、人間科学>)
経済学部(経済学科)
法学部(法律学科、政治学科)
商学部(商学科)
医学部(医学科)
理工学部(機械工学科、電気情報工学科、応用化学科、物理情報工学科、管理工学科、数理科学科、物理学科、化学科、システムデザイン工学科、情報工学科、生命情報学科)
総合政策学部(総合政策学科)
環境情報学部(環境情報学科)
看護医療学部(看護学科)
薬学部(薬学科<6年制>、薬科学科<4年制>)
梅田修一/久喜市長選挙の家族は?
梅田修一氏の家族は、奥様と、男の子2人(3歳・1歳)の4人です。
梅田修一/久喜市長選挙の年収は?
久喜市のホームページ上に「久喜市の給与・定員管理等について」が公開されています。
最新データは2020年度分であり、7ページ目を見ると、梅田修一氏の市長としての年収は基本的には16,651,800円であることがわかります。(通勤手当等を除く)計算式は次のとおりです。
期末手当:957,000円/月 × 4.5か月 × 1.20 = 5,167,800円
ただ、今回は任期満了で更に退職金 18,489,240円が支給されます。計算式は次のとおりです。
合計すると2021年の市長としての年収は35,141,040円と推定されます。
梅田修一/久喜市長選挙の実績や評判は?
梅田修一氏に、2020年に新庁舎建設を表明しましたが、「決定過程が不透明」との批判や、「耐震補強済みの現庁舎を使い続けるべきだ」という指摘などを受けて、今年2022年2月に撤回しました。(朝日新聞 2022年2月7日記事より)
このことが対立候補2人から「(一度表明しておいて撤回したことが)市民の分断を生んだ。」「市民サービス低下の一方で、無駄遣いの提案がなされた。」などと批判されています。
とはいえ、現在の市庁舎等が解決すべき問題になっていたことは事実のようです。
梅田氏が表明し撤回した新市庁舎建設案が最適解だったか無駄遣いだったかは、あくまでも今後の検証が必要と思われます。
ただ、結果として混乱を招いてしまったことはあり、その混乱がどの程度の深刻さか、気になるところではあります。
他には特に目立った失政の情報はないようです。
梅田修一/久喜市長選挙の公約は?
梅田修一氏は公式サイトで「誰もがみんな住みやすい、くきのまちづくり!『虹の架け橋』久喜市の輝かしい未来に向けた7つの政策」を発表しています。
具体的にスッキリとまとめられていると感じました。
更なる要約は困難なので、そのまま転記します。
市民との協働や定住促進等により、市民一人ひとりが主役の住みやすいまちづくりを進めます。
■若年層の市民参加の促進
■外国籍市民への支援、定住促進や婚活支援の取組み
■行政デジタル化の推進とより便利な窓口サービスの提供 等
2.発展性 土地の高度利用や交通利便性の向上を図り、発展し続けるまち
スマートIC・幹線道路の整備や公共交通の充実を図ることで、持続的に発展する活気あるまちづくりを進めます。
■久喜駅周辺のまちづくりの推進
■久喜駅東口における圏央道スマートICの整備の推進
■南栗橋8丁目周辺地区のまちづくりの推進
■交通網を生かした産業系土地利用の促進
■住環境の向上を図る空き家対策 等
3.豊かさ 豊かな地域資源を活かし、産業の中心となるまち
久喜市が持つ地域資源やポテンシャルを最大限に生かし、埼玉県東北部の中心都市としてふさわしい産業振興を図ることで、経済活動を活性化させます。
■ビジネスグランプリの実施
■市内事業者への支援、インキュベーション施設整備への補助
■農業への新規参入に対する支援
■農業振興拠点(道の駅)の整備 等
4.安心 誰ひとり取り残させないやさしさにあふれ、安心して暮らせるまち
市民の皆様のニーズを踏まえながら、防災対策や子育て支援、福祉政策を充実させ、誰もが安心して生活できるまちづくりを進めます。
■防災アプリの導入
■防災公園施設の整備
■地域防災力の強化
■桜田子ども関連施設の整備
■地域子育て支援の充実
■保育所・子ども食堂への支援
■健康づくり事業の推進、高齢者福祉の充実
■地域医療への支援 等
5.夢と希望 すべての市民が夢と希望をもって学ぶことのできるまち
子どもから高齢者まで、誰もが夢と希望を持ちながら意欲的に学ぶことのできる、教育環境づくりを進めます。
■STEAM教育やESDの充実
■学校の適正規模・適正配置の推進
■生涯学習の充実
■学校施設の大規模改造や耐震化整備の推進
■埼玉一おいしい学校給食の実現 等
6.環境 ゼロカーボンシティの実現を目指す環境にやさしいまち
「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指した環境にやさしいまちづくりを進めます。
■再生可能エネルギーの活用
■地域新電力会社の設立
■電気自動車の普及促進
■ごみ処理施設や余熱利用施設の整備の推進
■環境にやさしい市街地の整備 等
7.健幸 健幸(けんこう)でスポーツを通じた喜びを得られるまち
「健幸(けんこう)・スポーツ都市 久喜市」の実現に向けて、健康づくりのための取組みやスポーツをさらに振興します。
■様々な健康づくり事業やスポーツ体験イベントの実施
■マラソン大会の充実やフルマラソンコースの検討
■専用スポーツ施設等の整備 等
梅田修一/久喜市長選挙の立候補した理由は?
梅田修一氏本人から立候補の理由を語られた情報は見付かりませんが、1期目が終ったばかりであり、政策の継続のために立候補されたということでしょう。
梅田修一/久喜市長選挙の選挙結果は?
梅田修一氏は2003年と2007年に鷲宮町議会議員選挙に立候補して当選しています。(各々7位、6位)
鷲宮町は2010年から久喜市に合併され、梅田氏は同市の市議会議員選挙に同年と2014年に立候補して、いずれも当選しました。(各々2位)
全て無所属での立候補で、高順位での当選です。
久喜市議会議員2期目当選の僅か1年後の2015年に、埼玉県議会議員に無所属で立候補しますが、この時初めて落選しました。
2018年に久喜市長選挙に初めて立候補して、当選しました。
詳しくは以下のとおりです。
【鷲宮町議会議員選挙】(鷲宮町は2010年を以て久喜市に合併されました)
2007年12月 9日 900票(無所属) -6位<当選>(定数:12 候補者:14 投票率:43.84%)
【久喜市議会議員選挙】
2014年4月20日 3,490票(無所属) -2位<当選>(定数:30 候補者:39 投票率:52.58%)
【埼玉県議会議員選挙(東第4区)】
※全県では定数:93、候補者数:164、投票率:37.68%。
【久喜市長選挙】
投票日2018年4月22日 | 梅田 修一(無所属) 33,153票 田中 暄二(無所属) 29,541票 |
投票率 50.03% |
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梅田修一/久喜市長選挙の引退の可能性は?
梅田修一氏の引退の情報は見当たりませんでした。
まだ47~48歳なので、引退は考えにくいでしょう。
まとめ
「2010年に旧4市町が合併した久喜市には似通った施設が各地域にある。人口や税収が減っていくと見込まれる中で、行政の機能を維持しながら効率化を進めることが課題になっている。」と、先の朝日新聞の記事では指摘されています。
梅田修一氏は、新市庁舎建設案の表明・撤回の経緯と残した混乱とについて、対立候補から批判されていますが。
「課題を明確にして解決案を提示した。批判に対して無理押しせずに撤回した。撤退する勇気と健全なバランス感覚はある。」ともいえるとも思われます。
自らが市長に再選されたときには、解決策を再検討されることでしょう。
梅田氏は現職市長ということを差し引いても、市議会議員等の投票順位や色々な面で、今回の候補者の中では最も安定していると感じました。