任期満了に伴う岩手県大船渡市長選挙(2022年11月20日告示、11月27日投開票)に新人の鈴木茂行氏が当選を目指して立候補する意向を表明されていますので鈴木氏に関する情報をまとめています。
鈴木茂行氏の
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・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
鈴木茂行/大船渡市長選挙の経歴や家族は?
名前 | 鈴木茂行(すずきしげゆき) |
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生年月日 | 1969年9月3日 |
出身地 | 岩手県大船渡市 |
最終学歴 | 岩手県立高田高等学校卒業 |
職業(前職) | イベント企画業代表(いわて男女共同参画サポーターの会、いわて男女共同参画サポーター)、他 |
趣味 | (不詳) |
鈴木茂行氏は地元の岩手県大船渡市出身です。1988年に岩手県立高田高等学校を卒業されました。
プロフィールによると、
「バス会社の営業や添乗員、金融機関や保険会社、ホテルフロント、長距離トラックドライバー、人材派遣会社の営業やスタッフ様の管理など経験し職歴豊富。2018年2月に『婚活支援サービス 恋の予感』と言う屋号で、婚活パーティーの企画・運営、結婚相談所を始め、一年間で146本の婚活パーティーを企画し、精力的に活動。」とのことです。
九州や愛知県で務められていたことやスクールバスの送迎の仕事もされていたことがあります。
現在は以下の仕事をされています。
・ハートグラム占い 《エスパーしげゆき》(2019年4月~)
・一般社団法人異性間コミュニケーション協会 岩手県第1号認定講師(2019年5月~)
・ジュエリー恋の予感(2019年6月~)
・価値観ババ抜きインストラクター岩手の鈴木(2019年9月~)
・NBSナインビジネスサービス(2020年5月~)
・交通事故被害者家族による 交通死亡事故防止セミナー講師(2020年11月~)
・結婚相談所 ロマンスの神様 代表者(2021年2月~)
・大船渡市赤十字奉仕団 団員(2021年7月~)
・いわて男女共同参画サポーター(2021年12月~)…2021年度いわて男女共同参画サポーター養成講座を修了し認定された。
・いわて男女共同参画サポーターの会 所属(2022年2月~)
結婚相談所やセミナー講師を中心として活動され、養成講座を積極的に受講して職域を広げようとされていることが窺えます。
今回の選挙では無所属で立候補し、政党からの推薦・支援は一切求めないこととされています。
鈴木茂行/大船渡市長選挙の学歴は?
鈴木茂行氏の学歴は、岩手県立高田高等学校卒業です。
大学には進学されていません。
出身高校は?
岩手県立高田高等学校は、大船渡市の南隣の市で同じく三陸海岸沿岸の陸前高田市に所在しています。
1930年に学校組合立高田実科高等女学校として設立され、1932年に県に移管、1948年に現在の名称に改称されました。
2008年に高田高校(普通科)と広田水産高校(水産科)が統合して新生「岩手県立高田高等学校」となり、現在は普通科と海洋システム科とを擁しています。
卒業生にはオラクル社長の小泉明正氏がいます。
鈴木茂行/大船渡市長選挙の家族は?
鈴木茂行氏は「入籍後10日間で別居。凄まじい離婚経験有り。現在も独身だが、元彼女が戻ってきて、幸せ感じながら様々なことに取り組んでいる。」とプロフィールで告白されています。
結婚関係のイベント企画が多いのはそういった背景からかも知れないと感じました。
鈴木茂行/大船渡市長選挙の年収は?
鈴木茂行氏の収入は業務請負で占められていて、推定が困難でした。
2020年の大船渡市議会議員選挙立候補時も一般の選挙結果サイト(選挙ドットコム)に献金の案内を掲載されているところから、裕福とは思えません。
鈴木茂行/大船渡市長選挙の実績や評判は?
鈴木茂行氏には政治家の経験はありませんが、スクールバスの送迎を含む多彩な職歴や東海・九州での就業経験等から敏感な市民感覚をお持ちと察せられます。
「リクルートグループの派遣会社勤務経験が市政に活かせると思う。」と語られていました。
鈴木茂行さんを勝手に応援する会 Twitterから、好感を持ち支援をされている方々の存在が窺えます。
鈴木茂行/大船渡市長選挙の公約は?
今回の選挙立候補者の公開討論会が11月14日に開催され、立候補者全員(新人5名)が「1)産業振興」「2)過疎化対策」「3)環境問題」「4)10年後の大船渡市ビジョン」のテーマについて意見を述べました。
鈴木茂行氏は次のとおりのビジョンを語られていました。
国や県の支援は重要だがあてにしてはならない。大船渡市の場合は水産業が最も重要なので、水産・海洋のテーマパークを造って盛り上げる。
2)過疎化対策
人口を増やすために児童手当を現在の1万5千円から3万円に増額し、受給期間を中学3年生から高校3年生まで延長する。
原資は市長報酬を20%減額し、市議会議員定数を20%削減することにより確保する。
モノではなくヒトに投資する。
Uターンできるように地場産業を強化する。
また、東京等で働いている人が大船渡市に仕事を持ち帰れるようにする、東京と大船渡市の2拠点で仕事ができるようにすることを検討する。
起業の支援も行う。
たとえ大船渡市在住の人口が増えなくても交流人口を増やす。テーマパーク設置が一つの方法。
3)環境問題
環境問題には地球温暖化、海洋汚染、水質汚染、大気汚染、森林破壊の5つのテーマがある。
大船渡商工会議所近辺の悪臭を改善する。
吉浜の太陽光発電については自分は中止すべきと考えている。なおも進めるのであれば反対派の納得が前提である。
小中学校で植林事業を積極的に導入すべきである。先行事例は既にある。
4)10年後の大船渡市ビジョン
兵庫県明石市が「子育てしやすく人口を増える街」のモデルになる。
屋根付球場や新しいスタイルの体育館を10年後までに造りたい。
新しいスタイルの体育館とは、災害に強く、食品スーパー・スポーツ店・カフェ等が入り、雨天でも子供が遊べるようにするものである。
内閣府のホームページに2050年までの「ムーンショット目標」が掲載されている。そこで新産業目標も掲げられているとおり、大船渡市も新しい産業に携わっていると考える。
鈴木茂行/大船渡市長選挙の立候補した理由は?
恐らく自らの実存的・根本的な問題から発した活動の一環として政治活動を始められたのだと思われます。
婚活イベント等の活動が政治活動に通じるイメージは一般的ではないかも知れませんが、現在の少子化(というより少母化)に直結することは明らかです。
「リーダーは市民感覚に敏感であるべき!」を持論とし、「市民感覚の政治を!」「子育て世代への経済支援」を前面に打ち出されていました。
鈴木茂行/大船渡市長選挙の選挙結果は?
鈴木茂行氏は2020年に大船渡市議会議員選挙に初めて立候補されました。惜しくも落選されています。
「私一人が落選しました。」と動画で語られていました。
【大船渡市議会議員選挙】
※ボーダーラインは513票
鈴木茂行/大船渡市長選挙の引退の可能性は?
鈴木茂行氏への政治への挑戦は体当たりの感があり、予測困難との印象を持ちました。
今回の選挙については1年前から真摯に検討・活動されてきたと思われ、今後を占うものかも知れません。
熱意が続く限り挑戦を続けられると思われますが、政治という点では、どれだけ息の長い支援を得られるかが鍵と思われました。
まとめ
プロフィールを最初に拝見したときには奔放な印象を受けましたが、現在の深刻な社会状況に体当たりで向き合って来られた姿が次第に感じられます。
前述のとおり、今回の選挙立候補者の公開討論会が11月14日に開催されていて、「1)産業振興」「2)過疎化対策」「3)環境問題」「4)10年後の大船渡市ビジョン」のテーマについて立候補者全員の考えを聞くことができました。
立候補者は鈴木茂行氏(イベント企画業)(53歳)、村上守弘氏(元会社役員)(63歳)、渕上清氏(前市議会議長・会社役員)(64歳)、佐藤寧氏(元市議会議員・会社員)(55歳)、鵜浦昌子氏(米NPO団体代表)(67歳)の新人5名です。
鈴木氏と村上氏は現市政の変革の立場、渕上氏と佐藤氏は現市政の継続の立場、鵜浦氏は基本的な政治との向き合い方や女性問題を取り上げられる部分が多かったと思われます。
鵜浦氏は実に4テーマ中3テーマで最初に発言を求められていたので踏み込んだ発言をする上では不利だったかも知れません。鈴木氏も3テーマで発言順が2番目だったので、鵜浦氏ほどではないものの発言内容に影響した可能性はありえます。
現市政の変革の立場のせいか、鈴木氏と村上氏が特に政策が明確で具体的だったとの印象を受けました。
村上氏には随所に深い見識とバランス感覚、鈴木氏にはわかり易さと「2)過疎化対策」への踏み込みの深さを感じました。