任期満了に伴う青森県北津軽郡鶴田町長選挙(2022年8月2日告示、8月7日投開票)に新人の澤田武彦氏が当選を目指して立候補する意向を表明されていますので澤田氏に関する情報をまとめています。
澤田武彦氏の
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・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
澤田武彦/鶴田町長選挙の経歴や家族は?
名前 | 澤田武彦(さわだたけひこ) |
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生年月日 | 69歳 |
出身地 | 鶴田町 |
最終学歴 | 拓殖大学卒業 |
職業(前職) | 鶴田町議会議員 |
趣味 | (不詳) |
澤田武彦氏は地元、鶴田町のご出身で拓殖大学卒業です。
その後、町役場職員や町商工会事務局長を務め、2020年の町議選で初当選しました。現在1期目です。
町役場職員時代に総務課長も務めていました。
今回の選挙は無所属での立候補です。
澤田武彦/鶴田町長選挙の学歴は?
澤田武彦氏の学歴は、拓殖大学卒業です。
出身高校は?
出身高校の情報は見付かりませんでした。
出身大学は?
1900年に設立された台湾協会学校が同学の前身で、元々が日清戦争で日本の植民地となった台湾の開発・植民のための教育期間でした。
1922年に大学令準拠の東洋協会大学となりました。
台湾協会学校(1900年)→私立台湾協会専門学校(1904年)→東洋協会専門学校(1907年)→東洋協会植民専門学校(1915年)→拓殖大学(1918年)→東洋協会大学(1922年)→拓殖大学(1926年)→紅陵大学(1946年)→拓殖大学(1952年)と名称が変遷して現在に至ります。
初代校長に桂太郎(戊辰戦争従軍、台湾総督等)、第2代学監に新渡戸稲造(思想家・教育者、国際連盟事務次長等)、第3代学長に後藤新平(台湾総督等)が名を連ねています。
現在、以下の学部(学科)と大学院研究科を擁しています。
<学部>
・商学部(経営学科、国際ビジネス学科、会計学科)
・政経学部(法律政治学科、経済学科)
・外国語学部(英米語学科、中国語学科、スペイン語学科、国際日本語学科)
・国際学部
・工学部(機械システム工学科、情報工学科、電子システム工学科、デザイン学科)
<大学院>
経済学研究科、商学研究科、工学研究科、言語教育研究科、国際協力学研究科、地方政治行政研究科
澤田武彦/鶴田町長選挙の家族は?
澤田武彦氏のご家族の情報は見付かりませんでしたが、70歳を前にして町政を直接司る町長職に挑戦される背景には奥様・お子様がおられるということでしょうか。
2020年の鶴田町議会議員選挙では肩書が「農業」となっていましたが、今回の選挙での候補者肩書からは「農業」が消えていました。ご子息がおられて、家業を譲られたのかも知れません。
澤田武彦/鶴田町長選挙の年収は?
鶴田町のホームページ上に「職員給与情報」が公開されています。
最新データは2021年度分であり、8ページ目を見ると、下表の計算により、澤田武彦氏の町議会議員としての年収は基本的には3,769,000円と推定できます。(通勤手当等を除く)
期末手当:238,000円/月 × 3.20か月 × 1.20(加算措置) = 913,920円
また、少なくとも2020年の鶴田町議会議員選挙時には農業を営まれていました。
ご子息がおられて家業を譲られたのであれば、農業の年収はここでの集計の対象外となりますが。
農家の平均年収については150万円~300万円とも440万円〜470万円(東北地方は450万円)ともいわれています。
農業の年収を約450万円とすると、町議会議員の年収と併せて澤田氏の年収は約800万円となります。
澤田武彦/鶴田町長選挙の実績や評判は?
澤田武彦氏の政界経験は鶴田町会議員2年数か月ですが、町総務課長や町商工会事務局長の経験等を基に現職と戦われるものと思われます。
また、農業を営まれていたことから、更に、地元民の声の代表者となり得る印象を受けました。
7月2日の事務所開きには元町長の中野氏(92)の他、町会議員6人が出席しました。
対立候補である現職の相川正光氏の事務所開き(7月10日)に出席した町会議員は4人だったので、澤田氏の人望は現職町長に負けているとは思われません。
更につじ立ちなどで知名度向上を図っているとのことです。
澤田武彦/鶴田町長選挙の公約は?
澤田武彦氏は「学都つるた」を標榜した教育環境の拡充を公約の柱に、「経済的理由で進学をあきらめる若者がいる。夢や希望を持つ若者を町が育てていけるような環境をつくる」と意気込まれています。観光面では、宿泊施設の充実に取り組むとしています。
一方、対立候補である現職の相川正光氏も(1)高校生までの医療費(2)0〜2歳児の保育料(3)学校給食、保育園などの副食費−の「三つの無償化」の継続を公約に掲げ、「子育てを地域でサポートし次世代から選ばれる町をつくる」と訴えて、他に、がん検診の無償化や、来年町内に移転する五所川原商業高校への支援を掲げています。
概略を見る限りでは、公約そのものでの差別化は澤田氏側でできているとは思えませんので、公約実現へのより強い信頼を、有権者から得られるか否かが勝負と思われます。
澤田武彦/鶴田町長選挙の立候補した理由は?
澤田武彦氏は「現町政は町民、議会と対話不足」とし、4月に出馬表明しました。
東奥日報の記者会見で「住民や議会との対話を重視し、町づくりを進めていく」と話されています。
東奥日報の報道によると、澤田武彦氏は、旧小学校跡地活用を巡り民間事業者と契約問題に陥っている点を挙げ「町に大きな混乱を招いている」とも指摘されています。
澤田武彦/鶴田町長選挙の選挙結果は?
澤田武彦氏は2020年に鶴田町議会議員選挙に当選されています。無投票当選でした。
詳しくは以下のとおりです。
【鶴田町議会議員選挙】
澤田武彦/鶴田町長選挙の引退の可能性は?
澤田武彦氏は69歳であり、現職の相川正光氏(68歳)とほぼ同年です。
相川氏は今期当選したら引退することを宣言されているので、澤田氏が当選された場合も長期は望まれていないかも知れません。
ただ、2期は務めるのが通例と思われ、澤田氏が当選された場合も、それに倣われるかも知れません。
落選された場合は引退するか否かは五分五分かと思われます。
まとめ
澤田武彦氏にとって、今回の選挙は3選を目指す現職の相川正光氏との一騎打ちになります。
共に無所属での立候補ですが、相川氏は元々自由民主党に所属し、鶴田町議会議員を5期、その後、2003年から青森県議会議員を3期務められた経験があります。
一方の澤田氏は町役場職員や町商工会事務局長を務め、また、2018年に鶴田町議会議員選挙に立候補の際の肩書は「農業」となっていました。
いわば叩き上げであり町民により近く、政治のプロの横顔が窺える相川氏と好対照をなしているといえるかも知れません。
市井の声の受け皿となれれば、勝機へと繋がるかも知れません。