任期満了に伴う兵庫県加古郡播磨町長選挙(2022年6月14日告示、6月19日投開票)に新人の佐伯謙作氏が当選を目指して立候補する意向を表明されていますので佐伯氏に関する情報をまとめています。
佐伯謙作氏の
-
・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
佐伯謙作/播磨町長選挙の経歴や家族は?
名前 | 佐伯謙作(さえきけんさく) |
---|---|
生年月日 | 1972年9月29日 |
出身地 | 兵庫県加古郡播磨町 |
最終学歴 | 甲南大学経営学部卒業 |
職業(前職) | 播磨町職員 |
趣味 | (不明) |
佐伯謙作氏は兵庫県立加古川西高等学校卒業、甲南大学経営学部卒業後、1996年に播磨町役場に入庁し、2022年3月末に退職するまで26年間同町に奉職されました。
その間、教育・財政・保険・介護・自治会・商工・環境、兵庫県庁への出向など、様々な分野の仕事を担当され、2020年には「すこやか環境グループ」を統括しています。
町役場での職務の他にも1997年~2014年の20年近く消防団員をされた他、野球の指導員、教育の後援会等、長年に亘り活躍されてきました。
主な活動は以下のとおりです。
2012年 播磨町消防団野添分団団長
2009年~2016年 少年野球監督
2020年~2021年 宝殿中学校野球部外部指導
2011年~2013年 播磨町立蓮池小学校PTA会長
2015年 播磨町立播磨中学校PTA会長
2020年 兵庫県立加古川西高等学校育友会会長
2021年 兵庫県立加古川西高等学校後援会会長
今回の選挙の最初の候補者です。無所属で立候補します。
佐伯謙作氏 公式ホームページ
… Twitter、FACEBOOK、Instagramへのリンクあり
佐伯謙作/播磨町長選挙の学歴は?
佐伯謙作氏の学歴は、兵庫県立加古川西高等学校卒業、甲南大学経営学部卒業です。
出身高校は?
兵庫県立加古川西高等学校は、加古川市に所在します。
1912年に兵庫県加古郡立高等女学校として開校し、1922年に兵庫県の県営に移管して兵庫県立加古川高等女学校と改称されました。
戦後の1948年、4月1日に新制の高等学校に移行し、「兵庫県立加古川西高等学校」と改称、同年7月1日に兵庫県立加古川東高等学校と生徒・職員折半交流し、男女共学となっています。
1950年4月1日に商業科を並置し、1974年4月1日に同科の募集を停止しました。
2018年に2年間、兵庫県より「ひょうごスーパーハイスクール」の研究指定を受けています。
進路としては地元の近畿、中国、四国の国公私立大学への進学が多いようです。
出身大学は?
甲南大学は、学校法人甲南学園の大学部であり、神戸市内にキャンパスをもつ私立大学です。
学校法人甲南学園は、甲南大学と甲南高等学校・中学校とから構成されています。 神戸市東灘区住吉にある甲南幼稚園・小学校は、現在では別の学校法人となっていますが、甲南学園の創立は、この幼稚園に発しています。
1951年に大学が設置されましたが、創立は1919年といえます。
平生釟三郎氏ら11人の実業家が、1911年に幼稚園、1912年に小学校を創設したことが始まりです。
平生氏は更に1919年に甲南中学校をいまの甲南大学岡本キャンパス(神戸市東灘区岡本)の地に開校しました。これが現在まで続く甲南学園の歴史の起点となっています。
卒業生の多くは旧帝国大学などに進学し、のちに学界、実業界などで活躍した人材を輩出、甲南高等学校の評価は高まりました。
甲南高等学校は、第2次大戦後の教育改革のなかで、将来、新制高等学校の道を歩むのか、それとも新制大学への昇格を目指すべきであるのか、という選択の岐路に立たされ、理事、教職員、学生、同窓生らの間での活発な論議を経て、結局、後者の大学への道をとることになりました。
1963年、高等学校・中学校は芦屋市に移転し、現在に至っています。
1995年1月17日の阪神・淡路大震災で壊滅的な被害を受けました。現在は見事に復興しています。
(以上、主に「甲南大学ホームページ 学園のあゆみ」より)
初等教育から出発した、珍しい大学といえます。
現在、文学部(日本語日本文学科、英語英米文学科、社会学科、人間科学科、歴史文化学科)、理工学部(物理学科、生物学科、機能分子化学科)、経済学部(経済学科)、法学部(法学科)、経営学部(経営学科)、知能情報学部(知能情報学科)、マネジメント創造学部(マネジメント創造学科)、フロンティアサイエンス学部(生命化学科)の9学部14学科と大学院から成っています。
佐伯謙作/播磨町長選挙の家族は?
佐伯謙作氏のご家族は、奥様、ご長男(大学3回生)、ご長女(大学2回生)です。
佐伯謙作/播磨町長選挙の年収は?
播磨町の公式ホームページ上で「給与・定員管理等の状況の公表」がなされています。
「播磨町の給与・定員管理等について」の最新データである2021年度分の5ページ目に、「3 一般行政職の級別職員数等の状況」が掲載されています。
佐伯謙作氏は、退職の2年前の2020年に「すこやか環境グループ」を統括していたので、当時、6級-統括-1号給だったと考えられます。
退職時も同様だったとすると、給料月額は319,200円です。
同じ資料の7ページ目に「4 職員の手当の状況 – (1)期末手当・勤勉手当」、10ページ目に「管理職手当」が掲載されています。
下表の計算により、佐伯氏の年収は基本的には6,090,840円ほどと推定できます。(通勤手当等を除く)
期末手当:319,200円/月 × 2.55月分 = 813,960円
期末手当:319,200円/月 × 1.90月分 = 606,480円
管理職手当(統括):70,000円 × 12月分 = 840,000円
更に今回は退職金が加算されます。退職金については資料の8ページ目に説明があり、自己都合か勧奨かによって額は変わります。
自己都合の場合:319,200円/月 × 28.0395月分 = 8,950,208.4円
勧奨による場合:319,200円/月 × 33.27075月分 = 10,620,023.4円
佐伯氏の2021年度の年収は総額で15百万円~17百万円ほどだったと思われます。(通勤手当等を除く)
佐伯謙作/播磨町長選挙の実績や評判は?
播磨町役場は次の21局・グループで構成されています。
・総務グループ ・税務グループ ・保険年金グループ
・福祉グループ ・すこやか環境グループ ・住民グループ
・都市計画グループ ・土木グループ ・上下水道グループ
・会計グループ ・教育総務グループ ・学校教育グループ
・生涯学習グループ
佐伯謙作氏は2020年に「すこやか環境グループ」を統括していますが、同グループは、健康管理、住民健診、予防接種、母子保健、環境保全、公害防止、廃棄物処理、施設管理を管轄しています。
また、佐伯氏は26年間の職員時代に、教育・財政・保険・介護・自治会・商工・環境を担当しましたが、これは上表では、教育総務グループ、学校教育グループ、生涯学習グループ、会計グループ、保険年金グループ、福祉グループ、住民グループに関連していると思われます。
町役場の職務の他に長年されていた消防団員は上記では「危機管理グループ」に関わるでしょう。
一方で佐伯氏の経歴は、議会対応、都市計画、インフラ、人事、税務等とは関連が薄い印象です。
住民に近いところで奮闘されてきた姿が思い浮かびます。
佐伯謙作/播磨町長選挙の公約は?
佐伯謙作氏の公約には公式ホームページの「メッセージ」のページの内容が相当すると思われます。
項目を拾うと次のとおりです。
職員時代に関わった分野が上位に並んでいて、ハコモノ行政ではなく住民に寄り添った印象を受けました。
コロナ禍・高齢社会の地域行政への要請に適合していると思われます。
1)コロナに打ち克つ(保健)
2)町民の健康増進(保健)
3)高齢者にやさしい地域づくり(福祉)
4)障害者にやさしい地域づくり(福祉)
2.切れ目なくきめ細やかな子育て支援
1)子育てしやすいまちへ(子育て)
2)教育環境の充実(子育て)
3.魅力あるまちづくり
1)まちの魅力化
2)既存公共施設の有効活用
4.誰もが活躍できる地域社会
1)地域の人・世代が活躍する地域づくり(協働)
2)全ての人の人権が守られる地域づくり
5.安全・安心なまちづくり
1)安全・安心な地域づくり
2)計画的な社会インフラの整備・更新・維持管理
6.地元の産業を支援
1)産業の振興(産業)
2)地元企業の育成
神戸新聞社の取材に対して、「柔軟な考えで、住民と一緒にまちづくりを進めたい」と話し、教育・子育て支援の充実や、国や県と連携しながらの産業振興、インフラ整備などに意欲を示されたとのことです。
佐伯謙作/播磨町長選挙の立候補した理由は?
佐伯謙作氏は、自らの公式ホームページで、職員時代の経験をふまえ、この町を何とか活性化し、大好きなこの町に恩返ししたいので立候補したと述べられています。
佐伯謙作/播磨町長選挙の選挙結果は?
佐伯謙作氏の国・地方公共団体への立候補は今回が初めてです。
佐伯謙作/播磨町長選挙の引退の可能性は?
佐伯謙作氏は49歳で初めての立候補ですが、町役場の職員として内情はかなりご存じのことでしょう。
今回の選挙が政治家としての第一歩であり、引退は今回の選挙次第という部分もありますが、立候補者の中では若い分、勢いが感じられます。万が一落選しても今回で辞めることはないのではと思われます。
当選すれば、長期政権になることも考えられます。
まとめ
今回の播磨町長選挙では佐伯謙作氏が4月1日頃に最初に立候補しました。
また、現職の清水ひろ子氏(73)は立候補しない意向で、佐伯氏とほぼ同じ頃に浅原俊也氏(62)も立候補されました。8年ぶりの選挙戦となる見通しで、佐伯氏と浅原氏の争いになりそうです。
浅原氏は、播磨町役場の元職員で、理事、総務グループ統括などを経て、2020年に教育長に就任し、今年3月に退職されました。
両候補は同じ大学を卒業し、同じ播磨町役場の職員でした。
発表された公約も互いに類似している模様です。現職の町政も教育や子育て支援の充実などに力を注いできて一定の評価も得られていて、政策上の争点は基本的にないようです。
ただ、両候補は、経験された分野に若干異なりがある模様です。そのため、得意分野、優先順位、アプローチに違いがあるかも知れず、有権者としての判断のポイントになると思われます。
佐伯氏は、より若く、より住民に近い感覚を持っていて、浅原氏は、どちらかというと総合的な視点をお持ちの様に感じられました。