任期満了に伴う香川県小豆郡土庄町長選挙(2021年12月21日告示、12月26日投開票)に新人の岡野能之氏が当選を目指して立候補する意向を表明されていますので岡野氏に関する情報をまとめています。
岡野能之氏の
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・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
岡野能之/土庄町長選挙の経歴は?
名前 | 岡野能之(おかのよしゆき) |
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生年月日 | 1971年(50歳) |
出身地 | 香川県小豆郡土庄町伊喜末(いぎすえ) |
最終学歴 | (不明) |
職業(前職) | 町議会議員 有限会社おか乃や製麺代表取締役 |
趣味 | (不明) |
岡野能之氏は、家業である有限会社おか乃や製麺代表取締役です。
今年9月に辞職するまで、土庄町議会議員を6年5か月務められました。消防団員は20年間務められています。
町議会議員の同僚で今回の町長選挙の対立候補でもある茂木邦夫氏が、岡野氏についての記事で、「消防団でも班長を務めている。
商工会青年部にもかつて所属されていた。町会議員として委員長などを歴任。」と明かされています。
岡野能之/土庄町長選挙の学歴は?
岡野能之氏の学歴について、具体的な情報は見当たりませんでした。
ただ、公開討論会で「私が仕事をし始めた20歳の頃は…」と述べられていたので、大学には進学されていないものと思われます。
岡野能之/土庄町長選挙の家族は?
岡野能之氏のご家族についての具体的な情報は見当たりませんでした。
インスタグラムに岡野氏と一緒に手を振る青年が写っていますが、ご子息かも知れません。
また、6年前に町議会議員に新人で立候補して、いきなりトップで当選されていますので、地元の名家ではないかと思われます。
岡野能之/土庄町長選挙の年収は?
岡野能之氏の前職は土庄町議員でした。
全国町村議会議長会による、「第66回町村議会実態調査結果の概要(令和2年7月1日現在)」(2020年)、「第66回町村議会実態調査(報酬月額)」(令和2年7月1日時点)(2020年)という資料があり、これによると、土庄町議員としての年収は3,807,300円ほどになりそうです。
新型コロナ対策費用捻出のための減給が10%程度あったとすると、年収約350万円だったと推測できます。
期末手当:245,000円/月 × 3.54か月 = 867,300円
※期末手当の「3.54か月」は年間平均支給率354/100に従いました。
ただ、岡野氏は、有限会社おか乃や製麺の代表取締役もされています。 詳しいことはわかりませんが、地元で有名な店なので、こちらでも、かなり収入はあると思われます。
岡野能之/土庄町長選挙の実績や評判は?
前掲の茂木邦夫氏の記事では、「岡野氏は議会改革ではタブレットの導入をし、ごみ問題でも行政を徹底追求。
地域経済や地域防災に関して高い関心と意欲をもって一般質問もされていた。」とも記されています。岡野氏への尊敬が窺われます。
また、過去2回の町議会議員選挙では何れもトップ当選されているので、評判が悪いとは考えにくいと思われます。
岡野能之/土庄町長選挙の公約は?
岡野能之氏は公開討論会で、次の3点を重点政策として挙げられています。
➁町民に信頼される行政運営(スピード感のある行政運営、町民目線での分かり易い情報発信の検討、一般廃棄物処分場の早急な整備等)
➂安心安全で医療、福祉、教育環境が土庄町生活づくり
現在の土庄町は、国・県や生活圏が重なる小豆島町、町内でも豊島や社会福祉協議会やボランティア団体との連携が薄いので、それを強化する考えを述べられました。
また、新たな観光ルートの提案、消防団の人員減少の中での弱者救済徹底、子育て支援について小豆島町と共に良いものを作っていく、給付期間を中学校卒業までから高校卒業までか18歳の年度末まで延長する、学習環境を改善する、企業支援窓口を明確化して企業誘致に繋げる等の考えも述べられました。
岡野能之/土庄町長選挙の立候補した理由は?
公開討論会で「町議会議員として土庄町を見た時、現在の土庄町は財政難、経済環境、高齢者・障碍者福祉等、多くの問題に直面していることがわかった。
現在はコロナ禍によって経済状況は大変厳しくなっている。
状況を打開するにはどうすれば良いかを考えた時、自分達50歳で中間層であり、先輩方の知識・知恵、及び、若い方達の大胆な発想・情報収集能力を形にできる立場である。
中間世代の責任として今回の立候補を決意した。」旨、表明されています。
また、昨年、町議会で三枝町長が自己破産で不信任決議案が提出され、問責決議案が可決されたことも背景にあるかも知れません。今回、町議を辞職して立候補した3名の候補者は皆そうだと思います。
町議会議員にトップ当選されていた岡野氏も、この情況の中、立候補しないわけにはいかなかったのかも知れません。
岡野能之/土庄町長選挙の選挙結果は?
岡野能之氏は2015年と2019年の町議会議員選挙で何れもトップで当選されています。
高投票率もあり、非の打ちどころがありません。
その実績を引っ提げて今回の町長選挙に臨まれるので、今回の選挙の最有力新人候補と云えるかと思われます。
2019年4月 908票(候補者13名 当選12名中1位)(投票率73.15% 絶対得票率7.52% 相対得票率7.52%)
岡野能之/土庄町長選挙の引退の可能性は?
岡野能之氏は50歳で政治家として若く、過去全ての選挙でトップ当選されています。
引退される要素は見当たりません。
今回当選されると、更なる飛躍が期待されますし、そうでなくても、次の機会が望まれるかと思われます。
まとめ
今回の選挙について「前町長 対 前町議3名 対 大峯氏」と区分できると思われますが、今回の選挙の候補者は皆、行政の仕事を始める前に各々民間のキャリアを立派に有していて、お役所的とも思えません。
岡野氏と前町長は社長(代表取締役)、岡本氏は自営業、若い茂木氏もマネージャーでした。また、三枝町長を除く前町議の候補者3名の町議員就任期間は1期または2期の途中で終了しています。
公開討論会では大峯氏は自ら町政の素人・町民代表として他の候補者を批判した場面がありますが、上記の理由により、岡野氏ら前町議3名にこの批判が当てはまるかは実のところ微妙です。
現状の町政は危機的で1期4年間も貴重であり、短期間でも行政に身を置いた当事者として大峯氏への反論が難しかったということでしょうか。
ただ、民間のキャリアを背景に町議会を行政改革の足掛かりにすること自体は、堅実な方法と考えます。
岡野氏はその中でも過去2回トップで当選されていて人望があり、新人の中では総合的に見て最有力とも云えるでしょう。
信任・問責を巡って町議会と対立した三枝町長にとっては勿論の事、大峯氏にとっても昔から存在する同業者として最も気になっている相手かも知れません。