欠員1となっている滋賀県議会議員補欠選挙大津市選挙区(2022年7月1日告示、7月10日投開票)に新人の野田武宏氏が当選を目指して立候補する意向を表明されていますので野田氏に関する情報をまとめています。
野田武宏氏の
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・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
野田武宏/滋賀県議会議員補欠選挙の経歴や家族は?
名前 | 野田武宏(のだたけひろ) |
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生年月日 | 1983年4月19日 |
出身地 | 北海道小樽市 |
最終学歴 | 京都精華大学人文学部卒業 |
職業(前職) | 参議院議員 嘉田由紀子事務所 前公設第一秘書・事務所長 |
趣味 | サウナ、アウトドア |
野田武宏氏は北海道小樽市の出身で、現在は滋賀県大津市在住です。
小樽工業高等学校卒業後、上洛して京都精華大学人文学部に進みます。大学卒業後は民間企業勤務を経て起業していました。
参議院議員の嘉田由紀子事務所の前公設第一秘書であり、事務所長です。
今回の選挙は無所属で立候補しますが、立憲民主党、国民民主党、社会民主党、滋賀連合、チームしが、等の推薦を受けています。
1議席を自由民主党・新人で大津市議会議員の桐田まこと氏(45)と争います。
野田武宏氏 公式サイト
…LINE、FACEBOOK、TWITTER、INSTAGRAMへのリンクあり
野田武宏/滋賀県議会議員補欠選挙の学歴は?
野田武宏氏の学歴は、小樽工業高等学校卒業、京都精華大学人文学部卒業です。
奨学金(ローン)を受けていたとのことで、現在も返済中です。
出身高校は?
小樽工業高等学校卒業は、北海道小樽市にあった公立(道立)の工業高等学校です。2018年をもって閉校し、北海道小樽商業高等学校と統合して北海道小樽未来創造高等学校となりました。
1939年に北海道庁立小樽工業学校として開校し、1950年に北海道小樽千秋高等学校に改称しましたが、1968年に普通科の廃止に伴い北海道小樽工業高等学校と改称されました。
野田武宏氏の在学中は、次のとおりの科で構成されていた模様です。
電子機械科、電気科、情報技術科、建設科
■定時制
機械・電気科、建築科
出身大学は?
京都精華大学は、京都市左京区の洛北にある私立大学です。
同大学の「理念」は極めてユニークです。
ここでは冒頭の一部分のみ紹介しますが、多くの人にとって一読の価値はあると思われます。
岡本清一は、学長就任の条件として、「教育の基本方針に関する覚書」を提示。この覚書には、京都精華大学の建学の理念とも言える「人間尊重」「自由自治」が謳われています。
初代学長の意向を端的に表明しているものか、冒頭に続く覚書に「この理念は日本国憲法および教育基本法を貫き、世界人権宣言の背骨をなすものである。」と堂々と謳われていることが目を惹きます。
また、「沿革」の冒頭では次のように述べられています。
1979 年に美術学部を有する4 年制の大学となって以降は、1989 年に人文学部、 2006 年にデザイン学部、マンガ学部、2013 年にポピュラーカルチャー学部を開設するなど、学問の領域を開拓し続け、2021年には国際文化学部とメディア表現学部が新たに誕生しました。
岡本が建学当初に描いた大きな理想と使命を追求するために、「表現」「リベラルアーツ」「グローバル」を教育・研究の軸として、これからも新しい挑戦を続けていきます。
・人文学科(文学専攻/歴史専攻/社会専攻/日本文化専攻)
・グローバルスタディーズ学科(グローバル関係専攻/グローバル共生社会専攻/アフリカ・アジア文化専攻)
現在は、以下の学部の他、大学院を擁していて、他に類を見ない斬新な試みが見られます。型破りの面白い大学といえそうです。
■メディア表現学部
・メディア表現学科(メディア情報専攻/イメージ表現専攻/音楽表現専攻)
■芸術学部
・造形学科(洋画専攻/日本画専攻/立体造形専攻/陶芸専攻/テキスタイル専攻/版画先行/映像専攻)
■デザイン学部
・イラストコース
・グラフィックデザインコース
・デジタルクリエイションコース
・プロダクトコミュニケーションコース
・ライフクリエイションコース
・ファッションコース
・建築コース
■漫画学部
・カートゥーンコース
・ストーリーマンガコース
・新世代マンガコース
・キャラクターデザインコース
・アニメーションコース
なお、2022年3月まで学長を務められていた、ウスビ・サコ氏は、マリ共和国出身で、日本の大学学長では初のアフリカ出身者です。
野田武宏/滋賀県議会議員補欠選挙の家族は?
野田武宏氏の家族は奥様と愛犬1頭の模様です。
野田武宏/滋賀県議会議員補欠選挙の年収は?
野田武宏氏は国会議員の公設第一秘書をされていました。
公設第一秘書の平均年収は、576万円〜888万円とも554万円~860万円ともいわれています。
550万円~900万円というところと思われます。
野田武宏/滋賀県議会議員補欠選挙の実績や評判は?
野田武宏氏は参議院議員の嘉田由紀子事務所の前公設第一秘書・事務所長をされていました。
国会議員秘書(政治家秘書)になるには次の方法がありますが、誰を雇うかは国会議員の判断に任されます。
能力的に大変な世界で、信頼を得てきたことが窺えます。
2.政策担当秘書研修を受講すること
3.次の何れかに該当する人で選考採用審査認定を受けた場合
・司法試験・公認会計士試験・国家公務員総合職試験・外務公務員採用1種試験か、審査認定委員会が定める試験に合格した者
・博士号取得者
・国公務員や地方公共団体の公務員か会社や労働組合などの団体の職員として通算10年以上在職し、専門分野における業績が顕著であると客観的に認められる著書などがある場合
今回の選挙で野田氏を推薦した「チームしが」の嘉田代表からは「県政で自公与党に対抗できる力を発揮できる」と紹介されています。
野田武宏/滋賀県議会議員補欠選挙の公約は?
野田武宏氏の政策は、公式サイトに掲載されています。
「3.交通・インターネット・都市計画」で、短い文にまとまり切らないものが感じられます。この分野に特に関心が強いということかも知れません。
南海トラフ地震への防災や気候変動対策の活動日誌を掲げられているところからも、関心の方向性が窺える気がします。
子育てから介護まで、年齢や障がいの有無にも関わらず、誰もが心身ともに健康で、互いを尊重しながら活躍できる社会づくりを進める。
…県独自の付型奨学金拡充、他
2.経済・観光
滋賀県内に埋もれている潜在資源を再発見、創出し、県内企業の活性化や育成の支援、海外展開や観光事業支援に繋げる。
3.交通・インターネット・都市計画
都市計画や河川の整備など、課題解決に向けたデジタル化を積極的に促進し、情報発信と新しい地域づくりを支える。
…地域交通網、市街地、都市公園の整備や下水道などの戦略的維持管理促進
…消防・救急救命体制の強化
…インターネットを中心とした消費者トラブルへの対応と未然防止に向けた枠組み作成、他
4.環境・エネルギー
ごみの減量や再資源化、新エネルギーの導入による省エネルギー対策に関する事業などを支援しながら、琵琶湖環境の再生と継承にも力を入れる
野田武宏/滋賀県議会議員補欠選挙の立候補した理由は?
野田武宏氏が立候補されたきっかけは、具体的には把握できていません。
元々政治家への志があり、秘書を続けてきた延長で必然的に立候補に行き着いたということかも知れません。
動画で抱負を述べられていて、趣旨は次のとおりでした。
たぶん、それは政治家の最初の当たり前の仕事と思う。
・今の生活が苦しい、大変だと思っている人は多分沢山いる。
この状況は今までと同じ選択をしているだけだと、絶対に変わらない。今までそうだったから、今があるのだから。
だから、この苦しさから抜け出したい、悩みを解決したいと思ったら、今までと違う選択をしないといけない。
特に今苦しいとか辛いとか、今変えて欲しいなと思っている人は是非、僕にそういう思いを託して欲しい。
野田氏が推薦を受けているリベラル系団体諸派も、1990年代のバブル崩壊以後の30年来の長期不況や出口の見えない少子高齢化対策への真剣な取り組みを訴えていますが、それとも通ずるところがあると思われます。
野田武宏/滋賀県議会議員補欠選挙の選挙結果は?
野田武宏氏の国・地方公共団体への立候補は今回が初めてです。
野田武宏/滋賀県議会議員補欠選挙の引退の可能性は?
野田武宏氏にとって、今回の選挙は、今後の政治家人生を占うものと思われますが。
ただ、もし落選だったとしても、年齢も39歳と若く、政治家の公設第一秘書を経験した上での立候補なので、簡単には引退はされないと思われます。
まとめ
現在、日本は経済的・人口的に閉塞状況にあり、安全保障環境が厳しさを増す中、普段は正常な思考力を持っているはずの人でも、安易な改革論に流されかねない流れがあります。
また、リベラルな主張をする政治家は弱腰と罵られかねない雰囲気が感じられます。
そんな中、真にゼロから自分の頭で考えて、しかも暴走しない姿勢を貫くことは、とても大切なことです。
それは誰もが試みるべきですが、政治の場・公の場で影響力をもって行うとなると、誰もができることでは当然ないでしょう。
本人の努力だけでも不十分で、それを応援していくことも、日本ひいては世界にとって大事と思われます。
野田武宏氏の政策と学歴とを照らし合わせて、次のことを感じました。
・堅実さは政治家の公設第一秘書として努力をして得られた一面もある。
・野田氏本人についても、彼を推薦するグループも、そして我々有権者も、政治家と共に歩む姿勢を求められているのかも知れない。
・だとすると、有権者については、たとえば野田氏の対立候補者を支持する場合でも、同様の姿勢が求められていることになる。
・つまりは思想的なところ、出発点について特定の政党や候補者について無批判でいるのではなく、自分の頭でゼロから考え直すことが大事である。
ただ、同じ大津選挙区で議席を争う桐田まこと氏は、さすがに大津市議会議員だけあって、地元・大津市に丁寧な政策の語り口が窺えます。反面、大津市外の滋賀県全体についての言及が見付かりませんでした。
これから更新していく中で滋賀県全体に言及していくのか、最後まで「滋賀県議会議員選挙」ではなく「大津市選挙区」の面に焦点を絞った戦いをするのか、それを有権者がどう判断するか、興味深いところではあります。
ただ、野田氏の陣営も、桐原氏との争いで、地元・大津市への政策の訴求力を更に高める等、大変な苦労を強いられるかも知れません。