東京都杉並区議会議員選挙(2022年6月12日告示、6月19日投開票、事由不詳)に新人の松本浩一氏が当選を目指して立候補する意向を表明されていますので松本氏に関する情報をまとめています。
松本浩一氏の
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・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
松本浩一/杉並区議会議員選挙の経歴や家族は?
名前 | 松本浩一(まつもとこういち) |
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生年月日 | 1981年2月14日 |
出身地 | 広島市 |
最終学歴 | 早稲田大学社会科学部卒業 |
職業(前職) | 有限会社パイン(内装等業務請負業) 常務取締役 |
趣味 | ラグビー、ラグビーの試合観戦、ウエイトトレーニング、料理 |
松本浩一氏は被爆3世で、生まれてから中学3年生の10月まで広島市で過ごしました。
広島市立己斐小学校から同市立神崎小学校に転校・卒業しました。この頃にラグビーに出会います。
広島市立国泰寺中学校に入学。中学3年の10月に東京の三鷹市立第六中学校に転校し、卒業しました。
小中学校での転校は家族の引越によるものと思われます。
高校から杉並区高円寺に在住。私立日本放送協会学園高等学校(NHK学園 通信制)を卒業後、4年間の浪人の末、2004年に早稲田大学社会学部に入学しました。大学時代はラグビー部に所属していました。
2008年に大学を卒業した翌月に家業である有限会社パインに入社、半年後の10月に常務取締役に就任しました。
2年半後の2011年4月に無所属で杉並区議会議員に立候補しますが落選。翌2012年2月に小沢一郎政治塾に入塾し、2013年9月に卒塾しました。その後、杉並区議会議員選挙に3回立候補していますが、当選を逃しています。
2015年と2019年は自由党から立候補し、今回は立憲民主党から立候補していますが、いずれも小沢一郎氏の所属政党と同じです。
地域活動に熱心で、杉並消防団団本部団員、杉並光友会(杉並区被爆者の会)幹事、杉並稲門会(早稲田大学ON会)会員でもあります。地元杉並区で野球チームやタグラグビー教室のコーチもしています。
松本浩一氏 公式サイト
…FACEBOOK、ブログ等へのリンクあり
立憲民主党ホームページ 杉並区議会議員補欠選挙(東京都) 松本浩一氏
松本浩一/杉並区議会議員選挙の学歴は?
松本浩一氏の学歴は、私立日本放送協会学園高等学校(NHK学園)卒業、早稲田大学社会学部卒業です。
出身高校は?
私立日本放送協会学園高等学校(NHK学園)は、学校法人NHK学園が運営している私立の広域通信制高等学校で、所在地は東京都国立市です。1962年に設立されました。
出身大学は?
早稲田大学は、東京都新宿区に本部を置く私立大学です。
1882年に大隈重信が創立した東京専門学校が前身で、1902年に早稲田大学に改称されました。
慶應義塾大学と共に「私学の雄」と称され、日本の私立大学の最高峰とされることが多い大学です。
現在、以下の13学部と大学院、専門職大学院、学術院、附属校、系属校(例:早稲田実業高等学校等)を擁しています。
・文学部 ・教育学部 ・商学部
・基幹理工学部 ・創造理工学部
・先進理工学部 ・社会科学部
・人間科学部 ・スポーツ科学部
・国際教養学部
松本浩一/杉並区議会議員選挙の家族は?
松本浩一氏はご両親とお姉様との4人家族です。独身です。
松本浩一/杉並区議会議員選挙の年収は?
松本浩一氏は内装等業務請負会社の常務取締役です。
「民間企業における役員報酬(給与)調査」(2018年 人事院発表)によると常務取締役の平均年間報酬は2,461万円でした。
松本浩一/杉並区議会議員選挙の実績や評判は?
松本浩一氏は家業として内装等業務請負業の役員を務める傍らで、消防団や被爆者の会幹事等をされています。
議員の当選経験は未だありませんが、その地域活動は既に定着・認知されていて、当選の暁には直ちに議員としての活躍が期待できると思われます。
松本浩一/杉並区議会議員選挙の公約は?
松本浩一氏の「基本政策」「政策・理念」が公式サイトに掲載されていましたので、各々以下のとおり項目を引用しました。
平和主義・リベラリズムに立脚し、介護対策を大きな柱として掲げ、街づくりにおいては既存施設・資源を最大限に活用する、良い意味での立憲民主党の主張を丁寧に説明されていると思います。
党の主張を述べるに留まらず、ご自身が介護をしている立場なので介護対策には当事者ならではの発想と説得力を感じました。
他の項目についても、消防団員、被爆者の会幹事等、地元のために奔走されている姿から、「やり切る自信のあることを言っている。」との信頼感が感じられました。
【基本政策】
介護は高齢者だけの問題ではありません。若い方からお年寄りまで、最後まで看取ることのできる家庭に寄り添った支援が必要です。
・介護者への給付をさらに拡充。
・介護する側への就職支援サービス、心のケア。
・家族と共に住める介護支援住宅の創設。
・高齢者施設、家庭介護と地域医療を繋げる。
・車いすでも障がい者でもみんなで安全に移動しやすい街づくり。
「文化・教育支援」
・現存の児童館、ゆうゆう館を存続させる、地域の施設・グラウンド使用料を安く、より使いやすくします。
・地域の歴史文化、生涯学習を通じて子供、大人の居場所づくりを、既存の施設を利用して世代を越えて学べる生涯学習センターを作ります。
「杉並区から平和を訴える」
父は原爆症の影響から、学校にあまり行けず。学習、情操教育を受けることができませんでした。平和はとても大切です。
・平和教育を推進、学校における被爆証言、東京大空襲を学ぶ、杉並の戦争を学ぶ機会を作ります。
・杉並から核廃絶を訴えます。
「地域の方の防災意識の向上による災害対策、街づくり」
・大規模なインフラ整備ではなく、個々への補助による災害対策。火除け地創設への補助。
・緊急時の命を守るための行動について免責を行える制度。
・住民を無視した地域計画を止め、住民とスクラムを組んで街づくり。
【政策・理念(項目)】
☐ 地域で必要なものを、地域で決められる住民参加を推進
☐ 地域のことは地域が一番知っている、地域の問題をくみ上げる「地域限定目安箱」を創設
☐ 制度や施設の作りっぱなしを止め、アフターサービスのある政治・行政を
無駄な予算にペナルティー、予算組み替えを
☐ 予算を通すだけでなく、何に使われ適切な予算だったかを監視し、予算の無駄を切る
☐ 福祉や教育、防災等、必要なところへ必要な予算を組み替えていく
☐ 無駄の削減・予算の組み替えで、区民税の減税、より良い行政サービス推進
声なき声を伝える福祉をサポート
☐ 介護される側だけでなく、介護する側への支援をすすめる
☐ 若くても、家族でも一緒に入所できる地域連帯型福祉住宅を検討する
☐ 高齢者施設や地域の医療機関との連携で助け合う地域福祉を実現
杉並を住み良いグラウンドに
☐ 歩道・公園緑地・避難場所のバリアフリー化
☐ 秩序ある街作りで車いすも移動しやすい杉並へ
☐ 防災対策・行政による平時からの見回りの強化
子供たちと先人たちとがパスをつなげる教育を
☐ 今、消えつつある過去の記憶を継承する平和教育を推進
☐ 働く現場・ものづくり・職業を学び労働とは何かを考える教育を推進
☐ 地域の歴史を学ぶ地域教育を推進
松本浩一/杉並区議会議員選挙の立候補した理由は?
松本浩一氏の「決意表明」が公式サイトに掲載されていました。実体験を元に、世の中の理不尽を正すためといえるでしょう。
学校とは本来の主体である子供たちのために存在しているであろうか、組織改革が必要ではないだろうか。高校生の時、漠然と政治の力が必要だと考えていました。
そんな中で、母が病気によってほぼ寝たきりになり、姉と二人で介護をして15年になります。
私たちと同じような境遇でもがんばっておられる皆様がいる。
その皆様の助けになれないか。思いは確信に変わり政治を志すきっかけとなった。
介護する人も、される人も全力サポート!声なき声を政治に反映させるべく、どんな境遇でも政治を志せる社会を作るべく、私は走り続ける。
世の中の理不尽さに物申す。
松本浩一/杉並区議会議員選挙の選挙結果は?
松本浩一氏は2011年から連続計4回、杉並区議会議員選挙に立候補していますが、残念ながら、いずれも落選しています。
2012年に小沢一郎政策塾に入塾して以来、今回の選挙に至るまで小沢氏と行動を共にしています。
詳しくは以下のとおりです。
【東京都杉並区議会議員選挙】
2014年6月29日(補欠選挙) 3,334票 (無所属) -10位<落選>(定数: 3 候補者:11 投票率:28.78%)
2015年4月26日(一般選挙) 1,388票 (自由党) -58位<落選>(定数:48 候補者:70 投票率:40.12%)
2019年4月21日(一般選挙) 1,311.648票(自由党) -57位<落選>(定数:48 候補者:70 投票率:39.47%)
松本浩一/杉並区議会議員選挙の引退の可能性は?
松本浩一氏は政治家としては若い41歳です。
約10年間、杉並区議会議員の浪人が続いていますが、家業の傍ら、立憲民主党員や地域の活動等をしっかりと頑張っておられるので、その意味で安定して活動されているとも思われます。
浪人が約10年続いているので、今回の選挙の結果によっては方向性を再検討されるかも知れませんが、その場合でも他の活動は続けられるように思われます。
まとめ
松本浩一氏は浪人が続いていますが、杉並区議会議員選挙の顔ぶれを見た限りでは、なぜ当選できなかったのか、よくわかりませんでした。
松本氏自身、立派に地域活動をされていて、人物としても問題無さそうなのにと思います。
東京都内が激戦区であることの他に、自らのリーダーとし続けた小沢一郎氏への逆風の煽りを食ったのかも知れないと感じました。
愚直なまでにリーダーに従ったといえるかも知れません。
小沢氏と共に合流した立憲民主党についても、最近の日本の外交や安全保障の環境が逆風をもたらしているのかも知れませんが、筋を通し続けていただきたい、そのことは無駄にはならないと個人的に思います。
そもそも、自身が被爆3世である松本氏にとって立憲民主党は最も自然体で所属して活動できる政党の一つのはずです。
自身が主張する、社会保障の充実、ハコモノ行政批判等は正に立憲民主党のグループの元々の主張に沿うものです。
環境が変わり、政策上の妥協をすることがあっても、政治家は基本的な姿勢を変えるべきではない。立憲民主党やそのグループの主張は基本的な部分で正しい。
今後、党としての外交や安全保障その他で妥協が必要になるとしても、過去の主張はしっかりと尊重・検証した上でならば、政治家としての務めは立派に果たせると、筆者としては考えます。軽率な国家主義者のグループよりも遥かに骨太で筋が通った対応ができると思う次第です。
また、国民の命を守ることを重視するが故の間違いならば、逆方向への間違いよりもダメージは小さいでしょう。