任期満了に伴う長崎県東彼杵郡波佐見町長選挙(2022年9月6日告示、9月11日投開票)に新人の前川芳徳氏が当選を目指して立候補する意向を表明されていますので前川氏に関する情報をまとめています。
前川芳徳氏の
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・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
前川芳徳/波佐見町長選挙の経歴や家族は?
名前 | 前川芳徳(まえかわよしのり) |
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生年月日 | (64歳) |
出身地 | 長崎県東彼杵郡波佐見町 |
最終学歴 | (高等学校卒業) |
職業(前職) | 前波佐見町副町長 |
趣味 | (農業?) |
前川芳徳氏は長崎県東彼杵郡波佐見町の出身です。
1977年に波佐見町役場に入庁し、2019年3月30日に定年退職後、2021年4月から副町長を務め、2022年7月22日に依願退職。
高校卒業後、波佐見町役場に42年間勤務されていたことになります。
今回の選挙への3人目の立候補を無所属で表明されました。
今回の選挙への立候補者の前川氏の統一的なプロフィールは見付かりませんでした。
新聞報道の他、前川芳徳氏 FACEBOOKの情報を参考にしました。紐付けが確認しきれていないところがあるかも知れませんが、ご容赦のほど、お願いします。
農業をかなり本格的にされている模様です。
前川芳徳/波佐見町長選挙の学歴は?
前川芳徳氏の学歴についての直接の情報は見付かりませんでした。
町役場に42年間勤務されて定年退職されたということは高卒で入職されたことになります。
FACEBOOKの2017年7月23日付記事で、波佐見高等学校の甲子園出場を祝う記事が掲載されていました。
波佐見町役場の職員の仕事の一環かも知れませんが、前川氏自身が同校の卒業生の可能性もあります。
長崎県立波佐見高等学校は、長崎県東彼杵郡波佐見町に所在します。
1949年に「長崎県立川棚高等学校下波佐見分校」として開校。1977年に独立認可されて現校名となりました。
設置課程・学科は普通科、商業科、美術・工芸科です。
前川芳徳/波佐見町長選挙の家族は?
前川芳徳氏のものと思われるFACEBOOKの記事からは、ご子息が2人おられます。2人とも現在は独立・結婚されていて、前川芳徳氏自身は奥様と2人暮らしとのことです。
ご長男には娘さんが1人、ご次男には息子さんが1人おられるようです。
FACEBOOKの2020年4月26日付記事にはお孫さんと思われるお嬢さんと、奥様と一緒に前川芳徳氏が写っている写真が掲載されていました。
2016年12月20日時点では猫1匹も家族でした。
今年がご尊父の50回忌、ご母堂とご祖母様の33回忌とのことです。
15歳ぐらいの時にご尊父を、32歳ぐらいの時にご母堂とご祖母様を亡くされたことになりますので、大変な思いをされていたことと推察します。
前川芳徳/波佐見町長選挙の年収は?
前川芳徳氏は波佐見町の副町長でした。
波佐見町のホームページ上に波佐見町の給与・定員管理等の状況が公開されています。
最新データは2021年度分であり、10ページ目を見ると、下表の計算により、前川芳徳氏の副町長としての年収は基本的には8,826,250円と推定できます。(通勤手当等を除く)
期末手当:575,000円/月 × 3.35か月 = 1,926,250円
因みに任期満了の場合は、下表の計算式により更に退職金6,900,000円が支給されますが。
就任後1年2~3か月で依願退職されたので、副町長の退職金は支給されたとしても200万円に届かないでしょう。
一方、農業を営まれています。
農業は、作物、自営農家か農業法人所属か、専業農家か兼業農家かによっても収入は異なるそうですが。
前川氏は稲(棚田)と野菜を作られている兼業農家ですが、米を販売して人気を博されているなど、かなり本格的なご様子です。
兼業農家のこともあり、農業の収入が得られているとすると200万円ほどではないかと推察します。
直近の年収合計は約1,000万円だったのではと思われます。
【参考】会社を辞めて農業を始めました … 「脱サラ農家」驚きの年収額(2ページ目)
【参考】農業収入だけで生活していくためにはどれくらいの稼ぎがあれば良い?
【参考】農家の平均年収は約450万円!?経営形態による収入格差など実態を調査
【参考】農業の年収・給料はどれくらい?生計を立てるポイントも解説
【2022年版】農家の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説
前川芳徳/波佐見町長選挙の実績や評判は?
前川芳徳氏のFACEBOOKを拝見したところ、ひょうきんなお人柄が感じられ、波佐見町役場を定年された時のフォロアーの方からの暖かなメッセージが見られました。
楽しい職場を作って職員の方と頑張ってこられた様が窺えます。
前川芳徳/波佐見町長選挙の公約は?
前川芳徳氏は、町役場での記者会見で、子育て支援の拡充や窯業の廃棄物を活用した産業振興により、「波佐見の勢いを継続し、進化させていく。」と述べられています。
長崎県と佐世保市がハウステンボスに誘致を進めるIRについては「定住人口の増加につながる」と賛成の立場です。前川氏は「人口減少社会が到来していますので、その減少幅をいかに食い止めるか、あるいは人口減少がする中でもどのような施策をとっていくかということが大切なのではないかというふうに思っています。」と述べました。
前川芳徳/波佐見町長選挙の立候補した理由は?
前川芳徳氏は、町役場での記者会見で「40代の若い候補者を期待したが、出馬表明したのは同年代の2人。経験のある私が立候補した方がいいと考えた。」と説明されました。
候補者3名中、他の2名は波佐見町議会議員出身です。
前川氏としては、自らの半生を捧げた波佐見町役場の仕事に誇りをもっていて、職場に理解のある候補者として同じ職場の職員出身の町長がベターとの考えがあったのかも知れません。
前川芳徳/波佐見町長選挙の選挙結果は?
前川芳徳氏の国・地方公共団体への立候補は今回が初めてです。
前川芳徳/波佐見町長選挙の引退の可能性は?
前川芳徳氏はまだ64歳なので、立候補の理由が筆者の推測通りならば、問題が無い限り3期は務められると思われます。
一方で、農業にもかなり本格的に取り組まれている模様なので、他に適任者がいると判断すると、あっさりと政界を引退して農業に専念されるようにも思われます。
まとめ
今回の波佐見町長選挙の候補者は立候補の順番では、1人目が藤川法男氏(64歳 波佐見町議会議員・陶芸家)、2人目が今井泰照氏(60歳 波佐見町議会議員・陶芸生地製造会社経営)で、前川芳徳氏は3人目です。
3人の政策は新聞報道で筆者が確認できた範囲では次のとおりでした。
藤川法男氏 | 窯業、農業振興の継続に加え、交流人口拡大や子育て支援の充実を目指す。(一瀬町長の町政上の努力は大いに評価) |
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今井泰照氏 | 現職の一瀬政太氏(78)の町政の、いいところは取り入れたい。 基幹産業の農業、窯業の振興に加え、佐世保市への統合型リゾート施設(IR)整備を契機とした定住促進、訪日客の拡大に取り組む。 |
前川芳徳氏 | 子育て支援の拡充や窯業の廃棄物を活用した産業振興により、波佐見の勢いを継続し、進化させていく。 長崎県と佐世保市がハウステンボスに誘致を進めるIRについては「定住人口の増加につながる」と賛成の立場。 人口減少社会が到来しているので、その減少幅をいかに食い止めるか、あるいは人口減少がする中でもどのような施策をとっていくかということが大切。 |
何れの候補者も一瀬現町長に批判的というわけではなく、政策面でも互いの候補者で大差は無いように見受けられます。
藤川氏は、前回の町長選挙でも現職の一瀬氏と一騎打ちの上、小差で敗れました。前回に善戦されたこともあり、現時点でも本命の一人と思われます。
3候補者の内、誰に投票するかの判断基準は経歴ということでしょうか。
藤川氏・今井氏は共に前職が波佐見町議会議員であるのに対し、前川氏は波佐見町役場職員・副町長として町政を支えてきました。
もし、前川氏が、当選されたら、他の候補者よりも一瀬氏の町政をより忠実に継承されるのではないかと思われます。
前川氏は、一瀬氏の町政を強く支持していて、藤川氏・今井氏の「一瀬町政継承」の意志に疑問を持っていたので、副町長を任期途中で退職してでも今回の町長選挙に立候補された。そういう見方もできるかも知れません。
また、窯業・農業は、共に波佐見町の主幹産業であり、3人ともその担い手という共通点がありますが。
藤川氏・今井氏は共に陶芸関係者であるのに対し、前川氏は兼業農家である違いがあります。
人となりも、藤川・今井の両氏と前川氏とでは、かなり違っているように見えます。
藤川氏は名のある陶芸家、今井氏は会社社長で、地元の名士という感じがします。一方で2人ともSNSでの情報発信は見受けられませんでした。
前川氏はFACEBOOKにマネキンの案山子やギャグを掲載するなど、庶民的な感覚が感じられました。