任期満了に伴い東京都議会議員選挙が、2021年06月25日告示日07月04日投開票で行われます。
定員245人のところ、現在立候補を表明しているのは127名です。とはいえ、告示日には選挙として成り立つほどの人数が、立候補者として出そろうはずです。
中央区選挙区から出馬する岸野智康氏の
・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
についての情報をお伝えいたします。
維新の会からの立候補です。
岸野智康/東京都議会議員選挙の経歴は?
維新の会・岸野智康氏オフィシャルサイト
現代の王子様のような経歴の持ち主です。
簡単な表にまとめました。
名前 | 岸野智康(きしの ともやす) |
---|---|
生年月日 | 1994年9月21日 |
出身地 | 千葉県 |
最終学歴 | 慶應義塾大学商学部卒業 |
職業(前職) | 日本商業開発で不動産ファンド従事の後 一般社団法人代表として若者のキャリア支援 |
趣味 | 旅行・読書 |
その他 | 身長174㎝・血液型O型 |
現在は、学生の4割近くが利用している巨大就活サービス「キャリア三田会」の代表理事です。
企業側のニーズも高く「就活最強」との呼び声も高い慶応ですから、学生の就職への希望もハイブランドになります。
「キャリア三田会」は、企業にとって「青田買いができる」利点があり、学生側にとっては「希望に近い就職先にいち早くアプローチできる」利点があり、どちらにとってもお得な構図が成長の背景です。
キャリア三田会のOB・OG登壇企業・提携企業例には、そうそうたる大企業が名を連ねています。
岸野智康/東京都議会議員選挙の学歴は?
2015年のミスター慶応コンテストのファイナリストであり、グランプリを勝ち取りました。
まさに勝ち組といったところでしょうか。学生時代は水球に打ち込んでいたようです。
出身高校は?
慶應義塾幼稚舎・普通部・高校と、一貫して慶應義塾です。
かなり高度な英才教育を受けていたのではないでしょうか。
高校時代もミスター慶応だったようです。
出身大学は?
当然、慶應義塾大学商学部を卒業しています。
大学から慶応に進学した人とくらべ、幼稚舎から一貫して慶應であった人は、内部的に「いっちょ違う」と差別化されます。
いわゆる「おぼっちゃま」ではあるのですが、「日本のリーダーとなる」教育を、受けてきた人と見ることができます。
岸野智康/東京都議会議員選挙の家族は?
家族についての情報は、得られていません。
幼稚舎から一貫して慶應義塾ですから、陸の王者的なご家庭に生まれたのかしらなどと思ったりもしますが、はっきりしたことはわかりません。
ただ、維新の会が大きくプッシュしている様子なので、ご家庭にも問題がないといったことは、すでに調べはついているでしょう。
「叩けば出る埃」で、足元をすくわれる経験は、どの政党も近年経験しています。
岸野智康/東京都議会議員選挙の年収は?
岸野智康氏の年収についての情報は見つけられませんでした。
「キャリア三田会」の代表理事としての収入があると考えられ、かなりの額だろうと予想できますが、はっきりした数字は示されていません。
キャリア三田会オフィシャルサイト
岸野智康/東京都議会議員選挙の選挙の実績や評判は?
若者が政治参加するって、こういうことですよね…?https://t.co/37HHY4I4UF
— 岸野ともやす | 中央区 |日本維新 (@KishinoTomoyasu) May 28, 2021
公式ツイッターアカウント
自身が代表を務める「一般社団法人 キャリア三田会」が急成長遂げていることから見て、成功するビジネスモデルを構築する能力やメソッドを持っている人という印象です。
リーダーシップや人徳も、申し分ないでしょう。
多くの人的支援を受けている可能性も高く、また日本を代表する大企業にも名前が知られている人物です。
慶応出身者のネットワークは、そんじょそこらの組織が敵うものではありません。
またツイッター以外にも、インスタグラムでの発信や、ユーチューブの活用など、若者を取り込む工夫がなされています。
インスタ
新たな支援者を創生するツールはそろっています。
岸野智康/東京都議会議員選挙の選挙の公約は?
オフィシャルサイトに、公約が掲げられています。
・子どもが羽ばたく教育改革
・コロナ時代の「あたらしい地域交通」
・首都からの地方分権
・複合災害へ万全の備え
・都の二重行政解消
・ふるい東京を、今度こそあたらしく
・女性・若者の活力を活かせる東京へ
具体的な内容は示されていませんが、今回維新の会からの出馬になりますので、維新の会のマニフェストがご自身のマニフェストであると受け止めていいでしょう。
維新の会の都議選におけるマニフェストは、以下になります。
都議選に向け、維新としてのマニフェストが先日発表されました
みなさまの素直なご意見お待ちしております https://t.co/t5d2GP6nR8
— 岸野ともやす | 中央区 |日本維新 (@KishinoTomoyasu) June 6, 2021
岸野智康/東京都議会議員選挙の選挙の立候補した理由は?
私がなぜ政治を志すか。それは「国家はより自由を保障すべきである。」と思っているからです。
ご自身のオフィシャルサイトの冒頭で、このように語っておいでです。
「なぜ政治を目指すのか」の部分に、今回は都議会議員に立候補しているが、後々国政の場に打って出るのではと、読み手に想像させるものです。
また自由であるはずの日本で、不自由を強いることに終止符を打ちたい。移動も集会も、自由にできる社会を取り戻したい。そんな思いで活動を始めました。と続けています。
「すっからかんのアンサー」といった印象を、与えないでもありません。
自由を阻害しているのは、コロナ問題だけではありません。
インターネットとうが普及した昨今、「表現の自由」等の論争は、高度化しています。
では、岸野智康氏の志はどこにあるのか。
大企業的な思考であるのではないのか、若干危惧するところです。
が、ご自身のツイッターの中で、以下の様に語っておいででした。
政権交代したばかりの民主党と未曾有の大災害。対応に批判が浴びせられ退陣したのを見て、当時の僕はもう少し長い目で新たな政権を応援すればいいのにと思った
これは、大企業的な思考からは出てきにくい言葉です。
自民党からではなく、維新の会を選んでいるところからも、体制的ではない目があるのではないかと察することができます。
ここで、現在の日本の選挙権年齢について、復習してみましょう。
「なぜ、岸田智康氏なのか」が、微妙に納得できると思います。
この法律の成立にともなって、2016年6月19日以降に行われる国政選挙の選挙権年齢は、満20歳以上から満18歳以上に引き下げられました。
世界の191の国や地域の9割が、日本の衆議院と同様の下院の選挙権が満18歳以上であり、世界水準に合わせた格好です。
18歳に引き下げられて初めての選挙で、立候補者の応援に駆け付けていた小泉進次郎氏が女学生に囲まれて、黄色い声を浴びていた映像が記憶に新しいところです。
しかし、立候補できる年齢は、投票年齢とは違います。
表にしてみましょう。
被選挙権積極的要件 | |
---|---|
衆議院議員 | 日本国民で満25歳以上であること。 |
参議院議員 | 日本国民で満30歳以上であること。 | 都道府県知事 | 日本国民で満30歳以上であること。 | 都道府県議会議員 | 日本国民で満25歳以上であり、尚且つその都道府県議会議員の選挙権を持っていること。 | 市区町村長 | 日本国民で満25歳以上であること。 | 市区町村議会議員 | 日本国民で満25歳以上であり尚且つその市区町村議会議員の選挙権を持っていること。 |
「良識の府」「再考の府」「政局の府」と呼ばれる参議院は、被選挙権が満30歳と、衆議院よりも高くなっています。
この表を見ていると、なぜ今回政党(維新の会)が岸田智康氏を出馬させたのか、その意図が見え隠れしてきます。
選挙権を持つ年齢が引き下げられたことで、まず選挙民を育てることが、政党には求められます。
同時に、若い選挙民が注目し、受け入れやすい人材を発掘して育てることが求められます。
岸田智康氏は、衆議院や都議会議員、市長に立候補できる年齢ではあっても、参議院や知事に立候補はできません。
まず都議会議員となって政治を学び、次なるステップにつなげるのではないかと、想像できます。
維新の会が育てようとしているイチ押し人材なのではないでしょうか。
プロフィールの中で岸田智康氏は、現在は一般社団法人の代表として、若者の就職/キャリア支援を行う。と書いています。
ご本人の年齢を見て、若干違和感を覚えます。
この「違和感」は、選挙権を持つ皆さんの感性に委ねますが、慶應義塾幼稚舎・普通部・高校、慶應義塾大学商学部卒業の経歴で、さもありなんと思わないでもありません。
維新の会の中で、相当に期待されている人材であり、そのような扱いを受けていると推測するのは、たやすいことです。
岸野智康/東京都議会議員選挙の選挙結果は?
2021年06月25日告示日07月04日投開票ですから、現時点で結果は出ていません。
維新の会からの出馬ですから、かなり優位であると予想できます。
岸野智康/東京都議会議員選挙の引退の可能性は?
岸野智康氏の政治家人生は、未だスタートしていません。
この時点で引退といったことは、考えられないでしょう。
また政治家になることは、ご自身のキャリアにとって利点以外見つけられません。
このままこの道を究めていこうとお考えなのではないでしょうか。
まとめ
「出来すぎた経歴」は、反感を持たれないとも限りませんが、それ以上に支持も受けます。
さて、日本は誰が動かしているのだと考えた時に、東大、京大、早稲田、慶応等の卒業生がリーダーとなっていると感じるのは、一般的な意識です。
またご本人たちも、そのような意識の中にあるのではないでしょうか。
かなり優位な選挙戦が予想できます。