任期満了に伴う千葉県市川市長選挙(2022年3月20日告示、3月27日投開票)に新人の片岡恭子氏が当選を目指して立候補する意向を表明されていますので片岡氏に関する情報をまとめています。
片岡恭子氏の
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・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
片岡恭子/市川市長選挙の経歴や家族は?
名前 | 片岡恭子(かたおかきょうこ) |
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生年月日 | 1979年(早生まれ) |
出身地 | 不詳(市川市在住。同市は「夫婦の実家及び夫の職場の中間地点」) |
最終学歴 | 早稲田大学(専門職)大学院政治学研究科修士課程修了 |
職業(前職) | 元市川市議会議員 |
趣味 | 読書・料理・登山 |
片岡恭子氏は、ご両親とも三菱銀行員でした。
2001年、地域限定型総合職として三菱UFJリースに新卒入社、本社勤務し、法人営業・与信審査・債権回収・新規市場開発等に携わります。なお、三菱UFJリースは、現在は日立キャピタルと経営統合して、三菱HCキャピタルとなっています。
2007年に三菱地所に転職し、街ブランド企画部・都市計画事業室に配属。一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区環境共生型街づくり推進協会の設立に参画していました。
2012年に退職し、同年に夫の実家近くの千葉県八千代市で出産、翌年から千葉県市川市に在住となります。
2014年からみずほ銀行に再就職し、大企業法人業務部海外日系チームに所属します。
しかし、育児の傍らの仕事による疲れ・免疫力低下等から、体調不良による入退院を繰り返し、ほどなくして退職します。
2015年に市川市議会議員に立候補。地縁はありませんでしたが当選します。在職中は、子育て支援・女性の活躍の推進・持続可能な社会を目指して活動中していました。維新の党・花の会でした。
次回の2019年4月の市川市議会議員には立候補していません。
2021年7月に東京都議会議員選挙(豊島区)に立候補しましたが落選しています。
片岡恭子/市川市長選挙の学歴は?
片岡恭子氏の出身高校・出身大学(学部)の学歴情報は見付かりませんでした。
早稲田大学(専門職)大学院政治学研究科修士課程を修了しています。
【早稲田大学について(参考)】
1882年に大隈重信が創立した東京専門学校が前身で、1902年に早稲田大学に改称されました。
慶應義塾大学と共に「私学の雄」と称され、日本の私立大学の最高峰とされることが多い大学です。
現在、以下の13学部と大学院、専門職大学院、学術院、附属校、系属校(例:早稲田実業高等学校等)を擁しています。
・政治経済学部・法学部・文化構想学部
・文学部・教育学部・商学部
・基幹理工学部・創造理工学部
・先進理工学部・社会科学部
・人間科学部・スポーツ科学部
・国際教養学部
片岡恭子/市川市長選挙の家族は?
片岡恭子氏は夫婦と娘さん2人の4人家族です。
片岡恭子/市川市長選挙の年収は?
片岡恭子氏は、現在は無職です。定収はないと思われます。
片岡恭子/市川市長選挙の実績や評判は?
市川市議会議員選挙で、「働く女性・子育て世代の代弁者」として応援する記事が見付かっています。
また、片岡恭子氏の市川市議会議員時代の議事録を少し拝読しました。
育児当事者の立場から、子ども政策や公園の問題等、熱心に調査して質問をされていることが窺えました。
片岡恭子/市川市長選挙の公約は?
今までの記者会見記事からは、片岡恭子氏の公約は次のとおり、まとめられます。
・子育てに追われる女性の声を市政に取り入れる
・防災を強化する
・子育て政策を充実する
・政治分野でのジェンダーギャップ指数を改善する
片岡恭子/市川市長選挙の立候補した理由は?
片岡恭子氏は会見で、女性の政治分野への参加が低いことや、自らの子育ての経験などを踏まえて立候補を決意したと説明しています。
「子育て政策に力を入れていきたいという情熱がある。意思決定機関に女性が少ないことにより、本当に女性や子どもにとって共感できる最善の政策が立案・実行されているかどうか疑問を感じていた。」とのことでした。
また、「元市会議員だが、議員の仕事の限界を感じていた。いずれは市長にという情熱を育ててきた。」とのことです。
片岡恭子/市川市長選挙の選挙結果は?
片岡恭子氏は2015年に千葉県市川市議会議員選挙に立候補して定数42人中9位という高位で当選しています。
しかし、次回の2019年の同市議会議員選挙には立候補していません。
2021年の東京都議会議員選挙に豊島区から立候補しましたが、落選しています。
【千葉県市川市議会議員選挙】
【東京都議会議員選挙(豊島区)】
片岡恭子/市川市長選挙の引退の可能性は?
片岡恭子氏は、まだ42~43歳なので、引退する年齢ではありません。
政治家としての経歴も7年前に始まったばかりで、4年間の市会議員と3年間の浪人です。
それ以前は大手企業の会社員と専業主婦を経験していました。
本人にもまだまだ流動的なところがあると思われます。
そこへ現職市長への批判が重なり、検討していた市長選挙への挑戦のハードルが下がったのかも知れません。
もし新市長として当選すれば、地方自治体の首長として、今後の方向がある程度決定すると思われます。
落選の場合、会社員時代から街づくりに携わり、市会議員も経験していることを活かして、市川市会議員に再挑戦するかNPO活動をされるかも知れません。
まとめ
片岡恭子氏は、3社を経験した会社員(1社は病気退職)、主婦・2児の母、元市会議員という顔を持っています。
街づくりには会社員の時から携わってきました。
2012年に出産のために会社員を退職してからの30代の数年間は苦労続きであり、政治家としての出発点でした。
単に女性というよりも育児当事者として発言してきたことが、市川市議会議員としての強みだったことでしょう。
市川市議会議員時代、維新の党や清風会のような保守政党と関わりがあったことからも、ガチガチのフェミニストではないと感じられます。
一方で、大学院政治学研究科修了もしています。市川市議会議員当選時は、同研究科中退となっていたので、その後、勉強し直したのかも知れません。
元々、会社員時代に東京都心部の街づくりに携わってきた経験もあります。
これまでのところ、「子育て世代の代弁者」に特化している印象がありますが、他の幅広い問題にも取り組むための勉強をされてきたことが窺えます。
一方で、子育て支援等の福祉は今後の全国的な重要課題でもあるので、この軸を守ることも大事でしょう。
現職市長がバッシングされている中、若いクリーンな候補者としての訴求力があると思います。
今のところ、現職市長への直接的な声高な批判は片岡氏からは為されていない模様で、そのことは好感されると思われます。
一方で、現職市長はリベラル派であるのに対し、片岡氏には、他の候補者の田中甲氏と同様の保守派色があることも留意はすべきでしょう。