今回の記事では2024年10月20日告示、10月27日投開票予定の釧路市長選挙に出馬表明したかさい龍司氏について記事をまとめていきます。
釧路市長選挙は任期満了で20日に投開票を行う予定でしたが、衆議院選挙と同じ27日投開票に変更されたため釧路市選挙管理委員会が有権者に注意を呼び掛けています。
かさい龍司氏の
- 経歴
- 家族
- 年収
- 選挙結果
などについて記事を書いていきます。
かさい龍司/釧路市長選挙の経歴は?
名前 | 笠井龍司(かさいりゅうじ) |
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生年月日 | 1965年10月20日 |
出身地 | 北海道釧路市 |
最終学歴 | 明治学院大学法学部 |
職業(前職) | 北海道議会議員 |
趣味 | 読書 |
かさい龍司氏は海山川の自然環境に恵まれた北海道釧路で高校までを過ごされました。
大学卒業後はサラリーマンを経験したのち、代議士秘書となり11年あまり勤務されました。
かさい龍司氏が秘書を務めた自民党の北村直人衆議院議員は北海道鶴居村出身、同郷の方でした。
かさい龍司氏は一時政治活動から身を引いたこともありましたが、4年後の2007年釧路市議会議員に出馬し初当選をされました。
市議を経験後、北海道議会議員に出馬し、2011年以降4期連続当選。
今回の釧路市長選に出馬するために、2024年9月に13年勤めた道議会議員を辞職されました。
かさい龍司/釧路市長選挙の学歴は?
かさい龍司氏の学歴は、北海道釧路江南高等学校普通科卒、明治学院大学法学部法律学科卒になります。
出身高校は?
北海道釧路江南高校は、北海道釧路市にある公立(道立)の高等学校。
1919年北海道庁立釧路高等女学校として開校、1950年4月男女共学となり、校名を釧路江南高等学校に変更しました。
2005年からは全日制普通科単位制を導入し、多様なニーズに応える選択科目の設置や、少人数授業による個々の生徒へのより細やかな指導だけではなく、ノーチャイム・自習時間の設定による生徒の時間管理意識の醸成など、全道的にも先進的な取組を実施しているようです。
地元の進学率が高く、私立大学はもちろん国公立大学の北海道大学や小樽商科大学に毎年数人進学しています。
出身大学は?
明治学院大学は、東京都白金台に本部を置く私立大学で、日本最古のキリスト教系の大学です。
現在は文学部、経済学部、社会学部、法学部、国際学部、心理学部、情報数理学部の7学部17学科、大学院は7研究科12専攻を擁する総合大学です。
幕末の1863年創設の英語塾「ヘボン塾」が明治学院大学の起源であり、高橋是清(総理大臣)などの偉人もここで英語を学びました。
また、創設者の理念でもある “Do for Others(他者への貢献)”を教育理念に掲げており、国際交流やボランティアに力を入れている大学です。
このような伝統ある英語教育に加え、協調性が育つ校風は学生にも人気があり、毎年、入学志願者数が多い大学です。
かさい龍司/釧路市長選挙の家族は?
かさい龍司氏のご家族についての情報は確認できませんでした。
自民党北海道議員会のプロフィールで政治家になった動機に、親族に関係者がおりその活動ぶりを小さな頃から垣間見ていたと掲載されていますので、政治家が身近にいらしたようです。
かさい龍司/釧路市長選挙の年収は?
北海道議会(定数100)が公開した2023年分の議員所得のうち、公開対象71位名の平均所得は1,667万円でした。
一方、道議会の政活費は月額90万円の議員報酬とは別に議員個人に月43万円、会派にも所属議員1人あたり10万円が支給されます。
このことから同議員ひとりの年収に換算すると
公開された平均所得と大きな齟齬がないため、かさい龍司氏の年収もおおむね同額と予想されます。
かさい龍司/釧路市長選挙の実績や評判は?
かさい龍司氏は釧路市議と釧路区の道議を通算17年以上務められた実績をお持ちです。
その間には道議会文教常任委員、道議会子ども政策調査特別委員、自民党道連政務調査会長などの役職を歴任されました。
かさい龍司氏は、ご自身の活動を2006年から笠井龍司ブログ、フェイスブック、選挙ドットコムのブログ、「かさい龍司」チャンネル、LINE等で発信続けておられます。
その内容は政治活動に留まらず、また国内外を問わず多くの笑顔での交流が印象的で、かさい龍司氏の活動が広く支持されている様子が伝わります。
特に、かさい龍司氏の行動力とそのスピード感はご自身のスローガン「かさい、動く。」を体現している印象です。
道議員選挙では4期連続当選をされており、かさい龍司の道民からの評価は高く、信頼の高さをうかがわせます。
また、今釧路市長選出馬におけるご本人の強みを「広い人脈がある」としているのは、長い議員経験が裏付けになっていると推察されます。
かさい龍司/釧路市長選挙の公約は?
かさい龍司氏の今回の市長選挙での公約は確認できませんでした。
かさい龍司氏は政策として、次の6つをテーマとした釧路のまちづくりを挙げています。
・教育の充実で一人ひとりの可能性を引き出す
・医療・福祉の充実・強化で元気で安心な地域づくり
・釧路からアフターコロナの観光の新局面を拓く
・釧路の一次産業が食料安全保障を支える
・釧路からエネルギーの新時代をけん引
2007年政界に戻った際のプロフィールには「変わらぬこの素晴らしい自然環境残る故郷の為に、再び政治の舞台へと登板する。」と書かれており、故郷釧路への思いの強さがかさい龍司氏が目指す市政の原点ではないかと思われます。
かさい龍司/釧路市長選挙の立候補した理由は?
かさい龍司氏は道議会議員4期の任期途中で、今回の市長選挙へ出馬表明しています。
北海道新聞が10月8日に主催した釧路市長選挙立候補予定者公開討論会で出馬の理由をかさい龍司氏は、低迷する経済や人口減少等の釧路が抱える課題解決のために、道議員の経験を活かし、スピード感をもって市政を担いたいと表明しました。
発言の所々では釧路市が抱える課題解決を道議員時代にはできなかった責任を感じていると述べられており、立場を市長に変え先頭に立つことで理想の釧路を創りたいという思いで立候補されたようです。
また、出馬時の取材に対しては、「現職の蝦名氏と改革思考の鶴間氏とは別の選択肢を示したい」と表明し、市民有志からの推薦が後押ししたと口にしています。
かさい龍司/釧路市長選挙の選挙結果は?
かさい龍司氏はこれまで、市議会議員選挙に1回、道議会議員選挙に自民党から4回立候補されています。
2007年4月22日投票日、釧路市議会議員選挙。投票率55.50%、得票数2,815票で当選。
2011年4月10日投票日、北海道議会議員選挙。投票率55.42%、得票数12,550票で4位当選。
2014年4月12日投票日、北海道議会議員選挙。投票率54.87%、得票数17,816票で1位当選。
2019年4月7日投票日、北海道議会議員選挙。投票率53.26%、得票数12,631票で3位当選。
2023年4月9日投票日、北海道議会議員選挙 。投票率48.95%、得票数13,642票で3位当選。
かさい龍司氏は市議会議員選挙に初当選後、5回連続当選で通算17年に及ぶ長い間、議員を務められました。
今回の市長選挙は無所属からの出馬となりますが、大いに期待されます。
かさい龍司/釧路市長選挙の引退の可能性は?
道議として「道政からふるさとに尽くす」と慎重な姿勢をとっていたかさい龍司氏の今回の釧路市長選への出馬は周囲を驚かせる決断に映っています。
しかし、かさい龍司氏の13年に及ぶ議員活動はとても精力的で、市民とのかかわりだけでなく北海道や釧路のために貢献したいという熱い思いが感じられ、市民有志からの推薦と相まって当然の成り行きにも映ります。
このことから個人的見解にはなりますが、今回落選となっても、再び市長選には挑戦されるのではないかと思います。
まとめ
釧路市長選挙には、かさい龍司氏のほかに、現職で5期を目指す蝦名大也氏と前回6,300票差で敗れた鶴間秀典氏が出馬表明し、共産党も候補者の擁立を検討しています。
投票日の10月27日、釧路は衆議院選、道議補選そして釧路市長選挙のトリプル選挙になりそうです。
自民党公認だったかさい龍司氏が今回、無所属として市長選出馬表明をしたため、道議補選、衆院選の勢力図にも影響を及ぼしかねない選挙となりそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。