角田悠紀/高岡市長選挙の経歴や家族は?年収や選挙結果も!

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任期満了に伴う高岡市市長選は、2021年06月27日告示日2021年07月04日投開票で行われます。

自民党高岡市連全面支援で3期務めた現職の高橋正樹市長による早々の不出馬及び引退の表明は、候補者擁立の動きを加速させました。

経済ジャーナリストである出町譲氏、元市教育長の米谷和也氏に続き、元市議である角田悠紀氏が出馬を表明しています。

3者それぞれが自民党高岡市連の推薦候補者選考に応募し、4月の時点で幹部による投票で、市連は米谷氏の推薦を決定。高岡高校長まで務め、市内の小中学校統廃合等を牽引した教育長としての行政手腕を買われての推薦だったと言います。

しかし市議の支持は米谷氏と角田氏に二分され、市連とて一枚岩ではいきません。最終局面を迎えた今、三つ巴の熾烈な選挙戦に突入する様相を呈しています。

ここでは立候補者の中でも一際若いパワーで選挙に乗り込む角田悠紀氏の

・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他

についてお伝えいたします。

 

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角田悠紀/高岡市長選挙の経歴は?

人事を尽くして天命を待つがモットーの角田悠紀氏は、2005年4月富山テレビ放送㈱に入社しました。報道部に在籍し、記者、フィールドキャスターとして活躍。

高岡市政や県政、県警、教育、経済などを担務する中で、高岡への理解をさらに深めていきました。

2015年10月在職中に一般社団法人高岡スポーツユナイテッドを設立し、2016年の退職を機に、同社の代表理事に就任しています。

同時に政治活動を開始し、2017年には高岡市議会議員初当選を果たしました。

ニュースキャスターとしてテレビに登場していたことから、高岡市民のお茶の間での知名度はかなりのものです。

市民が角田悠紀氏の成長を、メディアを通して見守ってきたということは、この選挙戦においても優位なポイントです。

経歴を簡単な表にしています。

名前 角田悠紀(かくだ ゆうき)
生年月日 1982年10月30日生まれ
出身地 富山県
最終学歴 立命館大学法学部法学科政治行政専攻 卒業
職業(前職) 高岡市議会議員
趣味 読書

今回の選挙では、出町譲氏、米谷和也氏の両名と戦うことになります。

米谷和也氏が教育長を歴任されましたが、出町譲氏は全国放送でニュースデスクを務めた方です。

メディア畑出身者という点では、角田悠紀氏と共通点が多いと考えられます。

全国的にみて、ニュースキャスターが名乗りを上げた時はスタートダッシュからして違い、特に年齢が若い立候補者の中では圧倒的に有利であるといった印象を受けます。

単なる知名度だけの話ではなく、視聴者であった市民の感情が動く結果なのではないでしょうか。

6月18日投開票の福岡市長選で3選を果たした高島宗一郎氏は、前回に続いて史上最多得票を更新する28万5435票を獲得し、当選を果たしました。KBC九州朝日放送のニュースキャスターとして、また同放送局のワールドプロレスの実況アナとして、お茶の間の人気者でした。
現在の角田悠紀氏と同年代で初当選、3選を果たした現時点でも44歳の若き市長です。

新卒で入社してからの悪戦苦闘ぶりをお茶の間は見守ってきたことで、巷では「自分の息子の成長」のように受け止めている声もしばしば聞かれます。全国的には、こういった候補者も少なくはなくはありません。

年齢がある程度高い候補者には「即効性」「即戦力」を求めがちで、様々な所作へも厳しめの目が向けられます。が、若い候補者には「ともに成長する」「見守る」といった寛容な姿勢が伺えます。

角田悠紀氏も例外ではないとすると、経験不足を補ってなお余りある「なにか」が市民感情に大きくアプローチすることが望めそうです。

角田悠紀/高岡市長選挙の学歴は?

高岡市にある和田保育園に入園し、高岡市立横田小学校、高岡市立南星中学校を卒業します。
横田小学校からだと高岡市立高岡西部中学校に進学します。

ご自身のオフィシャルサイトの中の南星中学校通学時の思い出に、「転校生にも関わらず」と書かれてたものを見つけました。

高岡西部中学校に進学し、その後引っ越しか何かで南西中学校に転校したのでしょう。

角田ゆうき|「高岡再始動計画」
角田ゆうき氏を紹介するページです。元報道記者記者の経験・フットワークを活かし高岡市民の皆様の声・意見を確実に市政に届け、よりよい社会の実現を目指します!

児童会長を務めた、バスケットボール部の主将を務めた、応援団では団長だった…様々な「リーダーシップをとれる人物エピソード」を展開しています。

今でも中学時代の友人と酒を酌み交わす中であるということで、その事実とともに、自らの為人をアピールしているのだろうと読み手としては感じました。

多くの候補者のアピールに対して思うところは、選挙は「自薦」「他薦」の中の「自薦」の部分が赤裸々であるという事。「こういうことをしたよ」「ああいうことをしたよ」と、なかなかの激しさです。

みなさん、そこそこの学歴はありますし、経歴もなかなかの人がほとんどです。

実生活の中で、「自分はこうだったああだった」という人のことを、人はあまり好きになれないもので、「選挙だけは違うのか」と考えなおしたりするものです。

「生徒会長を務めた」と書かれていれば、「そういえば生徒会長って自薦だったなぁ。みんな、俺が!俺が!だったなぁ」と思い出します。

ある程度の自己顕示欲がないと、選挙戦には出馬しないものなのかもしれません。自己顕示欲は結構。悪いことではありません。しかし、それ以上に「志」が感じられねば、票を投じることはできません。

前出の現福岡市長高島宗一郎氏は、自ら「多くのが友達が陰ながら応援していると言ったまま選挙が終わるまで消えてしまう」経験をし、「都合のいい時だけ近づいてくるただの知人と大変な時に助けてくれる同志がいることに気がついた」と語っています。

3期目ともなれば、選挙戦に勝つということ以上に、実績への評価という、更に上を目指さなければならない立場になります。
選挙戦については、少々余裕もあり、自らのウイークポイントなどもアカラサマにできるようになります。

信頼を得るというのは、そこからなのかもしれません。

タラレバの話になりますが、もし、この若い候補者・角田悠紀氏が当選したのであれば、2期3期と長い目で見てあげる覚悟を、市民も求められることとなるのでしょう。

出身高校は?

私立高岡第一高等学校を卒業しています。

偏差値は46です。偏差値が69の高岡高等学校があるのですから、「あれ?」といった印象を受けてしまいます。

富山は公立志向です。

もしかすると滑り止めに入学しなければならなくなった理由があったのだと推測します。

であれば、「人気者だったエピソード」と共に、その背景を語っていた方が、好感が持てるのに…と思ってしまいます。

出身大学は?

立命館大学法学部法学科を卒業しています。政治行政を専攻していたようです。

在学中の20歳の時に、初めて選挙戦に携わり、応援弁士も務めたようです。

現富山県議会議員の山本とおる氏の選挙戦でしょう。

この経験から、自分の目指す道が政治にあることを知ったようです。

 

角田悠紀/高岡市長選挙の家族は?

オフィシャルウェブサイトでも詳しいことは書かれていませんが、妻と息子の3人家族という情報は公開されています。

今の時代、公人が家族の詳細を明らかにするのは、かなり難しいものです。この程度の情報になってしまうのは、致し方ないと思われます。

角田悠紀/高岡市長選挙の年収は?

前職は高岡市議会議員です。

よって角田悠紀氏の年収は、議員報酬から割り出すことができます。

富山県内の市議会議員報酬ランキングにおいて高岡市は富山市に次いで2位です。

月額545,000円ということですか、年収だと654万円です。

これに期末手当が付きますので、おおよそ750万円から800万円程度の年収と考えてよいでしょう。

決して高いとは思いませんが、高岡市は議員報酬の面で、かなり恵まれています。

同県内の人口2,967人である船橋村に至っては、月額15万円です。

2019年の統一地方選を振り返ってみましょう。

町議選では立候補者数が定数に達しない定数割れとなる選挙が8町村に出てしまいました。

銭金で政治を行ってもらっては困るというのが市民感情ではありますが、「清貧」を強要しすぎれば、この事態は免れません。
この定数割れは、今や、選挙を重ねる都度に加速しています。

働き盛りの年代は、議員になることで「食えなくなる不安」を抱えることとなり、結局食うに困っていない高齢の候補者が出馬することになってしまいます。

しがらみやなれ合いは、そういった背景からも生まれます。議員報酬以外のなにかしらのメリットがないとやってられない仕事になってしまうのです。

過剰な「議員報酬カット」を求めれば、結局市民は自分の首を絞めることとなってしまいます。志を持った人材を、退けてしまっているかもしれないのです。

議員報酬に対する厳しい監視の目は必要ですが、これを機会に「なぜ議会は変わらないのか」の理由を考えてみてはいかがでしょう。

角田悠紀/高岡市長選挙の選挙の実績や評判は?

2016年の富山市議会議員補欠選挙で初当選を果たした舎川智也氏の応援(街頭演説)をした経験があるようです。

これは前職富山テレビ放送株式会社(報道部)の先輩である奥野詠子氏の影響からだったのではないでしょうか。

HP等には、先輩が誰であったのか、誰の応援をしたのかなどは明らかにしていません。

ただ、このように応援を頼まれる立場であるということは、ニュースキャスター時代の知名度はそこそこあり、市議会議員としても頑張りを評価されていたと考えるのが妥当と思われます。

他者から見たところ、押し出しの良い応援者なのですから、評判は良く、実績も評価されているのでしょう。

 

角田悠紀/高岡市長選挙の選挙の公約は?

「高岡を前に」をスローガンとし、高岡再指導計画と題し、「今と未来を変えていく」を副題に、公約を発表しています。

理念は、以下のものとなります。

【理念】
・圧倒的市民目線の市役所改革・まちづくり
・各地域・各企業が輝く地域創生の推進
・未来に責任の取れる持続可能な市政運営

最優先にとりくむこととして、市民の命と財産を守る「コロナワクチン接種へ」としながらも、以下の10項目を政策カテゴリーに104の公約具体策を打ち出しています。

【政策カテゴリ】
①新型コロナウィルス対策
②市民目線の行財政改革
③高岡型子育て・教育サポート
④福祉のまち優しい高岡
⑤ひとが輝くまちづくり
⑥持続可能な交通体系
⑦経済成長のための稼ぐ力の推進
⑧おもてなし観光
⑨次世代農業振興
⑩命を守る防災

104をすべてここでお伝えすることはできませんが、オフィシャルウェブサイトのページにて、明記されています。

角田ゆうき見聞感動録 政策集 - kakuda-seisaku
【新型コロナ対策】 具体策1.ワクチン接種に関する体制強化 具体策2.新生児・おなかの赤ちゃんに給付金の臨時支給 具体策3.生活が困難な世帯に給付金の臨時支給 具体策4.飲食業・飲食業関連業種、宿泊施設など、事業者のピンチを救済 具体策5....

これらはご自分で考えたものではなく、「企業、団体、市民一人ひとりとの対話の中で生まれた市民が考えた政策」であるとしています。

対話を大切にしているというアピールです。

角田悠紀氏は、ユーチューブを活用して、自分が成したいことに一つ一つを解りやすく発表しています。

また幅広い層の取り込みを図るべく、SNSを大いに活用しています。

このそれぞれは、ユーザー層に若干の違いがあります。

遊説や街頭演説とうの、地道な働きかけと同時に、管理が行き届くならば、SNSを網羅することで、取りこぼしを大きく回避できます。

角田悠紀/高岡市長選挙の選挙の立候補した理由は?

高岡市のため、10年後20年後の未来のために決断しました。

これが立候補の理由であると、自身のツイッターで明らかにしています。

また小泉進次郎氏と会った折に、「どんな政治家になりたいの?」と訊かれ、「地方を守る、地方が輝くために働く政治家です。」と答えています。

ユーチューブにチャンネルを持ち、動画の一つにイメージ動画のようなものがアップされています。

その中で、高岡市への想いを綴ったものがあります。

今の高岡市、市民の目にはどう映っているのだろうか
このままでいいのだろうか

豊かな自然、歴史文化、ものづくり
高岡市にしかない誇りがここにはある
誇りを胸に前に進むときが来た

今すぐ変えていくべきこと
20年、30年先の未来を見据えて始めていくこと

他と比較し、悲観するのをやめて
自らの意思で変えていこう

コロナを乗り越え、新しい時代に応じた産業を発展させ
福祉を充実、子供をはぐくみ
暮らしを変えていこう

私は、現場を見て、市民の声を聴いて、市民と感情を共にし、市民の代わりに動く
角田ゆうきは、「見て、聞いて、感じて、動く」

7月4日市民が選ぶ
現状維持か、前へ進むのか

私は迷わず進む 
市民と共に前へ

「高岡を前へ。」

なんと薄っぺらい!という辛らつな意見もありますが、市長としての実績がないのですから、イメージ戦略は重要です。

また自民党王国の富山において、前市長の批判は避けたい立場であるのでしょう。

ただ、「なれ合いやしがらみ」が問題視されている高岡市では、現状の分析と批判、そして改善への具体的なビジョンは打ち出さねばなりません。

角田悠紀/高岡市長選挙の選挙結果は?

ほどなく告示が行われ、その1週間後に投開票となりますので、結果は近々出るのですが、未だ飛びぬけて強い候補も予測できないまま、選挙に突入しそうです。

混戦となりそうなのですから、誰が当選してもおかしくありません。

ただし高岡市民は、前市長の築いてしまった「なれあい」や「しがらみ」に、辟易しています。

市議会が今回の選挙で画期的に変わらぬ限り、よほどに押しの強い候補者でなくては、この難局は乗り越えられないと思われます。

立候補者が市民に試されているのは当然ですが、市民もまた、今回の選挙で試されています。

角田悠紀/高岡市長選挙の引退の可能性は?

自分の道は政治にあると言っているのですから、よもや落選したとしても、ここで辞めるとは考えられません。

また、これだけの問題を抱え、志半ばにして放棄した前市長の後始末が、任期中に終わるとは思えません。

もし当選すれば、2期3期と長期の奉仕を望むはずです。

まとめ

若いことは一つの大きな武器ですが、若いゆえに強烈なリーダーシップを取れる人物は限られてきます。

例えば大阪府知事の吉村 洋文氏のリーダーシップの背景には、橋本時代の「ぶち壊し」があり、松井時代の「整備」があって、吉村氏の若さとクレバーさが発揮されました。

いま高岡市に求められるのは、小規模な変革ではありません。

大きな舵切りが必要とされています。

市連の推薦を受けた米谷和也氏は、継承しつつの変革、長年の研究に基づくエビデンスを持って高岡市に富をもたらし財政の安定をまず図る角田悠紀氏、折衝点を見つけながらフットワーク良く尽くそうとする角田悠紀氏といった印象です。

さて高岡市民は、どの候補者に未来を託すのでしょう。

面白い選挙戦となりそうです。