任期満了に伴う兵庫県知事選(2024年10月31日告示、2024年11月17日投開票)で、いなむら和美氏が出馬の意向を表明しました。
こちらのページでは、いなむら和美氏の
・経歴
・家族
・年収
・選挙結果
などについて記事を書いていきます。
いなむら和美/兵庫県知事選挙の経歴は?
いなむら和美氏のプロフィールを簡単にまとめてみました。
名前 | 稲村和美(いなむら かずみ) |
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生年月日 | 1972年11月10日 |
出身地 | 奈良県奈良市 |
最終学歴 | 神戸大学大学院法学研究科卒業 |
職業(前職) | 尼崎市長 |
趣味 | 不明 |
いなむら和美氏は1972年11月10日に奈良県奈良市で生まれ、高校卒業後、神戸大学に入学しています。
神戸大学大学院法学研究科法社会学専攻修士課程を修了後、証券会社に勤務しました。
その後、尼崎市議会の会派スタッフを経て、2003年に兵庫県議会議員に初当選し、2期務めました。
2010年には尼崎市長選挙に出馬し当選。女性市長としては当時最年少の38歳で市長に就きました。
その後、3期12年間市長を務め、2022年に退任しました。
いなむら和美/兵庫県知事選挙の学歴は?
いなむら和美氏が卒業した高校は奈良県立奈良高等学校、卒業した大学は神戸大学と記載がありました。
出身高校は?
奈良県立奈良高等学校は奈良県奈良市に所在する公立の高等学校であり、通称奈高(なこう)と地元で呼ばれています。
奈良市内唯一の全日制普通科の単科高校として、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けており、高度な理数教育を行っています。
また、近年は進学教育重点校としての指定も受けており、大学進学を目指す生徒にとって魅力的な高校として県下では知られています。
生徒たちは「自主創造」の学びを通して、将来は日本や世界のよりよい未来に貢献できる人材を目指しています。
出身大学は?
いなむら和美氏が入学した神戸大学は、1902年に設置された国立大学です。
1902年に設立された神戸高等商業学校を起源とし、現在は10学部15研究科を持つ総合大学です。
実学教育を重視する伝統を受け継ぎ、特に経営学、海事科学、経済学などの分野で高い評価を得ています。
また、近年は文理融合研究を推進しており、先端的な研究にも力を入れています。国際色豊かな教育環境も特徴で、海外大学との連携も活発です。
いなむら和美/兵庫県知事選挙の家族は?
家族構成についてですが、いなむら和美氏のホームページにて、「両親、姉妹の4人家族の長女」との記述がありました。
また、お子様については、県議2年目の時期に娘さんの出産を経験しているとのことでした。
いなむら和美/兵庫県知事選挙の年収は?
いなむら和美氏は直近では尼崎市長として務めています。
参考として、尼崎市長の給与月額は1,177,000円との記載がありました。
(参照:人事行政の運営状況を公表します|尼崎市公式ホームページ)
このことから、尼崎市長の給与を年収に換算すると、
期末手当が年間の支給割合で3.25ヶ月分=3,825,250円支給されますので、おおむねの年収は合計で17,949,250円の計算となります。
いなむら和美/兵庫県知事選挙の実績や評判は?
いなむら和美氏は先述の通り、直近では尼崎市長を務めています。
稲村和美氏は、兵庫県議時代には、費用弁償制度の見直しや財政問題の提起など、無所属議員としてしがらみなく活動し、県政の改善に貢献しました。
その後、尼崎市長に就任し、12年間、財政改革、教育改革、福祉充実、防災対策、環境保護、地域経済活性化など、多岐にわたる分野で実績を積み重ねてきました。
特に財政改革においては、借金の大きさを示す将来負担比率を就任時183%(2010年)→退任時19.5%(2022年)と大幅に改善し、財政の健全化を実現しました。
また、教育改革では、学力向上、子どもたちの支援体制強化、そして、地域福祉の充実にも注力しました。
さらに、市民参加型のまちづくりや、地域経済活性化にも積極的に取り組み、「本当に住みやすい街大賞2018 in 関西」で尼崎市が1位に選ばれるなど、自治体のイメージの向上にも貢献しました。
3期12年市長を務めた実績があることからも、県下でも特に尼崎市民を中心とした県民からの期待も厚いものであると思われます。
いなむら和美/兵庫県知事選挙の公約は?
いなむら和美氏のホームページには兵庫県の経済を活性化させるための政策が掲げられています。
いなむら和美のミッション
(基本姿勢と政策)
1.県民主役
対話を通じて信頼を回復し、しがらみにとらわれない、風通しの良い兵庫県政をともにつくります。2.地域力向上
県内市町の取組を尊重し応援する「バックアップ型県政」で、兵庫の多彩な資源を活かし、安心して暮らせる兵庫をともにつくります。3.未来への責任
課題を先送りしない行財政改革で、住みたくなる・住み続けられる、持続可能な兵庫県をともにつくります。
(参照:いなむら和美 – Kazumi Inamura Official Website)
稲村和美氏は、兵庫県知事選挙への立候補を表明し、県民とともにつくる兵庫の未来像として、「県民主役」「地域力向上」「未来への責任」の3つの柱を掲げています。
特に、今回の内部告発問題を受けて、県政への信頼回復を最優先課題として掲げ、県庁の機能不全解消と職員の士気回復を目指しています。
また、兵庫県の抱える人口減少や財政問題など、様々な課題に対して、具体的な政策を打ち出しており、市町と連携し、持続可能な社会の実現を目指しています。
具体的な政策としては、子育て支援、教育、経済活性化、医療福祉、防災、環境保護、行財政改革など多岐にわたります。
いなむら和美/兵庫県知事選挙の立候補した理由は?
いなむら和美氏は兵庫県知事選出馬において、以下のように語っています。
(参照:兵庫県知事選挙、稲村和美・前尼崎市長が出馬表明「対話を重視」 – 日本経済新聞)
今回の兵庫県知事選に向けては、主に県の厳しい財政状況を会見やその他SNSでも強調しています。
また、前知事の斎藤氏がパワハラ疑惑などを内部告発された問題について「一連の県の対応を検証して総括したい」とも語っています。
様々な混乱が起こった県政において、県の一連の対応がどうだったのか、検証して混乱に終止符を打ちたいという思いも含めて出馬に至ったものと考えられます。
いなむら和美/兵庫県知事選挙の選挙結果は?
過去、いなむら和美氏は兵庫県議選に1回、尼崎市長選に3回出馬しています。
過去出馬した選挙の結果は以下の通りです。
兵庫県議会議員選挙 (2007年04月08日) |
投票率 45.67% 得票数:14,273 票[当選] |
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尼崎市長選挙 (2010年11月21日) |
投票率 29.35% 得票数:58,034 票[当選] |
尼崎市長選挙 (2014年11月16日) |
投票率 25.69% 得票数:70,642 票[当選] |
尼崎市長選挙 (2018年11月18日) |
投票率 24.71% 得票数:72,390 票[当選] |
いなむら和美/兵庫県知事選挙の引退の可能性は?
いなむら和美氏の引退の可能性について調べてみましたが、引退についての情報は得られませんでした。
長年兵庫県下で活動を続けており、今回の県政への強い思いを考慮すると、現時点で引退を考えている可能性はないと思います。
まとめ
尼崎市長としての活動で基盤を築き上げてきたいなむら和美氏。
現段階で兵庫県知事選挙にはいなむら和美氏のほかに、複数の候補が立候補を表明しています。
尼崎市長を12年間務めた実績のあるいなむら和美氏が、他の候補者に対してどこまで支持を拡大できるかが今回の選挙では注目されるものと思われます。
最後までお読みいただきありがとうございました。