任期満了に伴う大野市長選挙(2022年6月5日告示、12日投開票)に、大野市議会議員のダニエルよしもと氏が立候補を表明しました。
こちらのページでは、ダニエルよしもと氏の
・経歴
・家族
・年収
・選挙結果
などについて記事を書いていきます。
ダニエルよしもと/大野市長選挙の経歴は?
遂この日がやってきた。
ダニエル市議出馬へ 大野市長選 | 社会 | 福井のニュース | 福井新聞D刊 https://t.co/bXjbSEYbx3
— ダニエルよしもと(福井県大野市議会議員)自民党1党体制、世襲、多選、無投票、役人支配体制にNO! (@wswp34) May 5, 2022
ダニエルよしもと氏のプロフィールを簡単にまとめてみました。
名前 | ダニエル益資(だにえるよしもと) |
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生年月日 | 1980年3月4日 |
出身地 | 福井県大野市 |
最終学歴 | 武蔵野大学通信教育課程教育学部児童教育学科卒業 |
職業(前職) | 大野市議会議員(2019~) |
趣味 | 非公表 |
ダニエルよしもと(旧姓:石田益資)氏は1980年に福井県小浜市に生まれ、1998年に高校卒業後、1999年に大学に入学も一度中退。
2000年にイギリス留学し、エセックス大学国際関係学科・ウォーリック大学を卒業しており、その後営業の仕事や外務省外郭団体フォーリンプレスセンターの仕事を務めたのち、2008年には台湾国家奨学金を得て、国立高雄師範大学に語学留学しています。
2009年からは約5年ほど台湾で日本語講師や、貿易会社での勤務、台湾・文藻外語学院大学非常勤講師としても勤務したのち、2014年12月から福井県に帰郷し、フリースクールを運営し始めます。
2017年には武蔵野大学通信教育課程に入学。2018年に中学校で外国人師弟のための日本語指導、及び通訳を担当する教育支援員として勤務しています。
2019年2月に大野市議会議員選挙に立候補し初当選。2020年4月には「福井県をよくする会」を設立し、会長に就任しています。
また、英検1級・数学検定2級・中学校教員免許1種(英語)・防災士資格といった、多くの資格を取得しています。
この経歴からも、多様な環境下での学業・仕事に勤しんだ経験のある方であることが伺えます。特に英語に関しても語学堪能が故の実績があることを明かしており、議員になってからも教員免許を取得すなど、「学び」に対するダニエル氏の行動力の強さが伺えます。
ダニエルよしもと(ダニエルヨシモト)|政治家情報|選挙ドットコム
ダニエルよしもと/大野市長選挙の学歴は?
ダニエルよしもと氏の卒業高校は福井県立大野高等学校、大学は愛知学院大学に入学し中退されています。
その後エセックス大学国際関係学科・ウォーリック大学国際関係学科を卒業後、武蔵野大学通信教育課程教育学部児童教育学科を修了しています。
出身高校は?
福井県立大野高等学校は福井県大野市新庄に所在する公立の高等学校であり、卒業生にはタレントの清水国明さん、参議院議員の山崎正昭さんなどがいらっしゃいます。
部活では、男子バレーボール部・陸上部などが特に有名であるようです。
出身大学は?
最初にダニエル氏が入学した愛知学院大学は、1953年に設置された私立大学です。9学部16学科、短期大学部1学科、大学院8研究科を有し、総数約12,000名の学生が学ぶ総合大学です。
その後ダニエル氏が入学・修了したエセックス大学は、1964年に設置されたイギリスの研究型国立大学であり、教育水準と研究業績では常にイギリス国内トップ10にランクインしています。
また、世界大学ランキング2018では法学の分野において世界TOP50にランクインするなど、多様性のある学問が国内外から評価されている大学であるとのことです。
ウォーリック大学は、1965年に設立された新設の国立大学でありながら、世界大学ランキングでは世界トップ100に入る名門校とされており、400を超える企業との産学連携など、数々の先進的な施策に積極的に取り組んで卓越した成果を上げている大学です。
これに対し英国首相在任中のトニー・ブレア氏や、マイクロソフト社の創業者の一人であるビル・ゲイツ氏も、国内を先導する研究機関の一つとしてウォーリック大学の名前を挙げたことがあります。
最後に入学・修了した武蔵野大学は、1965年に設置された私立大学です。
浄土真宗本願寺派により設立された「仏教精神による人間教育」を目指した学校であり、近年は少人数教育とキャリア開発に力を入れ学部学科の増設や改組を頻繁に行っているとのことです。
ダニエルよしもと/大野市長選挙の家族は?
家族構成についてですが、ダニエル氏のホームページによると、2016年3月にアメリカ人の奥様と結婚されているとのことです。
また、2019年4月には奥様が第1子を出産しているとのことで、娘さんの入園式の様子の写真をホームページにあげるなど、ご家族のことについても時折話題として挙げているようですね。
ダニエルよしもと/大野市長選挙の年収は?
現在のダニエルよしもと氏の収入に関する情報は得られませんでしたが、ダニエルよしもと氏は直近で大野市議を務めています。
参考として、大野市議会議員の給与月額は357,000円との記載がありました。
このことから、大野市議会議員の給与を年収に換算すると、
期末手当が6月に687,671円、12月に708,198円の2回支給されますので、おおむねの年収は合計で5,679,870円の計算となります。
ダニエルよしもと/大野市長選挙の実績や評判は?
ダニエル氏の評判についての詳細な記事などは見当たりませんでしたが、ダニエル氏は先述の通り、2020年4月に福井県下の民間人が地方議員を目指せるようサポートしていく団体「福井県をよくする会」を設立し、会長に就任しています。
2020年10月現在、「福井県をよくする会」は現職議員1名(ダニエル氏)、民間人4名で活動しているようです。
「福井県をよくする会」では、その綱領の中で市民の政治参加に関して以下のように書かれています。
① 選挙の無投票と多選が多い
② 選挙に多額の費用がかかると誤解している人が多い
③ 政治家がSNS使用に及び腰
④ 知識層・市民運動家が選挙に立候補しない
⑤ 自民党が極端に大きく、野党の存在感がまるでない
⑥ 一般市民にとって選挙はハードルが高い
ということである。
これらの課題をクリアするには県内で政治を志す者がバラバラで動いていては解決されないと思われる。そもそも、福井県において福祉や企業などは若い世代や一般民間人が懸命にイノベーションを進めているが、こと福井県内の政治においては旧態依然とした慣習や考え方がまだ根強く残っている。
(引用:綱領 – 福井で選挙に出たい方へ【福井県をよくする会】)
これらは、ダニエル氏が福井県下の市民の政治参加に対しての意欲向上を強く訴えているように思われます。
また、ダニエル氏はNHK党の支持を表明しており、NHK党が主催した2022年夏の参院選候補者をオーディション型式で選ぶ「N-1グランプリ」にオーディション参加し、自身の政策に関してその意欲を動画・ブログ等で表明しています。
(参考:【ダニエルが答える②】有権者の質問:なんでNHK党支持なのですか?2022年05月10日(火)… – ダニエルよしもと(ダニエルヨシモト) | 選挙ドットコム)
ダニエル氏はブログでも、日々の活動・政策について自ら積極的な発信をされています。
直近の政治に関する新聞記事などに関しても情報を発信しており、わかりやすい解説を加えており、活動をオープンにしている印象を受けますね。
ダニエルよしもと/大野市長選挙の公約は?
ダニエル氏の公約・政策はホームページに掲げられています。
「既得権益が操る古い「政治システム」からの脱却を!」とダニエル氏は強調しており、
・役人主導型政治の改善
・「福井県の学校はつまらない」…校長公募制度の導入、未就学児からの英語教育導入
・利権がモノを言う政治、組織票が幅をきかせる選挙にNO!
・「民間に、できることは、民間で」役人ビジネスの民営化or統廃合
・大野の令和型の「七間朝市」の促進
などといった内容を掲げています。
(参照:ダニエルよしもと(ダニエルヨシモト)|政治家情報|選挙ドットコム)
ダニエルよしもと/大野市長選挙の立候補した理由は?
ダニエル氏は当初、2022年夏の参院選への出馬を表明していました。
しかしその後、5月6日に大野市長選へも出馬することを表明しました。その理由について、ダニエル氏は以下のようにブログで語っています。
(中略)市長選は今のところ現職VS新人という構図である。とにもかくにも、市長選無投票を避けることが出来た。これだけでも大野市政に多大な貢献をしていると自負している。
他市町と比較しても石山市政の稚拙さは群を抜いている。北陸政界などはほぼ毎回「石山特集」を組んでいるくらいで、これだけ駄目駄目な状況は誰の目にも明らかなのに、誰も対抗馬が出てこないとは。
もし無投票になったら民主政治そのものが成立しえない状況になってしまうのだが。ということで、日程が先にあり、かつ大野の民主政治を辛うじて機能させるためにも、私にとっては市長選がまず最優先に取り組むべき政治的課題なのである。
(引用:【ダニエルが答える①】市長選と参院選2つの選挙になぜ意欲を示しているのですか?2022年05月… – ダニエルよしもと(ダニエルヨシモト) | 選挙ドットコム)
ダニエル氏の市長選出馬の目的としては、市長選の無投票当選を阻止するというのが一つの目的としてもあり、5月まで市長選について触れなかったのは、石山氏の他に立候補者がいないか様子を見極めたかったからであるとのことです。
自民党から2人候補が出てくれば、票が分かれるとしてやりやすかったとのことですが、現職の石山市長の市政の評判が極めて悪いとし、自身がその対抗馬となろうと立候補に至ったようです。
また、「市長選に出る前に、市議を2期やったほうが良いと思うのでは」といった質問に関してはこう答えています。
当選回数を重ねる毎に、例えば、議会で一般質問をしなくなり、緊張感のない中で議会活動を進めてしまっている議員が多いのではないか。そもそも誰しも4年後自分がどうなっているか分からないのである。
来るべきチャンスに備えて日々精進を続け、ある日突然機会が巡ってきたらそれに果敢に挑戦する信念を育んでおくべきなのだ。そうしなければ、いわゆるサラリーマン型議員に成り下がってしまい、最低限のことだけやっていれば毎月給料がもらえ、そこに満足してしまうようになる。これでは改革は進まない。
(引用:【ダニエルが答える③】市長選に出る前に、市議を2期やったほうが良いと思うのですが?2022年0… – ダニエルよしもと(ダニエルヨシモト) | 選挙ドットコム)
自身の政治家としての意欲が強いうちに、改革へのチャレンジを進めていきたいというのも今回の立候補の理由の一つのようです。
ダニエルよしもと/大野市長選挙の選挙結果は?
過去、ダニエル氏は2019年の市議選に出馬しています。
大野市議会議員選挙 (2019年02月17日投票) |
投票率:60.82% 623 票(当選) |
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なお、直近の大野市長選挙は2018年6月17日に実施されています。
こちらの選挙では、石山志保氏と高田育昌氏の新人同士での争いとなり、約3,300票差の差で石山氏が初当選を果たしております。
当日有権者数は28,511人、最終投票率は61.4%となっております。
ダニエルよしもと/大野市長選挙の引退の可能性は?
ダニエルよしもと氏の引退の可能性について調べてみましたが、引退についての情報は得られませんでした。
市議としても年齢的にもまだまだ若い世代であり、かつその後の参議院選挙に関しても立候補の意思を示していることを考えると、現時点で引退を考えている可能性はないと思います。
まとめ
現段階で大野市長選挙にはダニエル氏のほかに、現職の石山志保氏が2選を目指して既に立候補を表明しています。
対抗相手となる石山氏は、市長就任以前から環境官僚として国立公園の自然環境保全などに従事するなど経験が豊富であり、福井県内、また北陸3県で初めての女性の自治体首長として高い知名度と実績が強みです。
ダニエル氏は大野市長選挙において、自身が自民党政治以外の選択肢を提供することが役割であることを示しています。
しかし、政治的な活動に関しては知名度には差があることが考えられますので、それを打破できる選挙活動をダニエル氏がどこまで展開できるかが鍵であると思われます。
最後までお読みいただきありがとうございました。