任期満了に伴う長崎県知事選挙(2022年2月3日告示、 2月20日投開票)に現職の中村法道氏が立候補する意向を表明されましたので中村氏に関する情報をまとめています。
中村法道氏の
・経歴
・家族
・年收
・選挙結果
などについて記事を書いていきます。
中村法道/長崎県知事選挙の経歴は?
長崎県知事選 現新3人が出馬 中村県政の評価争点に 20日投票 | 2022/2/4 – 長崎新聞 #知事選 #長崎 https://t.co/mpy01Qy3ND
— 長崎新聞 (@nagasaki_np) February 4, 2022
名前 | 中村法道(なかむらほうどう) |
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生年月日 | 1950年11月29日 |
出身地 | 長崎県南島原市 |
最終学歴 | 長崎大学 経済学部 |
職業(前職) | 長崎県知事 |
趣味 | イカ釣り 家庭菜園 |
中村法道氏は1950年長崎県南島原市有家町の一本釣り漁師の三男に生まれました。
1974年に長崎大学経済学部卒業後、同年に長崎県に採用となりました。
学生時代に商社マンを目指しましたが、父親が体調を崩し長崎県庁入庁となったそうです。
その後は数々の要職を歴任されています。
1997年 福祉保健部県立病院課長
1999年 企画部企画調整課日蘭交流400周年事業推進室長
2001年 総務部秘書課長
2002年 対馬支庁長
2004年 農林部長
2007年 総務部長
2009年 副知事
2010年 知事
中村氏は2010年に長崎県では史上初、県庁職員生え抜きの公選知事となり、現在3期目をつとめています。
2010年 中村法道氏 長崎県知事初当選
中村氏の座右の銘は「敬天愛人」。
これは西郷隆盛の座右の銘と同じです。中村氏の目指す政治家は西郷隆盛なのかもしれません。
趣味の家庭菜園やイカ釣りは対馬勤務時代に始めたそうですが、知事初当選当時のインタビューでは、知事になってからは時間が取れないともお話されています。
カラオケの十八番は鳥羽一郎の「海の祈り」。
漁師の家に生まれた中村氏ですから、自然と気持ちが入って気分良く歌える一曲なのでしょうね。
中村法道/長崎県知事選挙の学歴は?
中村法道氏の学歴は、長崎県立島原高等学校卒、長崎大学経済学部卒になります。
出身高校は?
島原高校は島原市にある公立の進学校であるとともに、120年の歴史を持ち「文武両道」という校訓のもと礼節と質実剛健の気風を尊ぶ伝統校でもあります。
全日制と定時制があり、全日制の生徒の大多数は進学を希望し、長崎大学・熊本大学・佐賀大学といった地元の国公立や私立の大学への進学実績があります。
部活動においては、剣道部・レスリング部など運動部と、語学部・美術部などの文化部が盛んで、なかでも剣道部・レスリング部は県高校総体で何度も優勝しています。
出身大学は?
長崎大学は長崎県にある国立大学です。
1857年にオランダ人軍医が幕府医に対し医学講義を開始し、医学伝習所を設置したのが長崎大学のはじまりです。
経済学部のカリキュラムポリシーとして、現代経済社会に関する幅広い学問領域の基礎的知識を修得できるような多様な科目を提供しており、経済学のほかに経営学や簿記など商業分野のことも学ぶことができます。
中村法道/長崎県知事選挙の家族は?
中村法道氏の年齢的なことを考えると、お子さんやお孫さんがいらっしゃる可能性がありますが、ご家族についての情報は見つけることができませんでした。
中村法道/長崎県知事選挙の年収は?
中村法道氏の年収について情報をまとめてみました。
長崎県知事の給与月額は1,260,000円とありました。
あと期末手当が567,000円ほどになり、これをプラスすると年収は約1500万円〜1600万円と予想されます。
2019年の中村氏の所得は情報がありました。
また、2021年には給与減との情報があったので現在はもっと少ない可能性があります。
中村法道/長崎県知事選挙選挙の実績や評判は?
中村法道氏の実績について調べてみました。
中村氏の公式ホームページで12年の実績を見ることができます。
中村氏は長崎県の最大の課題として人口減少、特に若者や女性が県外に出てしまうことを掲げています。
長崎の魅力が若い方々、女性の方々にとって欠けている面があるのではないか?と考え、その方たちの視点を街づくりや県政に活かしていくために「NEXT長崎ミーティング」を企画しています。
これは若い世代の方々とざっくばらんに意見を交わすとともに、この機会を通じて若い方々同士でお互いに知り合い、夢や希望を持って活躍できる長崎県の実現を目的としたオンラインミーティングです。
第4回 NEXT長崎ミーティング
その他、待機児童ゼロの達成や高校生県内就職率アップの実現もされており、中村氏の後援会スタッフが運営しているFacebookで中村氏がお話されている動画を見ることができます。
中村法道/長崎県知事選挙の公約は?
中村法道氏は以下を公約に掲げています。
県民に元気を!誰もが活躍できるダイバーシティ社会づくり、地域や産業を支える人材育成
産業に活力を!産業のDX化、基幹産業の創出促進、観光・農林水産業などの高度化と国際戦略推進
地域に誇りを!魅力ある、持続可能なまちづくり
中村氏を含む立候補予定者(当時)5名で政策についてお話されている様子をYouTubeで見ることができました。
中村法道/長崎県知事選挙選挙の立候補した理由は?
中村法道氏は今回の出馬表明をした際に、立候補を決めるまでの想いを述べています。
「私の出馬が、県政や県民にとってより良い選択であるのか、自問自答を繰り返してきた」
中村氏が4選を目指す知事選への出馬意向を表明したのは、告示まで44日のタイミングでした。現職の表明がこれほど遅れることは珍しいそうです。
この背景には、出馬表明するまでの紆余曲折があります。
中村氏は「時代が変わっていく中で、よりふさわしい人に」と3期12年の在任期間の長さを語り、今期限りでの退任を視野に後継者を探してきましたが、この後任者選びが難航していました。
中村氏には後を託そうと考えていた県幹部がいたそうですが、意中の県幹部に出馬を断られてしまいます。
その後も後任候補を探しましたが思うようには進まない状況を受け、中村氏の心境も次第に立候補へ傾いていったようです。
しかし中村氏は正式な表明までは慎重な姿勢をとり続け、告示まで約1カ月半となる昨年12月21日までずれ込みました。
その理由として、出るからには地盤を固め、周囲に押される形を作ろうとしたという見方がされています。
中村氏は県議会最終本会議で「残された課題に全力で挑戦し、これまで育んできた芽をしっかりと花咲かせ、県民に成果としてお返しすることが私の責務」と出馬する理由を説明しました。
中村法道/長崎県知事選挙の選挙結果は?
ここでは中村法道氏の長崎県知事選挙結果について書いていきます。
2010年に初めて長崎県知事選挙に立候補し、長崎県では史上初の県庁職員生え抜きの公選知事となりました。
中村法道氏 /316,603
橋本つよし氏 /222,565
大仁田厚氏 /98,200
おしぶち礼子氏 /30,902
深町たかお氏 /21,291
山田正彦氏 /6,634
松下みつゆき氏 /2,889
2014年 投票率: 66.71%
中村法道氏 /375,112
原口敏彦氏 /84,704
2018年 投票率: 36.03%
中村法道氏 /311,893
原口敏彦氏 /94,442
前回2018年の長崎県知事選挙は過去最低の投票率でしたが、中村法道氏が原口敏彦氏に大差をつけて3期目の長崎県知事となりました。
中村氏が4期目を狙う今回の長崎県知事選は、自民の支援が現職の中村法道氏と、県連が推薦する新人候補者で分かれるという、約半世紀ぶりの「保守分裂選挙」と言われ注目を集めています。
静かだった前回選挙から一転、混沌とした選挙戦となりそうです。
肝心の長崎県知事選への県民の関心についてのアンケート記事がありました。
12月に実施されたアンケートでは「大いにある」「ある程度ある」と回答したのは計64%となっていますが、立候補者が出揃い、分裂選挙となった現在はもっと関心が高まっている可能性はありますね。
保守分裂で注目 長崎県知事選挙
中村法道/長崎県知事選挙選挙の引退の可能性は?
中村法道氏が今回の出馬表明に時間がかかった原因として、後任選びが難航したことがありました。
また、中村氏が4選を目指すのかどうか注目が集まっている頃に「次のリーダーにバトンタッチをするいいチャンス」というような発言もされていました。
中村氏は3期12年という長きにわたる舵取りの中で、時代の変化やその速さを強く感じてらしたのかもしれません。
それらを考えると、今回当選とならなかった場合、中村氏が引退をお考えになる可能性もあると思います。
まとめ
中村法道氏の出馬にまつわる紆余曲折は、県民の考えにも影響のあることだと思いますが、一方で12年間の実績もあります
中村県政を継続させるのか、刷新するのか、県民もギリギリまで悩む方がいるかもしれませんね。