藤島正孝茨城県議の死去に伴う茨城県潮来市・行方市選挙区の県議会議員補欠選挙(2021年12月3日告示、12月12日投開票)に新人の松田千春氏が当選を目指して立候補する意向を表明されていますので松田氏に関する情報をまとめています。
松田千春氏の
-
・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
松田千春/茨城県議会議員補欠選挙の経歴は?
名前 | 松田千春(まつたちはる) |
---|---|
生年月日 | 1956年3月3日 |
出身地 | 茨城県潮来市 |
最終学歴 | 日本大学法学部卒業 |
職業(前職) | 元潮来市長 |
趣味 | 音楽鑑賞、バイクなど |
松田千春氏は、地元茨城県潮来市の出身です。
茨城県立潮来高等学校を経て、日本大学法学部を卒業後、額賀福志郎衆議院議員の秘書を25年間勤めた後、2007年~15年、潮来市長を2期務められました。
潮来小学校PTA会長、東日本大震災液状化対策首長連総会会長、潮来市北浦湖岸土地改良区理事長等も歴任されています。
仏門に入り、修行をされていた時期もあります。
松田千春/茨城県議会議員補欠選挙の学歴は?
松田千春氏の学歴は茨城県立潮来高等学校卒業、日本大学法学部卒業になります。
出身高校は?
茨城県立潮来高等学校は、行方郡潮来町立女子技芸学校として1907年に開校しました。
現在は普通科・家政科・商業科から成ります。
ある進路情報のサイトによると、卒業生の過半数は進学せずに就職します。
出身大学は?
日本大学は東京都に本拠を置く、日本最大規模の私立総合大学です。
1889年に創立された日本法律学校を前身とし、欧米諸国の法律を学ぶことが主流の当時において、日本の法律を学ぶ学校として誕生しました。
時の司法大臣であり、神職養成を行う皇典講究所の所長でもあった山田顕義を学祖とします。
1903年には日本大学と改称し、1920年、大学令により大学となりました。國學院大學と少なからぬ縁があります。
現在、法学部、文理学部、経済学部、商学部、芸術学部、国際関係学部、危機管理学部、スポーツ科学部、理工学部、生産工学部、工学部、医学部、歯学部、松戸歯学部、生物資源科学部、薬学部、通信教育部、短期大学部と大学院とを有しています。
事業活動収入、大学図書館蔵書冊数、卒業生総数、学生数、警察官採用者数、公務員採用者数、一級建築士合格者数、社長の出身大学者数の各々で全国私学1位だったこともあります。
松田千春/茨城県議会議員補欠選挙の家族は?
松田千春氏のご家族は、奥様と長男の3人家族です。娘さんもいるとの記事もあります。
松田千春/茨城県議会議員補欠選挙の年収は?
松田千春氏は2015年に市長選挙に敗れた時が59歳で、以後の職業についての明確な情報が見当たりません。
団体役員の肩書があるので、その収入があるのかも知れません。
松田千春/茨城県議会議員補欠選挙の実績や評判は?
松田千春氏は、権力の中枢近くに25年間も居たわけですが、市長という地方公共団体の長としても奮闘し、東日本大震災で液状化現象で被害を受けた市街地の復旧を指揮されています。
一方で、東日本大震災があった2期目の審判としての2015年の選挙で落選しています。2019年の市長選に出馬しましたが返り咲けませんでした。(当時の争点の記事より)
「市長として3選されなかったのは、原現市長=市民派、松田元市長=土建派だからだ。」との見解もありますが、具体的な失政があったというよりは、震災後の特殊事情で手法が地元住民と嚙み合わなかったのかなとも感じられました。
松田千春氏が出演されている動画を見る限りでは、話が具体的で丁寧だと感じました。
松田千春/茨城県議会議員補欠選挙の公約は?
松田千春氏は、「なめがた地域医療センター」(行方市)の入院患者受け入れ態勢復活を含む地域医療充実などを公約に掲げました。
地域医療体制の充実、少子化対策の推進、地場産業等の振興、障害者福祉の充実などを訴えるとのことです。
公約自体には特に目立ったところは見受けられませんが、大物政治家の秘書25年と東日本大震災時の市長のキャリアから、実行力が図抜けている様にも思われます。
松田千春/茨城県議会議員補欠選挙の立候補した理由は?
松田千春氏は会見で出馬の動機を「(潮来市から立候補、選出された)藤島県議の議席を存続させてもらうことが地域発展の礎になると思った」などと述べられました。(2021年11月15日付 産経新聞より)
しかし、当の藤島県議の後継者として選挙に臨んでいるのは対立候補の鈴木義浩氏であり、行方市長と、松田氏を破った現潮来市長も全面的に支援しています。(茨城新聞より)
松田氏は潮来市の市長として果たせなかった理想を県議会議員として追求したい思いかと思われます。
松田千春/茨城県議会議員補欠選挙の選挙結果は?
松田千春氏は茨城県議会議員の選挙は初めてですが、元潮来市長であり、その時の選挙結果は以下のとおりです。
前市長の任期満了に伴い、新人同士の一騎打ちを松田氏が制し、2期目を無投票で当選した直後に東日本大震災に見舞われています。
震災での液状化問題解決に奮闘しましたが3選は叶わず、2015年に原浩道氏(飲食店経営)に敗れました。
4年後の市長選で返り咲きを目指しましたが、再び原浩道氏に敗れています。
投票日2007年2月18日 | 松田 千春(無所属) 9,946票 塚本 誠一(無所属) 7,789票 |
投票率 71.95% |
---|---|---|
投票日2011年2月6日 | 松田 千春(無所属) - | (無投票) |
投票日2015年2月8日 | 原 浩道(無所属) 9,366票 松田 千春(無所属) 7,278票 松崎 ちか(無所属) 532票 |
投票率 71.84% |
投票日2015年2月8日 | 原 浩道(無所属) 9,000票 松田 千春(無所属) 6,651票 |
投票率 66.03% |
松田千春/茨城県議会議員補欠選挙の引退の可能性は?
松田千春氏にとっては、今回の県議補欠選挙は、2015年、2019年の市長選挙のリベンジという面もあります。
市長選から撤退して議員に戦いの場を移したわけですが、今回の当落は政治生命上重要と考えます。
とはいえ、衆議院議員の秘書を25年間もされていて、しかも市長もされていたので、仮に表舞台から引退となっても経験を活かして顧問の様な形で政治には関わられる様にも思われます。
まとめ
松田千春氏の経歴を拝見したところ、権力中枢の裏方を四半世紀も続けた後で自治体の首長に転じて奮闘するという、ある意味両極の世界の仕事を立派に続けて来られたと感じました。
更に仏門修行の経験もあります。
遍歴の幅広さは政界でも際立っていて、今回の選挙に当選された場合、異色の地方議員になることが予想されます。
仮に市長の時にマイナス要因があったとしても、議員という立場であれば弊害は軽微で、プラス面のみをアピールできると思われます。是非、今後のご活躍に期待したいと思いました。