今回の記事では2025年7月13日告示、7月20日投開票予定の延岡市長選挙に出馬予定の吉本やすし氏について記事をまとめていきます。
吉本やすし氏の
- 経歴
- 家族
- 年収
- 選挙結果
などについて記事を書いていきます。
吉本やすし/延岡市長選挙の経歴は?
| 名前 | 吉本靖(よしもとやすし) |
|---|---|
| 生年月日 | 1958年生まれ |
| 出身地 | 延岡市 |
| 最終学歴 | 九州大学農学部農芸化学科卒業 |
| 職業(前職) | 延岡市議会議員 |
| 趣味 | 不明 |
吉本やすし氏は、延岡市の農家の三男として生まれ育ちましたが、1980年大学卒業後は、日向市役所に入庁されました。
ご本人のお話しによると、延岡市役所の採用試験に落ちたからだそうです。
日向市役所では税務課、農林水産課、人権・同和行政推進室等に勤務され、また、日向市職員労働組合執行委員長も務められました。
ただ、日向市役所に勤めていた当時、「延岡市民の自分が、日向市役所に居る意味はなんだろうと考えた」と振り返っておられます。
そして、「浮草人生と決めて、いろんな人に会うたび、この人に会うためにここにいる」と考えるようにしておられたそうで、吉本やすし氏の誠実なお人柄を彷彿とさせるお話です。
2014年9月、34年に及ぶ長い間お勤めになられた日向市役所を、市教育委員会スポーツ振興課長を最後に退職されました。
2015年の延岡市議会議員選挙に無所属で初出馬し当選され、現在まで3期連続当選されました。
そんな中、現職の読谷山市長が2025年6月2日に、肺とすい臓に腫瘍が見つかり治療に専念する必要があるとして、2025年6月末での辞職を表明されました。
吉本やすし氏は6月9日に記者会見し、「読谷山市政が掲げてきた『市民が主役の行政運営』という理念を継承すべきだ」と述べ、ご自身の経験(九州大学卒、市役所勤務、延岡市議3期)を活かして灯を消さずに運営を引き継げるとの意志を示し、市長選への立候補を正式表明しました。
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吉本やすし紹介ページ
吉本やすし/延岡市長選挙の学歴は?
吉本やすし氏の学歴は、延岡高校卒業、九州大学農学部農芸化学科卒業です。
出身高校は?
宮崎県立延岡高等学校は、延岡市に位置する公立の進学校で、1899年設立の旧制延岡中学校を起源とし、伝統と活力を兼ね備えた高校として知られています。
全日制普通科とメディカル・サイエンス科の2学科を設置し、後者は特に理数系・医療系進学に力を入れた少人数クラス制を採用しています。
国公立大学への合格者が多く、医学部進学、GMARCH、関関同立などへ合格者を出していますが、多くの卒業生が宮崎大学・鹿児島大学・熊本大学など九州圏の国公立大学へ進学する傾向が強く、地元志向と学力の高さを両立しています。
部活動も盛んで、野球部は何度も甲子園出場を果たしており、サッカー部は高校総体で連続ベスト8進出など、安定した成果を上げています。
その他、陸上部、テニス、水泳などの運動部や、県大会で団体戦準優勝などを誇るかるた部、吹奏楽・美術・書道・演劇・茶道など、多彩な部活が文武両道を支えています。
出身大学は?
九州大学は、1903年創立された福岡市に本部を置く国立大学で、研究・教育の質の高さに定評があり、医学・工学・農学・理学など理系分野を中心に世界的な研究成果を上げています。
九州大学は、Vision 2030において「総合知で社会変革を牽引する大学」を目指し、脱炭素、医療・健康、環境・食料の3つの重点領域を掲げています。
多様な学問分野を包含する農学研究院は、これらの領域における社会課題解決において中心的な役割を担うことが期待されています。
農学部は、生物生産、生物機能、生物環境などの関連分野において、国際的に通用する専門知識はもちろん、課題解決能力やバランス感覚を備えた多様な人材を育成しています。
これを実現するために、生物資源環境学科のもと、4コース11分野からなる教育体制を採用しています。
これらの11分野の学術基盤は、生物学、化学、数物科学、社会科学など多岐にわたり、学生に幅広い視点から総合的な教育を提供しています。
農芸化学分野は、生物と化学の知識を融合して、食品・微生物・植物資源・発酵・バイオテクノロジーなどを研究するなど、発酵食品の製造技術や微生物を活用した健康資材の開発など、実験中心の学習が展開されます
学部卒業生の約半数が修士課程へ進学し、研究者や高度専門職を目指します 。
また、農林水産省や地方自治体(宮崎県庁、福岡県庁、大分県庁など)への就職実績が多く、食・環境政策にかかわる仕事に就く学生も多くいます。
吉本やすし/延岡市長選挙の家族は?
吉本やすし氏のご家族は、紹介サイトによると、妻と子ども3人(高3、高1、小6)の5人家族です。
吉本やすし氏は子育ての過程で、緑ヶ丘小・南中学校PTA役員や延岡市青少年指導員など地域活動にも注力し、経験されているようです。
吉本やすし/延岡市長選挙の年収は?
吉本やすし氏の延岡市議会議員時代の年収についてまとめていきます。
延岡市のホームページによると議員報酬は月額435,000円、期末手当は3.4月分です(通勤手当等を除く)。
期末手当:435,000円×3.4月分=1,479,000円
年収:5,220,000万円+1,479,00円=6,699,000円
吉本やすし氏が延岡市議会議員を務められていた際の年収は約6,699,000円と予想されます。
吉本やすし/延岡市長選挙の実績や評判は?
吉本やすし氏は、延岡市議会議員として2015年初当選以降、3期連続で当選されています。
もともと九州大学農学部農芸化学科を卒業後、日向市役所に約34年間勤務され、税務課、農林水産課などを経験し教育委員会のスポーツ振興課長や労働組合執行委員長、PTAや青少年指導員などを歴任し、行政・地域活動での実務経験が豊富です。
そして、行政経験と地域活動の裏打ちにより、延岡の公共交通・環境問題に具体的に取り組む市議との評価が高く、例えば、延岡南道路の普通車料金引き下げへ向けた取り組みを進めていたり、方財海岸の海岸侵食問題について、原因究明と復旧策を市に求める活動を行っておられます。
このような地域課題に対する姿勢や誠実な人柄から、市民との距離も近く、ご本人のキャッチコピーでもある「案ずるより、吉本やすし」と評判で、地元に根差した真摯な姿勢が評価されています。
吉本やすし/延岡市長選挙の公約は?
吉本やすし氏は市長選出馬会見で、読谷山前市長が進めてきた「市民が主役の行政運営」を継承することを強く訴え、「その火を絶やしてはならない」と市政の理念継続を誓っておられました。
また、ご本人の紹介ページで以下を掲載しています。
●地域の課題を積極的に市政へ反映するとともに、自助・共助・公助が機能した、市民協働の街づくりを推進します
●農林水産業や鮎などの地域資源を生かした地場産業の育成に取り組みます
●働く者の生活と雇用を守る取組みを推進します
●大師まつりに代表される、伝統ある「おせったい」の心で人が光り、地域が光る、観光したくなる街づくりに取り組みます
●2020年東京オリンピック・パラリンピックや2026年の宮崎国体など「アスリートタウン延岡」の知名度を生かし、スポーツキャンプ・合宿誘致に努めます
●防災や福祉・教育の課題に取り組み、子どもから高齢者まで一人ひとりの人権が保障され、安心して生活できる平和な社会を目ざします
●男女共同参画社会づくりを推進します
吉本やすし氏は、地元に根ざした行政経験と地域活動の実績を背景に、現状の課題(交通、災害防止、環境保全など)に加え、未来型の社会づくり(先進技術や地域電力会社の構築)を組み合わせた公約群を提示しています。
理念の継承と革新のバランスを意図している姿勢が印象的です。
吉本やすし/延岡市長選挙の立候補した理由は?
読谷山洋司前市長が2025年6月に腫瘍治療のため辞職を発表し、その際、市民主体の行政理念だけが継がれるよう、市民に信託を託したものの、後継者の明言はありませんでした。
延岡市議を3期務める吉本やすし氏は、「読谷山市政が掲げた『市民が主役の行政運営』という理念を絶やしてはならない」と強く感じ、市政を継承できる立場だと判断して立候補を決断しました。
吉本やすし氏は市議として、延岡南道路の通行料金引き下げ、長浜・方財海岸の海岸侵食対策など、市民の生活に直結する課題に積極的に取り組んできました。
その行動力と成果は地域に信頼されていると評価されています。
さらに、「空飛ぶクルマ」導入や地域新電力会社の設立といった先進的政策を掲げ、地域の未来を見据えたまちづくりへの意欲を示しました。
行政職34年、地元出身、市職員・市議としての経験がある吉本氏は、「行政と住民、両方の視点を知る」リーダーとして、市政を引き継ぎ実行できる存在だと自らを位置づけています。
吉本やすし氏は以上の通り、「理念を継承する使命感」「生活課題への実行力」「未来志向の政策」「実務と地域に根ざした経験」に基づき、市長選立候補を自然な選択として決断されたのではないでしょうか。
吉本やすし/延岡市長選挙の選挙結果は?
吉本やすし氏はこれまで、延岡市議会議員に3回立候補され連続当選されています。
2015年04月26日投票日、延岡市議会議員選挙。投票率54.09%、得票数1,7223票で当選。
2019年04月21日投票日、延岡市議会議員選挙。投票率52.22%、得票数1,375票で当選。
2023年04月23日投票日、延岡市議会議員選挙。投票率48.5%、得票数1,753票で当選。
吉本やすし氏は延岡市議会議員を3期務め、通算10年に及ぶ間、議員を務められました。
今回は、現職市長が病気を理由に辞職されたため市民にとって急な選挙となりましたが、吉本やすし氏にとっても、市議3期目任期途中での急遽の出馬となっています。
吉本やすし/延岡市長選挙の引退の可能性は?
吉本やすし氏引退についての情報は確認できませんでした。
吉本やすし氏は今回が市長選挙初挑戦ですが、市議3期、通算10年の議員経験があり、元国民民主党所属で保守系支持層を中心に多くの賛同者が集まり、地域的な支持基盤が固まっています。
また、吉本やすし氏の出馬は、読谷山前市長が望んだ市政理念の継承をはっきり示すものであり、そのため支援を表明する市議や市民からも強い信任を集めていると受け止められています。
吉本やすし氏自身も、これまで培った経験を生まれ育った延岡市のために活かしたいとの強い意思を持っています。
今回落選となっても、再び市政への挑戦はされるのではないかと思われます。
まとめ
今回の延岡市長選挙に立候補したのは吉本やすし氏の他には無所属・新人で元延岡市職員の三浦久知氏、元県議会議員の後藤哲朗氏です。
また、読谷山前市長の辞職から50日以内に選挙が設定されたため、立候補表明から投開票まで短期間で、速やかな政策提示と信頼構築が争点となりました。
延岡市民にとっては、「前市政の理念を継ぐのか」「新しい視点を取り入れるのか」「市民生活の現場課題にどう対応するのか」「誰に信頼して継続を委ねるのか」という、 理念・政策・人物の三つを巡る選択の場と言えそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
