今回の記事では2024年10月22日告示、10月27日投開票予定の愛南町長選挙に出馬予定の石川秀夫氏について記事をまとめていきます。
任期満了に伴う愛南町長選は、これまで10月15日告示・20日投開票としていましたが、衆議院選挙と同じ27日投開票に変更されました。
石川秀夫氏の
- 経歴
- 家族
- 年収
- 選挙結果
などについて記事を書いていきます。
石川秀夫/愛南町長選挙の経歴は?
名前 | 石川秀夫(いしかわひでお) |
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生年月日 | 1962年生まれ |
出身地 | 愛媛県南宇和郡 |
最終学歴 | 明治大学農学部 |
職業(前職) | 愛南町議会議員 |
趣味 | 不明 |
石川秀夫氏は民間企業や地元農協でお勤めの経験がありますが、大学卒業後はまず、稲井隆義(赤外線電気コタツの考案者)が四国に設立した松下寿電子工業株式会社(現パナソニックグループ)に入社されました。
そのサラリーマン時代には約3年シンガポールへ出向していたこともあるそうです。
また、南宇和農協での勤務は、その後の就農と関係があるのかもしれません。
石川秀夫氏は2015年と2019年の愛媛県議会議員選挙に出馬しましたが落選。
一方、愛南町議会議員選挙では2017年に初当選し2021年に再当選されています。
石川秀夫氏は町議会議員在任中のおととし、町議会へ住民らが提出した要望書に添えられた名簿を利用した戸別訪問や電話をしたことがあり、そのことを巡って署名をした男性が表現の自由を侵す憲法違反であると裁判を起こしました。
石川秀夫氏は当事者ではありましたが、実際の被告は、町議の行動が違憲かを問われた愛南町という裁判でした。
愛南町は、石川秀夫氏を含む町議会全員協議会で話し合い「憲法違反の判決」を受け入れたようです。
その後も石川秀夫氏は町議会における総務文教常任委員会委員長や議会活性化特別委員の責務を果たしておられました。
今回、愛南町長選挙に出馬するために石川秀夫氏は、2024年9月に任期途中で町議会議員を辞職されました。
石川秀夫/愛南町長選挙の学歴は?
石川秀夫氏の学歴は、愛媛県立南宇和高校卒、明治大学農学部卒になります。
出身高校は?
愛媛県立南宇和高校は、愛媛県愛南町にある公立高校で、明治40年(1907年)南宇和郡立水産農業学校として創立されました。
普通科と農業科を有し、南宇和郡内で唯一の高校です。
全国高校サッカー大会や高校総体常連校のサッカー部を始め、野球部、陸上部など歴史のある部活動が多く、全国レベルの活躍をしています。
石川秀夫氏も陸上部に所属していたそうです。
地元の愛媛大学をはじめ国公立大学や私立大学などへ進む割合が卒業生の半数以上おり、大学進学率が高い学校です。
出身大学は?
明治大学は、1881年(明治14年)に3人の若き法律家によって誕生した明治法律学校をルーツにして、2021年には創立140周年を迎えました。
東京を中心とした4つの都心型キャンパスに10学部・16研究科を擁し、日本国内に限らず世界52の国・地域から3万人以上の学生が集まる総合大学です。
関東地方の難関私立大学群を示すGMARCHのMにあたる難関私立大学として有名ですが、就職実績だけでなく、部活動、オシャレな施設などが多くの受験生に人気の大学です。
石川秀夫氏は明治大学生田空手部主将をされていたので、生田キャンパス(農学部、理工学部の教育拠点)で過ごされていたのでしょう。
石川秀夫/愛南町長選挙の家族は?
石川秀夫氏のご家族の情報については確認できませんでした。
ご本人のフェイスブックに「娘」と表記された写真があるので、娘さんがいらっしゃると思われます。
石川秀夫/愛南町長選挙の年収は?
石川秀夫氏の前職は愛南町議会議員です。
愛南町の公式HPの情報から年収をまとめていきます。
期末手当:597,300円(3.30月分)
年収:2,172,000円+597,300円=2,769,300円
阿南町議会議員を務められていた際の年収は約276万9千円と予想されます。
石川秀夫氏は農業もされていますが、議員報酬以外の収入についての情報は確認できませんでした。
石川秀夫/愛南町長選挙の実績や評判は?
石川秀夫氏は愛媛県議会議員選挙を2回落選した経験があります。
その2回目県議選は、1期目の愛南町議会議員任期中の出馬だったようですから、県議への思いも強かったと推察します。
実際に、2回目県議選での得票数は1回目よりも約1,000票伸びており、支援者の広まりを印象付けました。
今回の町長選も、町議会議員の任期途中での出馬ですが、今期で退任を表明している現職の清水町長の継承者という立場にあり、現町政運営を支持する市民からの支援は固いと思われます。
石川秀夫/愛南町長選挙の公約は?
石川秀夫氏の今回の町長選挙での公約は確認できませんでした。
告示日出陣式では以下のような点を挙げていましたので、これが石川秀夫氏が目指す町政運営の原点ではないかと思われます。
防災に強いまちづくりを進める
住宅耐震化工事の無償化
公共インフラの高台移転
南海トラフ発生時には四国愛媛も甚大な被害が想定されており、8月に「南海トラフ臨時地震情報」が出された後、防災対策は首長として喫緊の課題になっているという印象です。
石川秀夫/愛南町長選挙の立候補した理由は?
今回の愛南町長選挙については、まず昨年末に現在4期中の清水町長が今季での引退を表明しています。
その後5月に元教育長の中村氏が出馬表明し、石川秀夫氏は8月に以下の通り発言し清水町長の後継者候補であることを強調しながら出馬表明をしました。
「清水町長からご支援を頂ける運びとなり選挙戦を戦える体制が整ってきため出馬を決断した。人口減少、来るべき南海トラフ地震への備え、高速道路延伸にともなう町づくりを進める」
石川秀夫氏の今回の出馬は、現町政運営の継承を確約することで支援者の理解を得ているのではないかと思われます。
石川秀夫/愛南町長選挙の選挙結果は?
石川秀夫氏はこれまで、愛媛県議会議員選挙、愛南町議会議員選挙に立候補されています。
2015年4月12日投票日、愛媛県議会議員選挙。投票率72.65%、得票数3,834票を獲得し落選。
2017年4月9日投票日、愛南町議会議員選挙。投票率74.02%、得票数1,078票を獲得し当選。
2019年4月7日投票日、愛媛県議会議員選挙。投票率68.75%、得票数4,762票を獲得し落選。
2021年4月11日投票日、愛南町議会議員選挙。投票率73.87%、得票数824票を獲得し当選。
石川秀夫氏は2回の県議選の落選、そして2回の町議選の当選の経験があります。
4回の選挙活動の経験が、初めての町長選挙にどのように生かされるのか、大いに期待されます。
石川秀夫/愛南町長選挙の引退の可能性は?
石川秀夫氏の引退についての情報は確認できませんでした。
石川秀夫氏の町長選への挑戦は今回が初出馬です。
これまで県議会議員選挙、町議会議員選挙をそれぞれ2回経験されていることから政治活動に熱意をもっておられるという印象です。
個人的見解にはなりますが、今回落選となっても再び政界への挑戦はされるのではないかと思います。
まとめ
愛南町長選挙には、石川秀夫氏のほかに元教育長の中村維伯氏が立候補を表明しています。
愛南町は人口の減少と高齢化が著しく進んでいて、2人の候補とも人口減少対策や防災力の強化などを訴えています。
石川秀夫氏は現町長の後継者として現町政の継承を確約し、中村氏は「良い政策は引き継ぎ変えるべきものは変える」と明言したことから、有権者に対して現町政運営への是非を強調している印象があります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。