任期満了に伴う松本市長選(2024年3月10日告示、3月17日投開票)で、臥雲義尚氏が出馬の意向を表明しました。
こちらのページでは、臥雲義尚氏の
・経歴
・家族
・年収
・選挙結果
などについて記事を書いていきます。
臥雲義尚/松本市長選挙の経歴は?
臥雲義尚氏のプロフィールを簡単にまとめてみました。
名前 | 臥雲義尚(がうんよしなお) |
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生年月日 | 1963年4月21日 |
出身地 | 長野県松本市 |
最終学歴 | 東京大学卒業 |
職業(前職) | NHK政治部→松本市長 |
趣味 | 野球のコーチ&観戦、ノンジャンルの読書 |
臥雲義尚氏は1963年に長野県松本市で生まれ、高校卒業後、駿台→早大を経て、2浪の末に東京大学に入学しています。
東京大学時代には野球部に入部し、内野手として神宮大会に出場しています。
東京大学を卒業後はNHKに入局し、政治記者や解説委員として活躍しました。
2015年にNHKを退職し、2016年に初めて松本市長選に出馬しましたが、現職に敗れました。
2020年に再び松本市長選に挑戦し、初当選を果たしています。
また、曾祖父は明治時代の発明家・臥雲辰致氏です。
臥雲義尚/松本市長選挙の学歴は?
臥雲義尚氏が卒業した高校は長野県松本深志高等学校、卒業した大学は東京大学と記載がありました。
出身高校は?
長野県松本深志高等学校は長野県松本市に所在する公立の高等学校であり、卒業生には元長野県知事の田中康夫さんなどがいらっしゃいます。
部活では特に放送委員会制作班が有名であり、NHK杯全国高校放送コンテスト テレビドキュメント部門にて複数回優勝・準優勝した記録を持つ強豪です。
出身大学は?
臥雲義尚氏が入学した東京大学は、1877年に設置された国立大学です。
日本を代表する大学としては最も有名であるといってもよく、欧米諸国の諸制度に倣った、日本国内で初の近代的な大学として知られています。
企業から見た大学評価も周知のとおりトップクラスであり、2021年日本経済新聞社と日経HRが実施した、「企業の人事担当者からみたイメージ調査」(全上場企業と一部有力未上場企業4,850社の人事担当者を対象に、2019年4月から2021年3月までの間に採用した学生から見た大学のイメージなどを聞いた調査)において、東京大学は、「全国総合」で788大学中、第4位にランキングされています。
臥雲義尚/松本市長選挙の家族は?
家族構成についてですが、臥雲義尚氏のホームページにて、「特別支援教育に携わる妻、長男夫婦と孫、次男、♀猫2匹」との記述がありました。
ご家族それぞれのお名前等の詳細の情報は見当たりませんでした。
臥雲義尚/松本市長選挙の年収は?
臥雲義尚氏はこれまで松本市長を1期務めています。
参考として、松本市長の給与月額は1,027,000円との記載がありました。
(参照:制度・給与 – 松本市ホームページ)
このことから、松本市長の給与を年収に換算すると、
期末手当が年間の支給割合で3.35ヶ月分=3,440,450円支給されますので、おおむねの年収は合計で15,764,450円の計算となります。
臥雲義尚/松本市長選挙の実績や評判は?
臥雲義尚氏は先述の通り、直近では松本市長を務めています。
市長時代の仕事として、性的少数者(LGBTなど)の同性カップルが婚姻と同等の扱いを受けられる「パートナーシップ宣誓制度」について、2021年4月の導入を目指し、実現させました。
臥雲義尚氏の2020年当時のマニフェストでは、市役所の新庁舎建て替え問題については、面積を拡大しての現地建て替えに反対し、各地へ分散化・分権化をすべきとしています。
また、臥雲義尚氏は「ジセダイトーク」というイベントを定期的に実施しています。
「ジセダイトーク」とは、臥雲義尚氏が松本市長に就任する前から開催している、松本の今と未来を語り合うイベントのことです。
臥雲氏がさまざまな分野のゲストを迎えて、松本の魅力や課題、変革や創造について対話します。参加者も自由に発言や質問ができる、オープンな場として、これまでに、障害者の教育や社会参加、東京一極集中の打破、コロナ禍の新しい暮らし、などのテーマで、市民や有識者と議論の場を設けてきました。
こうしたイベントなどの実施や参加への積極的な姿勢は、臥雲氏の市政の一環と言えるでしょう。
一方で、2016年の市長選挙(落選時)には、NHKの機材や版権映像をNHK在籍時代の同僚社員から提供を受け無断で使用し、選挙活動に利用したことが発覚し、NHKから抗議を受けたことがあります。
また、市長時代の2020年のコロナ禍で、市民や飲食店に飲食の自粛を呼びかけながら、副市長や市幹部と長時間の忘年会を開いたことが批判されたこともありました。
臥雲義尚/松本市長選挙の公約は?
臥雲義尚氏の今回の市長選に向けての公約は2月上旬時点ではまとまった形での公開はされていません。
参考として、2020年市長選挙出馬当時の政策がホームページには掲げられています。
交通・まちづくり:道路建設・レーン増設による渋滞緩和と再設計、JR松本駅の再開発による交通ターミナル機能の整備など
産業・経済:松本城の外堀復元事業を完成、「分散型再生可能エネルギー発電」の普及、東京圏との賃金格差の是正など
防災・SDGs:市街地における無電柱化の推進や地域に行き届く非常電源の配備、必要数の特別養護老人ホームを整備、「同性パートナーシップ証明制度」の導入など
市役所・住民自治:公文書管理のデジタル化、職員の採用・人事制度・研修方法のあり方を見直し、脱縦割り・ボーダーレス・官民連携など
市政の課題に脱炭素化やDX(デジタル技術による変革)推進などを挙げ、市内各所に行政機能を分ける『分散型市役所構想』などといった方針を示すことを表明しています。
また、0歳から18歳までの子どもの医療費の無償化や副市長に女性を初めて起用すること、市内の各地区に設置している「地域づくりセンター」を中心に職員の数を増やすことで行政サービスを強化したいといった内容も表明しています。
臥雲義尚/松本市長選挙の立候補した理由は?
臥雲義尚氏は松本市長選出馬において、市議会12月定例会の本会議以下のように語っています。
「地域の現場で働く職員を倍増し、地元第一の市役所づくりを推し進める」
(参照:松本市長選 現職・臥雲氏が再選へ出馬表明 | 政治・経済 | 株式会社市民タイムス)
今回の松本市長選に向けては、主に子育て世代のさらなる経済的負担軽減、幅広い要職への女性起用のほか、身近な場所での行政サービス提供といった政策を出馬表明時でも強調しています。
新型コロナウイルス禍を通じて新時代を見据えた総合計画を1期目で前進させ、2期目でさらなる実現に向けて強調していきたいという思いを持って出馬に至ったものと考えられます。
臥雲義尚/松本市長選挙の選挙結果は?
過去、臥雲義尚氏は松本市長選に2回出馬しています。
過去出馬した選挙の結果は以下の通りです。
松本市長選挙 (2016年03月13日) |
投票率49.89% 得票数:35,850 票[落選] |
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松本市長選挙 (2020年03月15日) |
投票率48.38% 得票数:36,357 票[当選] |
臥雲義尚/松本市長選挙の引退の可能性は?
臥雲義尚氏の引退の可能性について調べてみましたが、引退についての情報は得られませんでした。
長年長野県松本市で活動を続けており、市政への強い思いを考慮すると、現時点で引退を考えている可能性はないと思います。
まとめ
地元長野県松本市を中心に活動基盤を築き上げてきた臥雲義尚氏。
現段階で松本市長選挙には臥雲義尚氏のほかに、会社社長の上條邦樹氏、元信越放送専務の菱山晋一氏、元衆院議員秘書の赤羽俊太郎氏が立候補を表明しています。
市長を4年間務めた実績のある臥雲義尚氏が今回の対立候補に対してどこまで支持を拡大できるかが鍵であると思われます。
最後までお読みいただきありがとうございました。