任期満了に伴う岩手県知事選(2023年8月17日告示、8月25日投開票)で、達増拓也氏が出馬の意向を表明しました。
こちらのページでは、達増拓也氏の
・経歴
・家族
・年収
・選挙結果
などについて記事を書いていきます。
達増拓也/岩手県知事選挙の経歴は?
岩手県の達増拓也知事(58)は22日の県議会本会議で、9月の任期満了に伴う知事選に5選を目指して出馬する意向を表明しました。 https://t.co/U9MSoBFy4R
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) February 22, 2023
達増拓也氏のプロフィールを簡単にまとめてみました。
名前 | 達増拓也(たっそたくや) |
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生年月日 | 1964年6月10日 |
出身地 | 岩手県盛岡市 |
最終学歴 | 東京大学法学部卒業 |
職業(前職) | 国家公務員(外交官) |
趣味 | 合唱、テニス |
達増拓也氏は1964年に岩手県盛岡市で生まれ、高校卒業後、東京大学法学部に入学しています。
大学を卒業したのちは、外務省に入省し、1991年3月にジョンズ・ホプキンズ大学国際研究高等大学院(SAIS)を修了。
在米大使館書記官や在シンガポール日本国大使館二等書記官などの職務を経て、退官後に1996年の第41回衆議院議員選挙に新進党から出馬し、初当選を果たしました。
その後、連続4期当選したのち、平成19年の岩手県知事選挙に立候補。見事初当選を果たし、現在は4期目を務めています。
達増拓也/岩手県知事選挙の学歴は?
達増拓也氏が卒業した高校は岩手県立盛岡第一高等学校、卒業した大学は東京大学法学部と記載がありました。
出身高校は?
岩手県立盛岡第一高等学校は岩手県盛岡市に所在する県立の高等学校です。
卒業生には言語学者の金田一京助さん、詩人の宮沢賢治さんがおり、言語学・文学に秀でた卒業生を多く輩出している高校としても知られています。
出身大学は?
達増拓也氏が入学した東京大学は、1877年に設置された国立大学です。
東京大学には、約28,000人の大学生・院生が在籍しており、多様なバックグラウンドを持った学生が集まっています。キャンパスは東京都内にあり、全3キャンパスで構成されています。
キャンパスごとで研究内容の異なるキャンパス分立体制を取っており、学部ごとにキャンパスを分立することの多い他の大学と比べると珍しい形態です。
大学評価の世界的指標の一つである、クアクアレリ・シモンズによる「QS世界大学ランキング 2022」における総合評点の世界順位は23位であり、国内大学中では第1位の評価を受けています。
達増拓也/岩手県知事選挙の家族は?
家族構成についてですが、奥様は2012年の衆議院議員選挙にも出馬した達増陽子さん。
奥様以外のご家族それぞれのお名前等の詳細の情報は見当たりませんでした。また、お子様についての記述はありませんでした。
ちなみに、2012年度にはベスト・ファーザー:イエローリボン賞(政治部門)を知事任期中に受賞しており、良き父親としてのイメージも評価されています。
達増拓也/岩手県知事選挙の年収は?
達増拓也氏はこれまで岩手県知事を4期務めています。
参考として、岩手県知事の給与月額は1,230,000円との記載がありました。
(参照:岩手県 – 令和4年度人事行政の運営等の状況の公表について)
このことから、岩手県知事の給与を年収に換算すると、
期末手当が年間の支給割合で1.625ヵ月×2回分=3,997,500円支給されますので、おおむねの年収は合計で18,757,500円の計算となります。
これらの知事報酬に加えて、給与所得と講演料などの雑所得をあわせて、2022年度の所得は1892万円余りであることを公表しています。
(参照:所得公開 知事は1890万円余 県議の平均は1220万円|NHK 岩手県のニュース)
達増拓也/岩手県知事選挙の実績や評判は?
達増拓也氏は先述の通り、直近では岩手県知事を務めています。
過去、1996年の第41回衆議院議員総選挙に新進党から出馬して初当選した際は、当時「小沢チルドレン」と呼ばれていた同党初当選議員のなかでも小沢一郎氏の最側近の一人として活動していました。
小沢氏の地盤ではなかった県北部の岩手県第1区で4回連続当選を飾るなど、「小沢学校の優等生」と呼ばれていたほど、岩手県下での知名度は当時から高かったようです。
岩手県知事の仕事としては、初当選を果たした年に基礎的財政収支を5億円の黒字とし、県債残高を縮減させるなど財政管理への注力に定評があり、防災・企業誘致・農林水産業の振興・地域医療の確保などに、限られた財源を「選択・集中」する考えを強調しています。
また、文化的な側面としては、漫画やサブカルチャーの促進に明るい事でも知られており、マンガを活用して地域振興を目指す「いわてマンガプロジェクト」を立ち上げています。
景観、おもてなしの心などのソフトパワーを掘り起こし、その魅力を内外に発信しようと県が取り組む地域振興プロジェクトの一環として、『コミックいわて』の責任編集者として発刊・発売に携わっています。
(参考:岩手県 – いわてマンガプロジェクト)
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達増拓也/岩手県知事選挙の公約は?
達増拓也氏のホームページには地元岩手県盛岡市を活性化させるための政策が掲げられています。
01.人口減少対策「生きにくさ」を「生きやすさに」
02.GX(グリーン・トランスフォーメーション)とDX(デジタル・トランスフォーメーション)
03.東日本大震災津波からの復興と非常事態への備え
04.広域地域振興と市町村との連携
市政の課題に策定中のいわて県民計画の実現を挙げ、県のミッションを示す『いわて”エンパワー”政策』といった方針を示すことを表明しています。
また、達増氏自らのブログにおいては2019年時点で、2023年までの政策マニフェスト「希望マニフェスト2019-2023 幸福を守り育てる希望郷いわて―復興と地域振興―」を公表しています。
(参照:希望マニフェスト2019-2023 | 岩手県知事・たっそ(達増)拓也ブログ)
達増拓也/岩手県知事選挙の立候補した理由は?
達増拓也氏は岩手県知事選出馬において、2月22日、開会中の県議会にて以下のように語っています。
(参照:岩手県の達増拓也知事が5選出馬へ 県議会で意思表明、与野党対決の構図へ – 産経ニュース)
今回の岩手県知事選に向けては、主に「策定中のいわて県民計画第2期アクションプランを自ら主導して実現するため」であることを理由に、その実現に向けてのプランを会見やその他SNSでも強調しています。
自身が長年掲げてきた、長期に渡る政策の実現を引き続き成し遂げたいという思いを持って出馬に至ったものと考えられます。
達増拓也/岩手県知事選挙の選挙結果は?
過去、達増拓也氏は衆議院議員選に4回、岩手県知事選挙に4回出馬しています。
過去出馬した選挙の結果は以下の通りです。
衆議院議員選挙 (1996年10月20日投票) |
岩手1区 67,420 票(当選) |
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衆議院議員選挙 (2000年6月25日投票) |
岩手1区 74,835 票(当選) |
衆議院議員選挙 (2003年11月9日投票) |
岩手1区 91,025 票(当選) |
衆議院議員選挙 (2005年9月11日投票) |
岩手1区 95,109 票(当選) |
岩手県知事選挙 (2007年4月8日投票) |
454,135 票(当選) |
岩手県知事選挙 (2011年9月11日投票) |
438,975 票(当選) |
岩手県知事選挙 (2015年8月20日投票) |
無投票(当選) |
岩手県知事選挙 (2019年9月8日投票) |
402,803 票(当選) |
達増拓也/岩手県知事選挙の引退の可能性は?
達増拓也氏の引退の可能性について調べてみましたが、引退についての情報は得られませんでした。
長年岩手県で活動を続けており、5期に向けた県政への強い思いを考慮すると、現時点で引退を考えている可能性はないと思います。
まとめ
地元岩手県を中心に4期の間、長年活動基盤を築き上げてきた達増拓也氏。
現段階で岩手県知事選挙には達増拓也氏のほかに、元岩手めんこいテレビアナウンサー・元岩手県議会議員の千葉絢子氏が立候補を表明しています。
対抗相手となる千葉氏は、岩手県下でアナウンサーや議員としての活動を長年行っており、女性首長への期待を持たれる知名度の高さが強みです。
これまでの4期務めた知事としての実績ある達増拓也氏が、今回も引き続き支持を拡大できるかが鍵であると思われます。
最後までお読みいただきありがとうございました。