任期満了に伴う佐賀県知事選挙(2022年12月1日告示､12月18日投開票)に新人の上村泰稔氏が当選を目指して立候補する意向を表明されていますので上村氏に関する情報をまとめています。
上村泰稔氏の
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・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
上村泰稔/佐賀県知事選挙の経歴や家族は？
| 名前 | 上村泰稔(かみむらやすとし) |
|---|---|
| 生年月日 | 1965年5月4日 |
| 出身地 | 福岡県北九州市 |
| 最終学歴 | 佐賀大学理工学部中退 |
| 職業(前職) | 日本共産党佐賀県委員会 書記長 |
| 趣味 | (不詳) |
上村泰稔氏は北九州市の生まれで、福岡県立戸畑高等学校卒業後、佐賀大学理工学部に進まれますが、中退されました。
その後、日本共産党に入党し、県東部地区委員会委員長、県委員会書記長などを歴任。衆参合わせ、国政選挙に計8回立候補しました。
現在は日本共産党佐賀県委員会書記長を務められています。
今回の知事選挙は現職の山口祥義氏(自由民主党・公明党推薦)と上村氏(日本共産党)との一騎打ちとなりました。
上村氏は知事選挙への立候補は今回が初めてです。
選挙ドットコム：佐賀県知事選挙に立候補 上村泰稔（かみむら・やすとし）氏の経歴・政策まとめ
上村泰稔/佐賀県知事選挙の学歴は？
上村泰稔氏の学歴は、福岡県立戸畑高等学校卒業、佐賀大学理工学部中退です。
出身高校は？
福岡県立戸畑高等学校は、福岡県北九州市内の学校です。
1936年に開校した「福岡県戸畑中学校」(旧制中学校)を前身としています。生徒は男子のみでした。
1948年に学制改革により現在の名称となり、同時に男女共学となります。1949年に戸畑市立女子高等学校を統合しました。
大半の生徒が地元の大学や短大に進学します。一部の生徒は専門学校に進学し、ごく一部が公務員などに就職しています。
また、部活動が盛んな学校として知られていて、中でも野球部と陸上部の活躍は顕著とのことです。
野球部は春・夏あわせて8回甲子園出場を成し遂げています。
【参考】戸畑高校ってどんな高校？小倉南区にある武田塾下曽根校が徹底解説！
出身大学は？
佐賀大学は、佐賀県佐賀市に本拠を置く国立大学です。
2003年に佐賀大学と佐賀医科大学とを統合して、新「佐賀大学」が設置されました。
上村氏が通われていたのは統合前の旧「佐賀大学」で、こちらは1949年に旧制の佐賀高等学校、佐賀師範学校、佐賀青年師範学校を包括し、文理学部、教育学部の2学部の新制大学として発足しました。
その後、学部構成の変更・拡充が相次ぐわけですが、上村泰稔氏が在学されていた理工学部は、1966年の文理学部の改組により、経済学部、教養部と時期を同じくして設置されました。(文理学部は1972年に廃止)
一方、旧「佐賀医科大学」は1974年に佐賀大学内に「国立医学教育機関創設準備室」が設置されたことが起源です。その後1976年に「佐賀医科大学」として開学しました。
現在の佐賀大学は以下のとおりの構成となっていて、実学重視の気風が窺えます。
【学部(学科等)】
文化教育学部(学校教育課程、文化教育課程、人間環境課程、美術・工芸課程)
芸術地域デザイン学部(芸術表現コース、地域デザインコース)
経済学部(経済学科、経営学科、経済法学科)
医学部(医学科、看護学科)
理工学部(数理サイエンスコース、知能情報システム工学コース、情報ネットワーク工学コース、生命化学コース、応用化学コース、物理学コース、機械エネルギー工学コース、メカニカルデザインコース、電気エネルギー工学コース、電子デバイス工学コース、都市基盤工学コース、建築環境デザインコース)
農学部(生物資源学科 – 生物科学コース、食資源環境科学コース、生命機能科学コース、国際・地域マネジメントコース)
【大学院】
※琉球大学、鹿児島大学と連合して鹿児島大学大学院連合農学研究科も形成。
【参考】みんなの大学情報 佐賀大学
上村泰稔/佐賀県知事選挙の家族は？
2022年6月24日付の佐賀新聞「＜参院選さが2022＞候補者の横顔」で、上村泰稔氏について次のとおり開設されていました。
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冷静な受け答えが印象的だが、家族の話題になると表情が緩む。新潮社の新人文学賞を受賞した大学生の長女裕香さんと、受賞作について「あーでもない、こーでもないと語り合ったのが楽しい思い出」。妻との買い物も大切な触れ合いの時間だという。
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同じ記事でご長男がおられることも示唆されていました。
上村泰稔/佐賀県知事選挙の年収は？
上村泰稔氏は日本共産党佐賀県委員会の書記長をされていますが、同職の年収等についての情報は見付かりませんでした。
ただ、党中央幹部の年収は1,000万円以上との記事が見付かりました。
産経新聞の記事なので日本共産党への偏見に注意が必要ですが、地方幹部の年収は1,000万円未満とはいえそうです。
2人のお子様を育てられたので年収は300万円以上1,000万円未満というところでしょうか。
【参考】産経新聞記事 : 幹部の収入を暴露！ 日本共産党の元党員の私が20の疑問に答えます 篠原常一郎
上村泰稔/佐賀県知事選挙の実績や評判は？
日本共産党や特定のテーマを掲げた団体の候補者の特徴として、特定のテーマに絞った主張をしがちとの印象を筆者は受けていますが、上村泰稔氏は広い目配りが利いていると感じられました。
SNSを駆使している印象はないものの、政策をわかり易く発信されていると思います。
この辺りが党の候補者を続けて来られた理由かも知れません。
上村泰稔/佐賀県知事選挙の公約は？
冒頭の選挙ドットコムの記事のとおり、上村泰稔氏は、佐賀空港の軍事化反対、原子力発電所の即時停止・再稼働阻止、再生可能エネルギーの推進、学校給食費の無料化等で親の負担を軽減、正規労働者として働ける職場確保、中小企業へ国からの財政支援を要求、九州新幹線西九州ルートは在来線を活用したリレー方式の運行、などを政策とされています。
今回の知事選挙は現職の山口祥義氏(自由民主党・公明党推薦)と上村泰稔氏(日本共産党)との一騎打ちであり、2期8年の山口県政への評価や、陸上自衛隊の輸送機であるオスプレイの佐賀空港への配備計画の是非が争点となる模様です。
最近の参議院議員選挙の時の政治的スタンスを確認できるページがありました。
共産党の地方幹部としての立場を反映した内容になっているものの、イデオロギーに固執している様子はなく、現実的に一般的なリベラル派と協調していける印象を受けました。
【参考】選挙区 佐賀 参院選2022 候補者プロフィル 上村泰稔氏
上村泰稔/佐賀県知事選挙の立候補した理由は？
「危険なオスプレイを県民の審判なしにこのままずるずると認めていいのか」との思いで、現職の山口祥義氏の3選を阻止することが報道では強調されています。
多分それが最大の理由と思われますが、他の政策も具体的に詰められている模様です。
上村泰稔/佐賀県知事選挙の選挙結果は？
上村泰稔氏は国政選挙に1996年以来、計8回立候補されています。当選はありません。
詳しくは以下のとおりです。
最近では今年の7月の参議院議員選挙に立候補されていますが、選挙全般としては6年ぶり、選挙区からの立候補は9年ぶりでした。
佐賀県知事選挙への立候補は今回が初めてです。
【衆議院議員選挙 小選挙区 佐賀1区】
| 投票日1996年10月20日 | 原口 一博(新人)(民主党) 62,515票(当選) 坂井 隆憲(前職)(自由民主党) 60,286票(落選) 緒方 克陽(新人)(社会民主党) 27,514票(落選) 上村 泰稔(新人)(日本共産党) 7,670票(落選) 木村 隆(新人)(自由連合) 2,493票(落選) |
|---|---|
| 投票日2000年 6月25日 | 坂井 隆憲(元職)(自由民主党) 70,155票(当選) 原口 一博(前職)(民主党) 62,932票(落選) 緒方 克陽(新人)(社会民主党) 30,018票(落選) 上村 泰稔(新人)(日本共産党) 7,173票(落選) 永井 孝(新人)(自由連合) 1,612票(落選) |
【参議院議員選挙 佐賀選挙区】
| 投票日2001年 7月29日 | 陣内 孝雄(前職)(自由民主党) 253,837票(当選) 藤野 靖裕(新人)(民主党) 90,749票(落選) 上村 泰稔(新人)(日本共産党) 28,607票(落選) 深川 康裕(新人)(自由連合) 17,551票(落選) |
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【衆議院議員選挙 小選挙区 佐賀1区】
| 投票日2003年11月 9日 | 原口 一博(前職)(民主党) 70,271票(当選) 福岡 資麿(新人)(自由民主党) 66,446票(落選) 柴田 久寛(新人)(社会民主党) 8,315票(落選) 上村 泰稔(新人)(日本共産党) 4,977票(落選) |
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【衆議院議員選挙 小選挙区 佐賀2区】
| 投票日2012年12月16日 | 今村 雅弘(前職)(自由民主党) 70,767票(当選) 大串 博志(前職)(民主党) 63,208票(比例復活当選) 上村 泰稔(新人)(日本共産党) 5,618票(落選) |
|---|
【参議院議員選挙 佐賀選挙区】
| 投票日2013年 7月21日 | 山下 雄平(新人)(自由民主党) 223,810票(当選) 青木 一功(新人)(民主党) 83,447票(落選) 上村 泰稔(新人)(日本共産党) 30,920票(落選) 中島 徹(新人)(幸福実現党) 8,067票(落選) |
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【参議院議員選挙 比例区(日本共産党)】
【参議院議員選挙 佐賀選挙区】
| 投票日2022年 7月10日 | 福岡 たかまろ(現職)(自由民主党) 218,425票(当選) 小野 つかさ(新人)(民主党) 78,802票(落選) 稲葉 つぎお(新人)(参政党) 18,008票(落選) 上村 泰稔(新人)(日本共産党) 13,442票(落選) マキシ 雄一(新人)(NHKから国民を救う党) 6,383票(落選) |
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上村泰稔/佐賀県知事選挙の引退の可能性は？
上村泰稔氏は国政選挙に1996年以来、計8回立候補されていますが、当選はありません。
最近では今年の7月の参議院議員選挙に立候補されていますが、選挙全般としては6年ぶり、選挙区からの立候補は9年ぶりでした。
本人として、本務は日本共産党佐賀県委員会書記長で、役職上の責任を取って国政選挙や知事選挙に立候補されているのではないかと感じられます。
党の役職は地方の重役と思われ、その道では引退は当分ないものと思われます。
選挙に当選されたならば、57歳と政治家としては比較的若いご年齢なので、これも引退は当分考えられません。
まとめ
2022年6月24日付の佐賀新聞「＜参院選さが2022＞候補者の横顔」で、上村泰稔氏について次のとおり解説されていました。
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念頭にあるのは、ロシアによるウクライナ侵攻。子どもを含め多くの命が奪われ、未熟児で生まれた長男を抱き上げた時に感じた命の尊さを思い起こすという。「大切な命をミサイル一発で吹き飛ばしてしまうような戦争はやめさせなければ」と憲法９条を生かした平和外交を訴える。
原爆投下予定地だった北九州市に生まれ、研究者になって核兵器をなくそうと佐賀大理工学部に進学。核兵器使用も辞さない構えを見せるロシアに対し「核を脅しに使うことは絶対に許せない」と語気を強める。
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一方で外交や、今回の知事選挙での政策・考え方は中道左派に通じる所も感じられます。
今回は与党が旧統一教会対応等で多くの弱点を抱えていて、政府批判の受け皿になることが期待されると筆者には思われました。