任期満了に伴う石川県羽咋市長選挙が10月4日に行われます。
告示日は9月27日で、現職は6月定例議会で不出馬を表明しており、現在のところ前副市長の備後克則さんと、市議会議員で前回の市長選に立候補して敗れ翌年の市議選で当選した岸博一さんの新人2人が立候補を表明しています。
今回は、備後克則さんの、
・経歴
・家族
・年収など
について記事をまとめてみたいと思います。
備後克則/羽咋市長選挙の経歴は?
羽咋市長選挙に立候補を表明している備後克則さんの経歴は以下の通りです。
生年月日:1956年1月22日
出身地 :旧羽咋郡邑知町(現羽咋市)
出身校 :羽咋高校(1974年3月)
趣味 :読書、野菜作り、釣り
座右の銘:「日々新たに また日に新たなり」
高校卒業後、羽咋市役所入庁。環境安全課長、企画財政課長、総務部長、参事の要職を経て、2018年6月副市長に就任。2019年4月から羽咋まちづくり株式会社参事、2020年1月から同専務取締役を務めています。
副市長が1年にも満たない短期で終わったのは、就任2ヶ月後の8月に車を運転中老女をはね、けが(重傷)を負わせた疑いで逮捕されたことが原因しているのではないかと推測されます。事故を起こした後の経緯は明らかではありません。
地域では、鹿島路町副町会長、同公民館総務部長を務めています。
備後さんは、今年の8月31日に、市長選挙への立候補を表明しています。
市長戦を睨んでホームページがあります。
備後克則/羽咋市長選挙の家族は?
市役所一筋44年という公務員人生で、家族状況の公表はまったく必要なかったのでしょう。
ホームページでも家族等については一切触れられていません。
備後さんの年齢から推測して、お子さんは既に成人され、結婚されている可能性がありますし、ひょっとしてお孫さんをお持ちかもしれません。
ただ、独身という可能性も否定できませんが。
備後克則/羽咋市長選挙の年収は?
備後さんは公務員退職者ですから、収入は公務員共済組合の退職年金(2015年から厚生年金に統合)と羽咋まちづくり株式会社の専務取締役の報酬だと思われます。
羽咋市は地方の小さな自治体なので給与額も都市部に比べて低く、したがって退職年金額もそう多くはないと思われます。
また、第三セクターの専務取締役報酬も月額数万円程度と予測されます。
退職年金額 約270万円程度
三セク役員報酬 年額80万円
合わせて、350万円になります。
備後克則/羽咋市長選挙の選挙結果や得票率は?
備後克則さんの選挙結果ですが、残念ながら落選という結果になりました。
各得票数は6658票で得票率は49.34%という結果になったようです。
まとめ
報道によれば、羽咋市の市長選挙はこれまで自民県議系2会派(市長派、反市長派)がそれぞれ候補者を擁立し激しい選挙戦を繰り広げてきたそうです。地方都市にはよくある政治構造だと言えます。
しかし今回の市長選挙を前に、市民特に若い人たちの間に「もう派閥選挙の時代ではない」という声が拡がってきており、さらにコロナ禍のなか「今は争うときではない」として候補者一本化を探る動きが出ていたそうです。
また6月定例議会で4選不出馬を表明した現職も、議会後の記者会見の場で「後継は白紙と」強調しながらも、「できることなら一本化して、無競争で選ばれるのが理想で願い」と思いを明らかにしたといいます。
このように「政争のまちが続くのは良くない」という認識が、これまで争ってきた両派にも受け入れられたのでしょう。市議会の2大会派は、8月末に立候補を表明した備後克則さんを統一候補とすることでいったんは合意しました。
しかし、この合意は決裂します。
9月11日に元市議が立候補を表明。翌12日に1期目の現職市議で現職市長と距離を置く自民会派に所属する岸博一さんが、再挑戦したいと立候補の会見を行いました。これで保守分裂、3人による混戦かと思われたのですが、その2日後の14日、元市議と岸博一さんが合同で記者会見を開き、両者協議を行いお互いの政策を理解できたので、元市議が辞退し岸さんが立候補すること明らかにしたのです。
無投票が一転、結局これまで同様、市長後継候補と反市長候補との市を2分する選挙戦ということになりました。
備後克則さんは、自身のホームページで市政運営の考え方、施策、政策も具体的に明らかにしています。「粉骨砕身! 羽咋市の未来のために」がキャッチコピー。企業誘致や「道の駅」黒字化などの行政マンとしての実績を示し「子育てに最適で、高齢者が安心して暮らせる、接続可能なまち」を実現するとして、13項目もの多様な政策を掲げています。
「政争のまち」の選挙では、おうおうにして政策は重要視されません。備後さんの政策に理解が得られるか、交通事故はマイナスに影響していないか、市民の判断が示されます。