任期満了に伴う埼玉県蓮田市長選挙(2022年5月8日告示、5月15日投開票)に新人の山口京子氏が当選を目指して立候補する意向を表明されていますので山口氏に関する情報をまとめています。
山口京子氏の
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・経歴
・学歴
・ご家族
・年収
・実績や評判
・公約
・その他
などについて記事をまとめていこうと思います。
山口京子/蓮田市長選挙の経歴や家族は?
名前 | 山口京子(やまぐちきょうこ) |
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生年月日 | 65歳 |
出身地 | 新潟県 |
最終学歴 | 聖心女子大学教育学科心理学専攻(現心理学科)卒業 |
職業(前職) | 埼玉県議会議員 |
趣味 | (不明) |
山口京子氏は新潟県出身です。
新潟県立三条高等学校卒業を卒業後、聖心女子大学教育学科心理学専攻(現心理学科)を卒業しました。
幼稚園教諭一級免許を取得しています。
卒業後、演劇集団「円」研究所、「夢の遊眠社」、「電劇」に所属して演劇活動をされていました。
蓮田中央小学校PTA副会長もされています。
政治家としては、1999年蓮田市議会に初当選ですので、40歳前半にデビューとなります。5期20年間務めました。
民生文教委員長を2回、市議会議長、蓮田市監査委員も務ています。
市議会議長は蓮田市としては初めての女性議長だったそうです。
2018年3月まで、聖心女子専門学校保育科非常勤講師でもありました。
2019年に埼玉県議会議員に初当選し、3年在籍していました。県議会文教委員会副委員長をされています。
以下の市民団体活動もしています。
・蓮田市交通安全母の会、はすだ観光協会、山ノ神沼を守る会、黒浜沼周辺の自然を大切にする会、蓮田市国際文化交流会、蓮田・白岡ユネスコ協会、蓮田市ハストピアサポーターズ
山口京子/蓮田市長選挙の学歴は?
山口京子氏の学歴は、新潟県立三条高等学校卒業、聖心女子大学教育学科心理学専攻(現心理学科)卒業です。
出身高校は?
新潟県立三条高等学校は、1903年に新潟県立新潟中学校三条分校として設置されました。
1948年に現在の名称に改称されました。
新潟県三条市に所在します。
偏差値ランキングでは新潟県下上位1割に入ります。
出身大学は?
聖心女子大学は東京都渋谷区に本部を置く私立大学です。
沿革は、以下のとおりです。(公式サイト-大学案内-沿革より)
女子教育に対する創立者の前衛的なヴィジョンはその後の時代の変化と社会のニーズに伴い、再確認され、現在では全世界32カ国の150校あまりの聖心に伝えられ、各姉妹校は互いに緊密な交流をはかっています。
日本では1908年に最初の聖心の学校が開校し、次いで1916年には、聖心女子大学の前身となる私立聖心女子学院高等専門学校が開校しました。
第2次世界大戦を挟んで、聖心女子大学は、1948年4月、新学制の実施に伴い、日本における最初の新制女子大学の一つとして発足しました。
当初は4学科で発足しましたが、時代の要請にあわせて着実な歩みと発展を続け、現在では、学部に8学科2専攻および副専攻、大学院修士課程/博士前期課程に6専攻、博士後期課程に3専攻を設置しています。
リベラル・アーツの大学であるため、学部は現代教養学部の1学部に以下の8学科2専攻が配されていて、卒業生は、それぞれの学科の学士を名乗れます。
・英語文化コミュニケーション学科 ・日本語日本文学科 ・哲学科 ・史学科
・人間関係学科 ・人間関係学科 ・心理学科
・教育学科(教育学科教育学専攻、教育学科初等教育学専攻)
山口京子/蓮田市長選挙の家族は?
山口京子氏のご家族についての直接の情報は見つかりませんでした。
蓮田中央小学校PTA副会長や、蓮田市交通安全母の会の活動をされていたので、ご子息かご息女がおられるのではと思われます。
山口京子/蓮田市長選挙の年収は?
埼玉県のホームページ上に「埼玉県の給与・定員管理等」が公開されています。
県議会議員の報酬は「5.特別職の報酬等の状況」(2020年度)に掲載されていて、ここから山口京子氏の埼玉県議会議員としての年収は基本的には14,275,800円と推測できます。(通勤手当等を除く)
内訳は以下のとおりです。
期末手当:927,000円/月 × 3.40か月 = 3,151,800円
山口京子/蓮田市長選挙の実績や評判は?
山口京子氏は、蓮田市議会議員での最後の3期はトップでの当選が続き、女性として初めての同市議会議長等を歴任。県議会議員にも順調に当選して、間もなく文教委員会副委員長をされています。
評判は上々といえるでしょう。
大学時代に教育学科心理学専攻だったことを役職にも遺憾なく生かしているように思われます。
埼玉県議会では2021年12月に以下の質問をされていました。
2.北朝鮮による拉致被害者を全員救出するために。
3.子供医療費の助成(少子化対策含む)
4.セラピードッグについて
5.認知症行方不明者の対応について
6.学校における食育と食品ロス削減について
1)学校における食育の推進について
2)食品ロス削減の推進について
7.地元問題について
1)県道上尾蓮田線の整備について
2)高虫西部地区産業団地について
山口京子/蓮田市長選挙の公約は?
毎日新聞の報道によると、「二人三脚でやってきた中野市政を受け継ぎ、新型コロナ対策や地下鉄7号線の蓮田延伸、福祉の充実などに取り組みたい」とのことです。
公式サイトには、直近に以下の課題に取り組む旨、記されていました。
・SDGS17目標の実現
・地下鉄7号線蓮田延伸の早期実現
・子育て支援の強化
・立地を生かしたまちづくり
また、以下の政策が掲載されていました。
・埼玉・群馬・新潟3県構想の推進(防災協定の次なる施策)
・県道の整備推進
・蓮田駅西口第一種市街地再開発事業の完成
・新蓮田SA整備事業の完成とスマートインターチェンジ上下出入口の推進
・高虫西部地区産業団地整備事業の推進
・JR宇都宮線最終電車のダイヤ改正
・警察署・交番の誘致
・治水(綾瀬川沿線の整備促進・元荒川の浚渫の推進・磯川の整備)
・農業の振興
■豊かな自然環境の持続をめざして
・緑のトラスト11号地・黒浜沼の保全整備
・黒浜(雅楽谷の森・日野手緑地を含む)東埼玉病院公園整備の推進
・山ノ神沼の周辺整備と水質改善
・自然(地熱)エネルギーの推進
・見沼代用水ヘルシーロードの整備
■子育て・教育・地域力の向上をめざして
・子ども医療費助成制度(県負担分)の拡大
・幼児教育保育事業の充実と無償化の推進
・障害者の地域生活支援の推進
・文化芸術の振興と推進(総合文化会館ハストピアの充実)
・公立学校体育館にエアコンの設置(災害避難所の視点からも)
・在宅医療・在宅介護事業の推進・支援
・黒浜貝塚整備事業の完成
■県道整備
山口京子/蓮田市長選挙の立候補した理由は?
毎日新聞の報道によると、4期で引退表明した中野和信市長から要請を受け、立候補を決断したとのことです。
山口京子/蓮田市長選挙の選挙結果は?
山口氏は蓮田市議会議員を1999年の初当選以来5期務め、2019年埼玉県議会選挙で初当選し、1期目です。自民党所属です。
詳しくは以下のとおりです。初当選の1999年については詳しい情報が見つかりませんでした。
トップでの当選が続いていることがわかります。
【蓮田市議会議員選挙】
2003年4月27日 1,825.990票(無所属) -3位<当選>(定数:22 候補者:27 投票率:57.45%)
2007年4月22日 2,123.930票(無所属) -1位<当選>(定数:20 候補者:23 投票率:54.79%)
2011年4月24日 1,987.500票(無所属) -1位<当選>(定数:20 候補者:21 投票率:45.34%)
2015年4月26日 1,818.930票(無所属) -1位<当選>(定数:20 候補者:22 投票率:45.48%)
【埼玉県議会議員選挙(東第5区)】
※全県では定数:93、候補者数:129、投票率:37.93%。
山口京子/蓮田市長選挙の引退の可能性は?
山口京子氏の引退に関する情報は見当たりませんでした。
まだ65歳なので、今後少なくとも5年間は引退を考えにくいと思われます。
まとめ
蓮田市長選挙においては、現職の中野和信市長(76歳)が2021年12月に勇退を表明され、1月14日に 菊池義人氏(蓮田市議)(45歳)、4月1日に山口京子氏(埼玉県議、元蓮田市議)(65歳)、4月3日に北角嘉幸氏(元蓮田市議、医療法人理事)(58歳)、4月4日に福田聖次氏(元蓮田市議、まちづくりコンサルタント)(70歳)が立候補しました。
つまり、菊池氏を除く他の3名は4月1~5日の間に立候補したことになります。
菊池氏は世代交代を訴えられていますので、まずこの点が他の3者との争点になるかも知れません。尤も、他の3者は菊池氏より年長ではあるものの現市長よりは年少ですが。
北角氏と福田氏は現市政の継続ではなく刷新を訴えられていることは、現職市長から要請を受けての立候補した山口氏との政策持論での争点になるでしょう。
福田氏が自身の公式サイトで中野市政の一つを「緑地破壊問題」として市議会で追及した件等を取り上げられていましたが、これについて、山口氏がどのように対応されるかも見どころかも知れません。
山口氏の学歴・経歴に鑑みると、福田氏の主張に共鳴するところがあると思われます。
現市長の中野氏自身も福田氏の主張の一部について、この点については自らの誤りを全面的に認められたわけですから、路線の部分的な見直しはされるでしょう。
理念というよりも市の行政システムの問題だったのかも知れません。
また、各候補のプロフィールも、興味深いと思われます。
福田氏と菊池氏は建築・都市開発に、北角氏は国政上の政策立案が強みのようです。
山口氏はリベラル・アーツの教養主義をバックボーンに持ち、元々は教育等の視座から出発して長年地方自治に関わってこられました。
女子教育を受けた本格的な政治家という横顔の他に、日本には馴染みが薄かったリベラル・アーツや古典的教養を重視した欧米型の政治家の一面を持つ、非常に興味深い方に感じられました。